元号として、政府が時を支配しているのは日本だけだ。

今日は4月1日、本来ならば、エイプリルフールを楽しむ日なのだが、新元号が発表される日となって、にわかに、エイプリルフールが封印されることになった。デマ等が飛び交っては困ると思われたのだろう。さて、元号だが、中華文化圏で広く使われてきたものだ。時は政府が決めることができる特権の一つである。漢の武帝が定めた「建元」が最初と言われる。それがベトナムとか、朝鮮へ、更に日本に伝わって、645年の「大化」が最初である。その成り行きから、日本では中国の古書からとることが多かったのだが、今回は日本由来の漢字を用いるかもしれないと言われている。中国が発祥なのだが、その中国も、ベトナムも、朝鮮も元号を捨てている。世界はキリスト教由来の西暦、イスラム教由来のイスラム暦、そして一部に仏歴が使われていて、時の政府が時を支配する元号を用いているのは日本、ただ一つとなった。ただ、その元号も、明治ｘｘ年と平成３１年を比べる尺度は西暦で、西暦に直して何年前だと分かるのである。（4月1日）

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