東証の日経株価の推移だが、1989年(平成元年)12月29日、その年の最後の取引日である「大納会」の日に、取引時間中、最高値の3万8,957円44銭を付けて以来、大低迷期に入りました。2009年3月10日、株価はバブル期以降最安値の7054円98銭と言う値をつけたのです。一方、アメリカのニュヨーク株式市場ダウ平均ですが1990年ころから右肩上がりで上昇してきました。そいて、2023年6月16日取引終了時の株価は、34299.1ドルです。ところが最近の日経平均株価の上昇は異常です。本日の株価は33,597.54円です。ついに、ほぼ、ドルと円と言う単位を除けば、同じ水準に到達したのです。世界のマネーが相変わらず、緩和策を続ける日本市場に流入しているという事情と行き場を失くした中国資本が東京市場に流入しているということが背景にはあるのでしょうが、バブル期以降初めての出来事です。(くちなし亭、2023.06.19)
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