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ネオテニー

2024年04月15日 | うんちく・小ネタ


名を成した最近のトップアスリートは、母親が幼時からべったりフォローしてきた
選手ばかりだという話を聞いたことがあります。
母親に褒められたい一心で競技に集中するから天井知らずなのだとか。

世界の舞台に出てもビビることがありません。

同時に、少年の心を持ち続けている大人ともいえそうです。



だから輝いているのでしょう。

大谷翔平選手や羽生結弦選手のような、キラキラ輝く「少年の心系アスリート」は
神に選ばれし特別な存在ですが、我々にも少年の心で仕事に臨める瞬間が
どこかにあるはず。



そういう時は仕事の効率も良く、きっと輝いていると思うのです。



ところで、この少年の心を医学用語でネオテニーというそうで、
成人してからもネオテニー行動が多い動物ほど
寿命が長いことが証明されています。
その最たる例が人間であり、また、子供っぽい人間ほど長生きするというのです。
いつまでも輝いているから長生きするのかな。



そして、もう1つ面白いデータがありました。
某研究機関が職業別の平均寿命を調査したところ、
ダントツで寿命が長い職業が画家と生物学者だったのです。



大人になってからもお絵かきに熱中し、虫や動物を追いかけては滑って転ぶ。
いわば超ネオテニー人間ともいえる画家と生物学者が寿命を延ばすというのです。
我々は画家でも生物学者でもなく、ましてや大谷選手でもありませんが、
幼少の頃、夕方暗くなるまで遊んだ経験なら誰にでもあるはず。

あの頃の少年の心を持ち続け、ワクワクしながら仕事に熱中し、
キラキラといつまでも輝き続けていれば、
きっと大きな成果が生まれることでしょう。