富士山爆発の話が無くなって久しいのだが、危険が遠のいたというわけではない。東京に暮らす人間にとって、首都直下型地震と富士山の爆発は常に2大脅威なのである。その富士山だが、東京大大気海洋研究所と山梨県富士山科学研究所の合同チームが火山灰などを噴出する噴火がほぼない空白期間とみられていた5500年前から3400年前の間に6回の噴火が起きていたことを突き止めた。これまでに考えられていた以上に富士山は爆発を繰り返していたのだ。単純計算をすれば300年に1回は噴火していたことになる。富士山が直近で噴火をしたのは1707(宝永4)年に宝永大噴火が起きた時だ。300年を足すと2007年であり、いつ噴火が起きてもおかしくないというわけである。(くちなし亭、2023.06.30)
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