「ダブル・ファンタジー」と「ミルク・アンド・ハニー」からジョンが歌った楽曲ばかりを収録したディスク4たが、とにかく一番聴かないディスクだ。長いブランクの間、周囲の音楽状況がすっかり変わってしまい、久しぶりにシーンに復活したジョンは、なにやらすっかり懐古的なミュージシャンになってしまったような気がしてしまったというのが尾を引いているらしい。これはこれらのアルバムに収録された曲の回顧的、オールドスタイル的なところにも原因があるけれど、やはり当方のジョンに対する相対的な関心度の低下ということの方が大きいとも思う。
ともあれ、EMI系列ではなく、ゲフィンから出たということがどの程度影響したのは知らないが、収録曲はどれもかなりポップでこじんまりしている。「ウォールス・アンド・ブリッジズ」のようなスケール感、天衣無縫さはあまりないように感じる。ジョンの死により、ラスト・アルバムという巨大なプレミアがついてしまったため、これらの作品群を非常持ち上げる人もいるみたいだけど、実質的にはシーンへの復帰に向けてのリハビリ・セッションみたいなところだったんじゃないだろうか。おそらく、次の作品を作っていれば、これらの楽曲を超える緊張感とスケールを持った作品を作ったに違いあるまい。
ともあれ、EMI系列ではなく、ゲフィンから出たということがどの程度影響したのは知らないが、収録曲はどれもかなりポップでこじんまりしている。「ウォールス・アンド・ブリッジズ」のようなスケール感、天衣無縫さはあまりないように感じる。ジョンの死により、ラスト・アルバムという巨大なプレミアがついてしまったため、これらの作品群を非常持ち上げる人もいるみたいだけど、実質的にはシーンへの復帰に向けてのリハビリ・セッションみたいなところだったんじゃないだろうか。おそらく、次の作品を作っていれば、これらの楽曲を超える緊張感とスケールを持った作品を作ったに違いあるまい。
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