バイデン大統領。老人はしぶとい。

今年のアメリカ大統領選挙は少し変だ。本来ならば、共和党は7月15日から18日に開かれる共和党大会で、大統領指名候補が選ばれる。一方、民主党は8月19日から22日の民主党大会で、同じく大統領指名候補が選出される。そして、11月の5日の投開票で、新しい大統領が選ばれ、来年の1月20日に就任式が行われるのである。だから、両党の大統領選挙活動は党大会を経て、活発化し、特に両党の大統領候補者によるテレビ討論会は民主党の党大会の終わった後で、11月の投票日まじかまで、数度にわたって、行われるのが普通である。ところが今年は第1回のテレビ討論会が6月27日に行われる。バイデン大統領とトランプ前大統領である。二人とも予備選で勝利したということはあるものの、正式に決まった候補者ではない。特にバイデン大統領は本当に民主党の大統領候補になるのかと危ぶまれている。そんな噂を払しょくしたいのだろう。バイデン大統領は6月23日から27日まで、ワシントン郊外にある大統領専用の山荘キャンプデービッドで、丸1週間を討論会の準備にあてるという。私はバイデン氏が大統領に就任した時に、2期目は無いと断言したのだが、老人とはしぶといものだ。（くちなし亭、2024.06.24）

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