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" 楽園の涙 ” 沖縄コンフィデンシャル  高嶋哲夫著

2021-03-04 19:20:21 | 

”交錯捜査” (16年) ”ブルードラゴン” (17年)に次ぐ 沖縄県警物の三作目です。

 

大学時代に訪れた沖縄が気に入り 沖縄県警で刑事になった反町雄太(29才、一作ごとに年を取っている)と県警の同僚の天久ノエル・検察庁から出向の準キャリアの赤堀寛憲と アメリカ軍海兵隊MPのケネス・イームス、反町の相棒の定年まじかの叩き上げの刑事具志堅正治の  文字通りのコンフィデンシャル(部外秘、国家機密の の意味)の捜査活動を描いています。


 ”交錯捜査” ”ブルードラゴン” とも話がつながっていて 順番に読むと解りやすい。

 

沖縄基地返還に伴うカジノがらみのリゾート地建設の利権争い。

だがその裏に隠された政治がらみの事実があった。

その証拠のフラッシュメモリ(記憶装置)の存在を巡って 殺人事件が多発する。

中国マフィアも絡んでいるらしい。

 

前作にも登場した 中国マフィアのチャンが逮捕されるのですが もっと裏がありそうです。

 

”楽園の涙” とは 美しい海、温暖な気候の楽園のよう な沖縄の人々が 第二次大戦での過酷な運命を思い起こして 流す涙 なのでしょう。

島民の三分の一が死に 爆弾で受けた傷の後遺症のある人も多い ウチナンチューの気持ちは ヤマトンチューには 到底わからない。

 

なのに ウチナンチューは ヤマトンチューに 限りなく優しい。

 

 

      by   風呼      

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