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ドイツ銀行の大株主にカタールの投資会社がなった。

2014-05-19 11:26:29 | FP

ドイツ銀行はその名が示す通り、ドイツ最大の銀行である。フランクフルトに本店を持ち、ドイツだけでなく、欧州の金融に君臨する。そのドイツ銀行が今回、増資に当たり、カタール王族のシェイク・ハマド・ビン・ジャーシム・アルサーニ氏が支配する投資会社から80億ユーロ(110億ドル)の支援を受け、自己資本増強に乗り出したそうだ。ドイツ銀行はアルサーニ氏が支配する投資会社に17億5000万ユーロの株式を出し、さらに株主割当で63億ユーロを調達する。同行は増資の目的を英バークレイズ やスイスのUBS などが米国から撤退した後を埋めたい考えだという。最近、石油マネーで潤う中東の王族一族から、欧米の会社が資金調達するケースが目立ち始めた。中には、経営に声を上がる株主もいるが、多くは、無口な株主である。株主配当が得られれば良いという考え方である。今回のドイツ銀行に対する投資でも、取締役のポストを要求していないし、特別な手数料の支払いもない。「他の株主と同じ扱い」だそうだ。しかし、問題はドイツ銀行が欧州の金融政策に大きく関与できる立場であることだ。これまでは無口な株主であったかもしれないし、今回の交渉過程でも、無口な株主を貫いているかもしれないが、いつか、急に、声高な株主に変身するかもしれないのである。ドイツか、欧州の経済変化や、その投資会社の経営状況の変化によっては、それが皆無だとは思われないのである。そして、何よりも、ドイツが中東のカタールと言う国の安全に関心を持たざるを得なくなったことも確かだろう。

    Y-FP Office Japan

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