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米の文化圏。麦の文化圏。

2014-05-10 10:21:08 | FP

欧米の文化圏では、アジア文化圏よりも「個」を重視する傾向がみられるが、この傾向については、それぞれの地域で歴史的に栽培されてきた穀物の違いに関係している可能性が高いのだという。この研究論文を発表したのは、米バージニア大学のトーマス・タルヘルム氏をリーダーとする研究チームである。彼らの「コメ理論」によれば、伝統的に水稲栽培を行ってきた人々は、稲作に関わる労働の厳しさにより近隣の人々との協力関係を強める必要があるため、歴史的な時間の経過とともに集団的で全体主義的な傾向が強まると考えられるのに対し、コムギを栽培する地域の人々は、コメに比べて労働量が大幅に軽減されるために、他の人々と協力する必要性も低くなる。その結果、自立的・分析的に考える傾向が強くなるというのである。その中で、私が注目するのは、米を作る地域の人たちは他人に報いようとする傾向が強くなり、罪に対しては、それを罰する傾向は弱くなるという指摘である。この考え方こそ、閉ざされた地球号の中で、人類が生きていく重要な要素だと信じるからである。さて、問題のコメ作りである。今、日本は様々な農業改革が進んでいて、コメも水耕栽培なしに、育てることができるようになっていると言うのである。もし、それが一般的な手法になれば、コメと麦の栽培が人々の考え方を分ける基準にもならなくなるかもしれないのである。

    Y-FP Office Japan

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