goo blog サービス終了のお知らせ 

カクレマショウ

やっぴBLOG

小中学生が留年する!?

2004-09-12 | ■教育
文部科学大臣が発表した小中学校の「原級留め置き論」には驚きました。とどまらない学力低下への懸念から出た案なのだろうが、あまりにも意表をついた対策としか言いようがない。

九九を覚えられない子が、留年させられたからといって覚える気になるだろうか。5年生の漢字を全部覚えられなかったからといって、6年生になるのに何か支障があるのだろうか。何より、留年させることで、当の子ども自身にどんなプラスがあるのだろうか。「落ちこぼれ」という言葉はあるものの、日本は国際的に見てもそれほど上下の学力差はないと言われています。

もしかしたら、「留年」はただの飾り物で、勉強をがんばらせるための「ムチ」だと想定しているのかもしれません。しかしそれならなおさら許されないことです。子どもたちを留年というムチで「おどかして」教育するのはもってのほかだと思うからです。

文部科学省には、小中学生の留年などという対処療法的な政策はもうやめにして、たとえば、生涯を通した学習における学校の持つ意味とか、キャリア教育を進めるための環境づくりなど、もっと大局的な政策を打ち出してほしいと強く思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。