
RE Learning(リ ラーニング)代表の秦野 玲子さんが、「月刊公民館」1月号に論考を寄せています。”「講座」センスに磨きを”という特集テーマの一環として、「地域の親和度を高める講座が地域の力に」。

かつて公民館職員・社会教育主事として長く仕事をされてきた秦野さんは、まず、公民館の役割を改めて振り返ってみる。公民館が「地域のお茶の間」であり、「地域の方たちの幸せを増やす(「幸せじゃないこと」を減らす)お手伝い」をするという役割は今も昔も変わっていない。それは、東日本大震災の際に避難所として使われた公民館の様子を見ても明らかである。確かに、ふだんから公民館で顔を見知っている人どうしが多い避難所ほど運営がスムーズだったという話も聞きますね。それは公民館の持つ「集う」という機能に相当します。
では、顔を知っている、あいさつくらいは交わしたことがあるという関係の次のステップ、つまりお互いをもっと知っている関係に進むにはどうしたらいいか。ここで公民館の持つ「学ぶ」という機能に焦点が当たります。ただ、学ぶといっても、学校のように「教える人対多数の参加者」という構図ではお互いを知るという成果を導くことは難しい。そこで秦野さんは、「参加型学習」を勧めます。つまり、公民館で学ぶ人に「「この人たちと一緒にいると楽しい。一緒に何かができたらもっと楽しそうだ」という気持ちになるような講座にする」のです。
後半では、この参加型学習のプログラムの取り入れ方のヒントが具体的にわかりやすく示されています。参加型学習とかワークショップとか、ともすれば「見かけ」だけのものになりがちですが、秦野さんは、どうすれば学ぶ人が講座後もつながっていけるかということを念頭に置いたノウハウを提示してくれています。これは絶対使えます。まさに公民館の持つ3つ目の機能「結ぶ」「つなぐ」ですね。
昨今、青森県内多くの市町村で、公民館をめぐる現状は厳しいものがあるようですが、「防災」という観点からだけでなく、日常的な公民館活動の活性化が急務だと思います。地域コミュニティの活性化と言いますが、実は、「集う」「学ぶ」「結ぶ」という公民館の基本的な機能を生かした地道な取組こそが一番の近道なのかもしれません。
とりわけ、公民館の生命線とも言えるのが「学ぶ」場としての「講座」です。講座のプログラムの力が「地域の力」につながっていくことを、今回の秦野さんの提案で改めて認識させられました。公民館職員、市町村職員にとって、非常に参考になると思います。

かつて公民館職員・社会教育主事として長く仕事をされてきた秦野さんは、まず、公民館の役割を改めて振り返ってみる。公民館が「地域のお茶の間」であり、「地域の方たちの幸せを増やす(「幸せじゃないこと」を減らす)お手伝い」をするという役割は今も昔も変わっていない。それは、東日本大震災の際に避難所として使われた公民館の様子を見ても明らかである。確かに、ふだんから公民館で顔を見知っている人どうしが多い避難所ほど運営がスムーズだったという話も聞きますね。それは公民館の持つ「集う」という機能に相当します。
では、顔を知っている、あいさつくらいは交わしたことがあるという関係の次のステップ、つまりお互いをもっと知っている関係に進むにはどうしたらいいか。ここで公民館の持つ「学ぶ」という機能に焦点が当たります。ただ、学ぶといっても、学校のように「教える人対多数の参加者」という構図ではお互いを知るという成果を導くことは難しい。そこで秦野さんは、「参加型学習」を勧めます。つまり、公民館で学ぶ人に「「この人たちと一緒にいると楽しい。一緒に何かができたらもっと楽しそうだ」という気持ちになるような講座にする」のです。
後半では、この参加型学習のプログラムの取り入れ方のヒントが具体的にわかりやすく示されています。参加型学習とかワークショップとか、ともすれば「見かけ」だけのものになりがちですが、秦野さんは、どうすれば学ぶ人が講座後もつながっていけるかということを念頭に置いたノウハウを提示してくれています。これは絶対使えます。まさに公民館の持つ3つ目の機能「結ぶ」「つなぐ」ですね。
昨今、青森県内多くの市町村で、公民館をめぐる現状は厳しいものがあるようですが、「防災」という観点からだけでなく、日常的な公民館活動の活性化が急務だと思います。地域コミュニティの活性化と言いますが、実は、「集う」「学ぶ」「結ぶ」という公民館の基本的な機能を生かした地道な取組こそが一番の近道なのかもしれません。
とりわけ、公民館の生命線とも言えるのが「学ぶ」場としての「講座」です。講座のプログラムの力が「地域の力」につながっていくことを、今回の秦野さんの提案で改めて認識させられました。公民館職員、市町村職員にとって、非常に参考になると思います。
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