これもこのところ良く聴いている音楽。特に第3楽章は今の気分にけっこうマッチしているので聴くことです。ブルックナーの交響曲は、まぁ、好みを別にすれば、曲の出来は後にいけばいくほど良くなっていくので、同じ緩徐楽章でも最高傑作は第9番の第3楽章だと思いますが、第9番のそれが男性的なパッションの産物だとすると、こちらはスタティックで女性的な美しさが特徴だと思いますから、まぁ、どっちが優れているかというのはあんまり意味のない比較かもしれません。どちらも晩年のブルックナーが残した美しい音楽ではあります。
さて、この第3楽章ですが、私の好きな部分はやはり第二主題のピークでハープが絡むあたりですかね。この部分の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあって、まさに魂が浄化されるような美しさがあります。ちなみにこの楽章だけで演奏時間は25分以上あります。実に長大な楽章なので、真ん中の展開部では、どこにいるのか分からなくなってしまうところがないでもないですが、まぁ、ゆったりと身をまかせて聴くのも悪くないでしょう。今回聴いているのは、ベームが晩年にウィーンを振ったもので、名演だった第3番や第4番に比べると、ちょいと弛緩気味といえなくもないですが、前述のような聴き方をするには平衡感の高さといい、ウィーンの音色の美しさといい、なかなかであります。
さて、この第3楽章ですが、私の好きな部分はやはり第二主題のピークでハープが絡むあたりですかね。この部分の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあって、まさに魂が浄化されるような美しさがあります。ちなみにこの楽章だけで演奏時間は25分以上あります。実に長大な楽章なので、真ん中の展開部では、どこにいるのか分からなくなってしまうところがないでもないですが、まぁ、ゆったりと身をまかせて聴くのも悪くないでしょう。今回聴いているのは、ベームが晩年にウィーンを振ったもので、名演だった第3番や第4番に比べると、ちょいと弛緩気味といえなくもないですが、前述のような聴き方をするには平衡感の高さといい、ウィーンの音色の美しさといい、なかなかであります。
ベーム/ウィーン・フィルとくれば、昔は最高の組み合わせでしたね。このブルックナーも、ゆったりとスケールが大きい名演だなと思います。
(尤も、ウィーン・フィルにはブル8の名演が多いので、これが最高とは云いませんが)
第3楽章などは、とても感銘を受けます。おっしゃるように、ハープが絡みあたりなど、最高ですね。
ベーム/ウィーン・フィルのブルックナー、3番と4番のDECCA盤も好きです。
ベームがデッカで録音したブルックナーの3,4番は私も大好きです。グラムフォンの7,8番には若干文句付けたくなるところもありますが(笑)、こちらは文句なしですね。両曲共にいろいろな演奏聴きましたが、個人的にはこれが筆頭かも....という感じです。ちなみにしばらく前にこんなのも書いてました。
http://blog.goo.ne.jp/webern/e/e5ca429b2e79943b5061318cd57211f4