関西空港連絡橋の回復工事はショーウインドー効果もあったのに。

昨年の9月、台風21号が大阪を直撃した。その風で、大阪湾に退避していたタンカーが流され、関西空港連絡橋に衝突、空港は一時、孤島と化した。橋にタンカーが横向きに突き刺さっている映像は衝撃的であった。なぜ、大型台風の接近に、あんな場所に居たのかと非難は集中したのだが、これまではあの場所でも問題は無かったのである。台風21号が良く使われるようになった想定外という規模で、近畿地方を襲ったのである。さて、その連絡橋が7か月ぶりに回復した。これによって、上下6車線の道路が確保されて、通常通りの営業になる。道路を管理する西日本高速道路は春の行楽シーズンに間に合ったと胸を張るが、私はこのような日本の玄関口の工事は、皆があっと驚くような早さで回復させてほしかった。皆が注目する工事はそう多くない。通常通りの工事ではなく、ショーウインドー効果がある工事には、その工法に智慧を絞って、対応してもらいたかったのである。もちろん、安全性も大事だし、7か月も早いと言えば早いのだが、福岡駅前道路の陥没事故対応の様な神がかり的なパホーマンスを期待していたのである。（4月8日）

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