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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

JOHN LENNON / Walls And Bridges

2007年07月31日 23時23分44秒 | Beatles
 ブログというメディアもf早2年半ほどやっていることから、1年前、2年前の今頃は何を聴いていたっけ....などと思って読み返してみるのは、個人的にはけっこうおもしろい。で、去年はと思って、今さっき読み返してみたら、どうもFFXI(オン・ラインゲーム)で、バラ忍カンストに入れ込んでいたらしく、音楽の方はすっかりご無沙汰気味だったようだ。毎日のスペースを埋めるのに台湾の写真でごまかしているあたり、見事にそれを物語っている(笑)。ただ、この時期、ほとんど唯一、聴いてというか連続して登場するのがジョン・レノンで、どうやら「ジョン・レノンを聴け」という本を読んだのをきっかけにして、レノン・ボックスをディスク1から順次聴いたりしていたらしい。ディスク3のレビュウの最後のところには「今、ジョンのフルアルバムを買い直すとしたら、一番最初に購入したのはこれだね。」などと書いてあるのをみつけて、「そういえば、あの直後このアルバムを購入したんだよな」などと思いだし、探してみたら案の定、ラックスの片隅に未開封のまま放置されたCDを発見した。さっそく今聴いているところである。

 うん、やっぱいい。今、ジョンを聴くとしたこれだな....という気持ちは1年後の今でもほとんど変わっていない。あの時も書いたけれど、このアルバムの良さというのはAOR的なアレンジに還元されたジョン・レノンの良さだと思う。私はこのアルバムの1,2曲目は現在でもジョンの曲ではあまり好きな部類ではないが、この2曲以降はとてもいい。「枯れた道」「愛の不毛」「鋼のように,ガラスの如く」といった曲は、当時のジョージの音楽なども共通する、調度ロックとAORの中間くらいの感じの音楽で、エキセントリックさ、攻撃性といった、青臭い?ロックらしさを、そろそろジョン・レノンが卒業しかかっていたことを感じさせるのだ。もちろんそれは当時のロック・シーンの新陳代謝とも無縁ではないと思うが、やはり当時34歳というジョンの年齢だったんだろうと思う。
 ともあれ、そうした口当たりの良さがけっこう表に出た音楽であるとはいえ、そこはそれジョン・レノンのボーカルである。このワン・アンド・オンリーな声を聴いているだけで、ロック的なパッションを感じさせるのはさすがだ。ジョンのボーカルって、なんだか歳をとればとるほどにその凄さを実感させるのだが、このアルバムもその例外ではない。
コメント
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