南米コロンビアのアマゾン熱帯雨林で搭乗していた小型飛行機が墜落し、約40日ぶりに先住民の子どもたち4人が救助された。まず、母親など、大人たちの死を見た子供たちが長女をリーダーにジャングルを抜けようと40日間も、その中を徘徊したことだ。先住民にはジャングル内でのサバイバル術を子供のころから教えているという。それがまず、役に立ったのだろうが、救援隊がまず見つけたのは小型機の残骸だった。救援を期待するならば、小型機のそばにいて、体力を保持している方が良いと思うのだが、子供たちは救援が来ることを期待できなかった。自らの力で、ジャングルから脱出する道を選択したのだ。それに母親の死体と一緒にいることに耐えられなかったのかもしれないし、たぶん食べ物を求めて、ジャングルを徘徊しなければならなかったのかもしれない。ふと、こんな疑問が沸いた。このようなケースで、ジャングルに墜落するのと、砂漠地帯に墜落するのではどちらの生存率が高いのだろう。食べ物や水はジャングルの方がある。しかし、砂漠の方が救援隊に見つけてもらう確立は高い。救援隊が来ないのであれば、圧倒的にジャングルである。(くちなし亭、2023.06.12)
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