「ルパン3世」は就寝を誘う愛読書である。

私の大好きなマンガ「ルパン3世」の作者、モンキーパンチさん（本名加藤一彦さん）が亡くなった。81歳であったと言う。宮崎駿監督の「カリオストロの城」でも私たちをワクワクさせた作品を提供してくれた。マンガ「ルパン3世」の特徴の一つは背景が、私たちの周りの世界とは少し違うノスタルジアなものだ。しかし、登場する人物たちは私達と変わらぬ服装である。つまり、私たちそのものであるのだ。その私たちが奇想天外な世界に迷い込むのである。キャラクターもルパン3世、次元大介、石川五右衛門、銭形警部、それに峰フジ子である。飛んでいるのである。1世紀ほど昔のヨーロッパから、ギャングのアメリカ、それに江戸時代のヒーローまで、時空を越えて、漫画ならでのトリックのオンパレードで、読者を心から楽しませることのできる作品である。だから、マンガ「ルパン3世」は私の寝る前の愛読書である。就寝を誘うのである。（4月18日）

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