UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

ブラックホールの撮影に初めて成功という、なんだかさっぱり理解できないけれど超ビッグなニュース・・・・

2019-06-04 01:06:06 | 日記
世の中、とっても凄~いニュースらしいのだけれど凡人のオツムにはほとんど理解できないニュースがありますね

その見本がさる4月10日に世界的に報じられた「ブラックホール」の撮影に成功したというニュースです

「ブラックホール」とはいたい何であるかなんて現代物理学をちゃんと勉強した人でないと正確に説明できません。もちろんGGIに説明できるはずがないのですか、乱暴にウィキペディアさんから引用しますと「ブラックホール(black hole)とは、極めて高密度で、強い重力のために物質だけでなく光さえ脱出することができない天体である」ということだそうであります。

ブラックホールは光さえ閉じ込めて出さないとされていますので常識で考えれば写真に撮影できそうもないと考えられるのですが、4月10日のニュースは世界17のチームが協力して撮影に成功したというものです。

このニュースの凄さについてはGGIはとても説明できませんので、どのように凄いのか、ブラックホールに関する本の書評が掲載されていた5月25日の朝日新聞の書評欄を以下に丸写しいたします。

【芸術性を帯びる《穴》への挑戦】 須藤靖(東大教授・宇宙物理学)

 真っ暗闇の撮影や、静寂の録音は不可能だ。録音テープを聞いただけでは「何もない」と「無音の物体が存在する」を区別することはできない。これと同様に、光を出さないとされるブラックホールの写真撮影などできるはずがなさそうだ。
 
 その不可能な偉業を成し遂げたのが17の国・地域からなるEHT(事象の地平線望遠鏡)研究チーム。世界中の電波望遠鏡8台を繋いで地球サイズの一つの望遠鏡とすることで、約5千万光年先の楕円銀河系M87の中心にある太陽の60倍もの質量の巨大ブラックホールを観測した。
 
 分野を超え共同で:4月10日に公開された画像の中心部には、ドーナッツ状の光に包まれた文字通りブラックホールの「黒い穴」が空いている。これこそ《後光》を受けたブラックホールの「影」の姿なのである。
 
 この穴の見かけの大きさは、大阪にある髪の毛の断面を東京から見た場合とほぼ同じ。かくも驚異的な視力に対応する画像は、すでに芸術の域に達している。日本チームの代表である本間希樹さん(「巨大ブラックホールの謎、宇宙最大の《時空の穴》に迫る」の著者、講談社ブルーバックス)をはじめとする天文学者グループと情報科学者の池田思朗さんたちの、分野を超えた共同研究が、EHTの成功に果たした貢献は大きい

光の速度で5000万年もかかるという、無限といってもよい気の遠くなるような距離に存在している光も吸い込んでしまうという撮影不可能ではないかと思われる天体を「事象の地平線望遠鏡」!というGGIにはまったく意味不明で理解不可能のシステムで撮影する・・・もうGGIにはほとんど理解できない世界です・・・

「ブラックホール」っていったい何のために存在しているんだ?「事象の地平線」っていったい何なの?!

これはもう「銀河鉄道の夜」を遥かに凌駕する時空を超える世界です・・・・しかしこの理解不可能な世界である宇宙の片隅でGGIは現実に生きているのだ、でも宇宙が誕生する前はこの世界はどうなっていたのだ、などと考え出すと眠れそうもありませぬ・・・・

宇宙というものがいったいどのような構造になっているのか、などということは全く知らなくてもGGIの生活に何の支障もないのでありますが、でも、GGIも間違いなく宇宙の一部であることを考えますと、自分はいったいどこから来たのかを考え出したりしますと、何の知識もないのに宇宙の話にはついつい引き込まれてしまいます

宇宙の大きさはどのくらいであるか、最近の説では100億光年ぐらい(=宇宙が誕生してから100億年ということを意味しているようです)、そのうちの90億光年ぐらいまではだいたいの様子がわかっている?では宇宙の外には何があるのか・・・宇宙は暗黒物質(ダーク・マター)で満ち満ちているようだけれどダーク・マターっていったい何なのだ、「自発性の対称性の破れ」があったおかげでこの世界に物質なるものが存在している、おかげでGGIも存在しているのだという現代物理学の標準理論ってどういうことなんだ、などなどこの日記や別の日記にこれまで徒然に書いたことがあるのですが・・・・

GGIにはさっぱり理解できない話ではありますが、この世界が存在していることの根源に迫ろうとする宇宙物理など専門分野の研究者のみなさんには敬意を払い過ぎても払いすぎることはないというのGGIの感想でございます

なお、GGIの雑駁な知識によれば、ブラックホールは天才物理学者アインシュタインの一般相対性理論に関連したものであり、彼は100年前にブラックホールの存在を予言していたそうです。またあのオッペンハイマーもブラックホールの研究していたのですが、途中から原発開発のマンハッタン計画に転じたとされています・・・・

今日の写真は上記の朝日新聞の記事に添えられていた写真を借用したものです。よろしければクリックしてご覧ください。

またカラーでの映像が掲載されているサイトがありますので関心のある方はご覧になってください。

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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