
東奥日報に連載されている「挑む 県内企業」。2007年8月28日付けでは、八戸市の環境資材製造業「プラム・エコ・プロジェクト」が紹介されていました。同社が開発した、スギの間伐材を利用した植生マット「プラム・エコ」が、環境保護の観点から注目を集めているのだとか。
「プラム・エコ」は、ビルの屋上やアスファルト面の緑化が簡単にできるというスグレもの。穴あきタイプ、鉢タイプなど用途に合わせたシート(基盤)を、防根シートの上に敷いていくだけ。その上に芝生やポット苗を植え込んでいくのだそうです。もっともスタンダードなタイプは、厚さ5cm、縦横50cmで、4枚敷き詰めて1㎡となります。内部に空気を多く含み、保水能力に優れているため、芝を張って十分に水をやれば2週間程度で根付く、と同社のサイトに書いてありました。ヒートアイランド対策として、既に多くの公共施設や大学、学校などで屋上緑化にさかんに導入されているようですね。

(写真↑ 経済産業省東北経済産業局「BUY・ベンチャー東北」のサイトより)
「土」を使わないで植物を育てるための「緑化基盤」は、土で屋上やベランダが汚れたりすることがないし、メンテナンスもとてもラク。これまでの緑化基盤には、輸入材やヤシ繊維のほか、ウレタンフォーム、プラスチック、発砲スチロールなどの石油系素材が使われてきたのだそうですが、プラム・エコは、青森県産のスギの間伐材のチップが原料です。つまり、間伐材を有効活用しているわけです。しかも、間伐材の中でも材としては使えず、通常はそのまま捨てられてしまうものを使っているのだとか。もちろん木材だから余計な廃棄物も出ません。
土を必要としないということは、屋上だけでなく、壁面とか屋根の斜面にも使えるということですね。また、コンクリートで固められてしまった川や池に、水質を浄化してくれる水草を植え込む時にも使えるかも、ということで、実証実験中なのだとか。ん?…てことは、我が「アマじろう池」にも使えるかもしれない、プラム・エコ。
これからの環境保護は、「自然の持つ力を最大限引き出す」というところに大きなポイントがあると思っていますが、プラム・エコはその点でも、工夫次第でいろいろな用途に使えそうですね。
「プラム」とは、元々の社名「梅津木材」の「梅」に由来しているものと思われます。梅津木材は、以前は普通の木材会社だったようですが、木材需要の伸び悩みもあって、1999年頃から木材に見切りをつけ、この新しい製品の開発に専念するようになったのだそうです。もちろん、最初からうまくできたわけではなく、何回もの試行錯誤の末に新商品の開発にこぎつけた。時代を見極めたアイディアと、失敗してもくじけない熱意。それさえあればどんな経営革新だってできるという好例でもあります。青森発の経営革新による新しい技術が注目を浴びるのは、同県人としても、とてもうれしいことです。
ところで、「アマじろう池」もそうですが、私は、マン盆栽にぜひこのプラム・エコを使ってみたいと思っているのですが、なにしろ、個人がどこで購入できるのかわからない。ホームセンターなんかでも売っているのでしょうかね…?? ほしいなあ、プラム・エコ。
「プラム・エコ」は、ビルの屋上やアスファルト面の緑化が簡単にできるというスグレもの。穴あきタイプ、鉢タイプなど用途に合わせたシート(基盤)を、防根シートの上に敷いていくだけ。その上に芝生やポット苗を植え込んでいくのだそうです。もっともスタンダードなタイプは、厚さ5cm、縦横50cmで、4枚敷き詰めて1㎡となります。内部に空気を多く含み、保水能力に優れているため、芝を張って十分に水をやれば2週間程度で根付く、と同社のサイトに書いてありました。ヒートアイランド対策として、既に多くの公共施設や大学、学校などで屋上緑化にさかんに導入されているようですね。

(写真↑ 経済産業省東北経済産業局「BUY・ベンチャー東北」のサイトより)
「土」を使わないで植物を育てるための「緑化基盤」は、土で屋上やベランダが汚れたりすることがないし、メンテナンスもとてもラク。これまでの緑化基盤には、輸入材やヤシ繊維のほか、ウレタンフォーム、プラスチック、発砲スチロールなどの石油系素材が使われてきたのだそうですが、プラム・エコは、青森県産のスギの間伐材のチップが原料です。つまり、間伐材を有効活用しているわけです。しかも、間伐材の中でも材としては使えず、通常はそのまま捨てられてしまうものを使っているのだとか。もちろん木材だから余計な廃棄物も出ません。
土を必要としないということは、屋上だけでなく、壁面とか屋根の斜面にも使えるということですね。また、コンクリートで固められてしまった川や池に、水質を浄化してくれる水草を植え込む時にも使えるかも、ということで、実証実験中なのだとか。ん?…てことは、我が「アマじろう池」にも使えるかもしれない、プラム・エコ。
これからの環境保護は、「自然の持つ力を最大限引き出す」というところに大きなポイントがあると思っていますが、プラム・エコはその点でも、工夫次第でいろいろな用途に使えそうですね。
「プラム」とは、元々の社名「梅津木材」の「梅」に由来しているものと思われます。梅津木材は、以前は普通の木材会社だったようですが、木材需要の伸び悩みもあって、1999年頃から木材に見切りをつけ、この新しい製品の開発に専念するようになったのだそうです。もちろん、最初からうまくできたわけではなく、何回もの試行錯誤の末に新商品の開発にこぎつけた。時代を見極めたアイディアと、失敗してもくじけない熱意。それさえあればどんな経営革新だってできるという好例でもあります。青森発の経営革新による新しい技術が注目を浴びるのは、同県人としても、とてもうれしいことです。
ところで、「アマじろう池」もそうですが、私は、マン盆栽にぜひこのプラム・エコを使ってみたいと思っているのですが、なにしろ、個人がどこで購入できるのかわからない。ホームセンターなんかでも売っているのでしょうかね…?? ほしいなあ、プラム・エコ。
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