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カクレマショウ

やっぴBLOG

「神」の領域

2007-09-23 | ■環境/科学
2005年8月、米国東南部に甚大な被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」に象徴されるように、近年、ハリケーンの巨大化が顕著になっています。一方で、ハリケーンによる被害を最小限に食い止めるため、その進路を変えたり勢力を弱めるための研究が進んでいるようです。 日本(NHK)、英国(BBS)、ドイツ、米国の共同制作によるドラマ「スーパーストーム」(全3回、NHK総合テレビ)は、そんなハリケーン対策に . . . 本文を読む

かぐや姫、月へ。

2007-09-17 | ■環境/科学
1960年代後半に始まったアポロ計画で、米国は初めて人類を月面に立たせることに成功しました。1969年7月のアポロ11号。以来、1972年のアポロ17号まで、6機、計12人の宇宙飛行士が月に降り立ちました。 しかし、アポロ計画は、冷戦下におけるソ連との宇宙開発競争という側面もあり、ソ連に先んじて月に「米国人」を送り込んだ米国は、もはや月探査にはそれほど執着することはなかったかのようにも思えます。 . . . 本文を読む

青森発「プラム・エコ」

2007-08-31 | ■環境/科学
東奥日報に連載されている「挑む 県内企業」。2007年8月28日付けでは、八戸市の環境資材製造業「プラム・エコ・プロジェクト」が紹介されていました。同社が開発した、スギの間伐材を利用した植生マット「プラム・エコ」が、環境保護の観点から注目を集めているのだとか。 「プラム・エコ」は、ビルの屋上やアスファルト面の緑化が簡単にできるというスグレもの。穴あきタイプ、鉢タイプなど用途に合わせたシート(基盤 . . . 本文を読む

「割り箸」を考える(2)─国産割り箸を使おう。

2007-08-21 | ■環境/科学
『割り箸はもったいない?─食卓からみた森林問題』(田中淳夫著、ちくま新書)を読んで、割り箸にも種類があることに改めて思い至りました。 ◆割り箸の種類 ◎丁六(ちょうろく) 飲食店などで一番多く目にするタイプ。原木を成形して割れ目をつけただけの最もシンプルな割り箸。「丁六」とは、「丁度六寸(約18cm)」の略。実際にはもう少し短い。 ◎小判(こばん) 手になじみやすいように、丁六箸の角を落と . . . 本文を読む

「アレロパシー」と「生きる力」

2007-08-05 | ■環境/科学
生き物の持つ「生きる力」にはしばしば驚嘆させられます。 たとえば、「擬態」(カモフラージュ)。天敵から身を守るため、あるいは獲物に気づかれないようにして捕獲するため、周囲の環境に合わせて自分の体の色や姿を変える。ウチのアマガエルのアマじろうも、茶色から鮮やかな緑色まで、忍者のように体色を変えることができます。本人(?)の意識(?)とは関係なく生体が反応する不思議。何かのきっかけでそういうワザを身 . . . 本文を読む

「割り箸」を考える(1)─中国産の輸入割り箸

2007-07-26 | ■環境/科学
居酒屋チェーンの「和民」は、この7月から使い捨て割り箸を廃止して、プラスチック製の箸に切り替えているそうです。飲み屋のつまみはやっぱ割り箸だろう!と強く思っている私にとっては、やれやれ、という感じです。「和民」には行くことがないのでどうでもいいんですけど。これがよく行くラーメン屋とかそば屋だったら、絶対許せないところです。そばをプラスチックの箸で食べさせるなんて、たいがいにしろ、てなもんです。 . . . 本文を読む

ヒトはなぜ二本足で歩くようになったのか?

2007-06-01 | ■環境/科学
今朝の新聞各紙によれば、英国の研究チームが、ヒトの二足歩行は樹上で始まったとする新説を発表したらしい。 樹上で生活していたサルが、なぜ地上に降りて二足歩行をするようになったのかという点について、これまで、いわゆる「定説」とされてきたのは次のようなものでした。 気候変動で森が減少 → 樹上に食糧が乏しくなった → 食べ物を求めて地上で生活するようになった → こぶしを地面につけて歩くようになった . . . 本文を読む

2,500万年前のアマじろうに寄せて…

2007-03-08 | ■環境/科学
メキシコで、2,500万年前の地層から、アマガエルが閉じこめられたコハクが発見されたそうです。写真を見ると、確かにちょっとやせ気味のアマガエルの体が見て取れますね。グロテスクな写真ですみません。 コハク(琥珀、amber)というのは、古代に生息していた樹木の樹脂が数百万年かけて化石になったものです。「樹液」は、木の「傷口」から流れ出した「血液」みたいなものですから、琥珀は、いわば樹液の「かさぶた . . . 本文を読む

エベレスト・富士山・野口健氏

2007-02-11 | ■環境/科学
登山家の野口健氏。25歳にして7大陸最高峰を制した一流のアルピニスト。すごいなと思うのは、彼がエベレストの清掃活動をはじめとし、自ら実践しながら環境問題に一石を投じ続けているという点です。 世界最高峰「エベレスト」は、この山の測量に携わった当時のインド測量局長官のイギリス人ジョージ・エベレストの名前に因んでいます。地元のネパールではサガルマーター(サンスクリット語で「世界の頂上」)、チベットでは . . . 本文を読む

「イグ・ノーベル賞」とドクター中松氏

2007-01-28 | ■環境/科学
松坂大輔投手が入団するレッド・ソックスの本拠地、ボストンは、米国で最も歴史の古い町の一つです。数年前の落ち葉の季節に一度訪れたことがありますが、ニューヨークなどと違ってとても落ち着いたたたずまいの町並みがとても印象に残っています。 ボストンは学問の都市でもあります。ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など、米国の「頭脳」はこの町で育まれています。そのハーバード大学で、毎年10月に行われるのが . . . 本文を読む

本来の「川」を取り戻す試み

2006-12-28 | ■環境/科学
地元紙の記事。コンクリート護岸の施された今別川に巨石を投入し、魚を呼び戻そうという試みが紹介されていました(2006年12月27日付け東奥日報)。 2年前から行っているのだそうで、今回は25トンもの巨石が投入されたとか。ショベルカーを使って、岸辺近くに巨石を積み上げて魚礁を作ったり、川の真ん中に放り込んで水流に変化を与えるんだそうです。 今別川に限ったことではなく、コンクリートの衣をまとった無 . . . 本文を読む

美しく無言のメッセージ。「ワールド・プロセッサー」

2006-11-06 | ■環境/科学
「ワールド・プロセッサー」とは、ドイツ生まれで米国在住のアーティスト、インゴ・ギュンター氏の作品。キャンバスは、直径30センチ大の地球儀。自然、環境、人口、健康、貧富といった人類が抱える様々な問題をテーマとした108個の様々な地球の姿が描かれています。 知り合いから教えてもらって、サイトを開いてみると、108個の色とりどりの地球儀がずらりと並んでいました。実にきれいです。クリックしてみると、すべ . . . 本文を読む

プルート、墜つ。

2006-08-24 | ■環境/科学
つい先ほど、チェコのプラハで開かれている国際天文学連合(IAU)総会が、冥王星を惑星から外すことを決議しました。 惑星の数といえば、私たちにとっては「すいきんちかもくどってんかいめい」の語呂で、ずっと9つでした。ところが、その数が今回の総会で議題の中心となり、すったもんだの末に1つ減って「8つ」と変わることになったわけです。 IAUは、2年前から天文学者ら7人で構成する「惑星定義委員会」を設け . . . 本文を読む

「海洋国家・日本」は今

2006-06-08 | ■環境/科学
かつて日本は世界に名だたる造船王国でした。特に、中東から原油を運ぶタンカーの製造においては日本は他の追従を許さない高い技術力を誇っていました。日本の石油会社は超大型タンカーの製造にしのぎを削っていました。世界初の20万トン級超タンカー「出光丸」なんか、全長342mですから! 小学校の教科書には、タンカーを縦にして東京タワーの高さと比べてみる、なんてちょっとシュールな絵も載ってました。超巨大タンカー . . . 本文を読む

太陽系を知ろう!計画

2006-02-25 | ■環境/科学
宇宙全体の大きさから考えると、これまでの人類の宇宙開発なんて、玄関先にちょっと出てみたという程度のものでしょう。SFのように、銀河系レベルで人類が宇宙空間を自由に行ったり来たりするなんてことはまだまだずっと先の話です。 アポロ計画による月着陸、スペースシャトル計画や宇宙ステーションによる宇宙空間での様々な実験を経て、現在注目を集めているのが、「太陽系」の探査です。特に、地球の外側を回る惑星の探 . . . 本文を読む