plectristさんがやっておられる「ギターな毎日」というブログの記事を読んで、なんか急に聴きたくなったもんで、自宅のCDラックを探したところ、購入した記憶はほとんどなかったものの、意外にもありました。手にとってみるとリスマター盤、おまけに未開封!、どうりで記憶が薄いわけだ(笑)。
この「ピック・タウン2061」は、ボブ・ウェルチがフリードウッド・マック脱退後、結成したハードロック・バンド、パリスの2作目になります。パリスのデビュウ作は、渋谷陽一が「これぞ新しいハード・ロック!」みたいな感じで、大絶賛しオンエアしまくったおかげで、日本のロック・ファンにはかなり有名になりましたが、この2作目では、第1作でやったツェッペリン・クローンみたいなスタイルを大幅に後退させ、フリードウッド・マック時代からのボブ・ウェルチ本来のスタイルに戻ってしまったせいか、日本でさえあまり話題にならなったように記憶しています。
で、今、数年ぶりに「ピック・タウン2061」を聴いてる訳ですが、やっぱりいいです。第1作ではヴォーカルが、ほぼ全面的にロバートプラントっぽくイコライジングされましたが、こちらはいつもボブ・ウェルチの声ですし、アルバム序盤こそハード・ロック色がありますが、徐々にいつもボプ・ウェルチになってしまうところが、いいんですね。
ボブ・ウェルチの声ってのは、実はけっこうソフトで、優男風。ところがギターはリフ主体でかなりソリッド、このアンバランスさに加え、非常に洗練されたメロディアスな曲も書けば、時に泥臭くてアーシーなところも見せるってな具合に、一筋縄ではいかないところが魅力ですが、このアルバムではそういうウェルチの「アンチ一筋縄」なところが全開です。
曲としては、「プルー・ロビン」とタイトル曲は前作からの流れでハード・ロック路線、「マネー・ラブ」はファンキー大会、「ハート・オブ・ストーン」ではアーシーなウェルチ節全開だし、マック時代思わせるファンタスティックなコーラスとジャジーなムードがブラスされたAORっぽい「スレイブ・トイレダー」と、とにかくあっちこっちいろいろな音楽に首つっこんでる割には、どれも徹底しなくて(笑)、どっちつかずな音楽のまま、結局、ホブ・ウェルチとしかいいようがない音楽になっているあたりが、彼の真骨頂ですね。実に聴き応えあります。
うーん、やっぱりいいよ、コレ。買っておいて良かった。
この「ピック・タウン2061」は、ボブ・ウェルチがフリードウッド・マック脱退後、結成したハードロック・バンド、パリスの2作目になります。パリスのデビュウ作は、渋谷陽一が「これぞ新しいハード・ロック!」みたいな感じで、大絶賛しオンエアしまくったおかげで、日本のロック・ファンにはかなり有名になりましたが、この2作目では、第1作でやったツェッペリン・クローンみたいなスタイルを大幅に後退させ、フリードウッド・マック時代からのボブ・ウェルチ本来のスタイルに戻ってしまったせいか、日本でさえあまり話題にならなったように記憶しています。
で、今、数年ぶりに「ピック・タウン2061」を聴いてる訳ですが、やっぱりいいです。第1作ではヴォーカルが、ほぼ全面的にロバートプラントっぽくイコライジングされましたが、こちらはいつもボブ・ウェルチの声ですし、アルバム序盤こそハード・ロック色がありますが、徐々にいつもボプ・ウェルチになってしまうところが、いいんですね。
ボブ・ウェルチの声ってのは、実はけっこうソフトで、優男風。ところがギターはリフ主体でかなりソリッド、このアンバランスさに加え、非常に洗練されたメロディアスな曲も書けば、時に泥臭くてアーシーなところも見せるってな具合に、一筋縄ではいかないところが魅力ですが、このアルバムではそういうウェルチの「アンチ一筋縄」なところが全開です。
曲としては、「プルー・ロビン」とタイトル曲は前作からの流れでハード・ロック路線、「マネー・ラブ」はファンキー大会、「ハート・オブ・ストーン」ではアーシーなウェルチ節全開だし、マック時代思わせるファンタスティックなコーラスとジャジーなムードがブラスされたAORっぽい「スレイブ・トイレダー」と、とにかくあっちこっちいろいろな音楽に首つっこんでる割には、どれも徹底しなくて(笑)、どっちつかずな音楽のまま、結局、ホブ・ウェルチとしかいいようがない音楽になっているあたりが、彼の真骨頂ですね。実に聴き応えあります。
うーん、やっぱりいいよ、コレ。買っておいて良かった。