この日曜日、お彼岸でありましたのでGGIのマザーが生前世話になった教会を表敬訪問いたしました、永眠者のための礼拝があり、午後には墓前でも礼拝が行われるからです。
今日はすこしまじめにしなくてはと教会の玄関に足を踏み入れましたらウサギ君が一匹、鎮座しておりました、教会に付属する幼稚園のこどもたちが飼っているのでありませう、礼儀正しきGGI、ウサギ君にも挨拶いたしました
今日の写真は教会のウサギを撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ
やあウサギさん、おひさしぶり!
だれかと思ったらGGIさんですが、半年に一度しか教会に来ないようではいまにバチがあたりますよ
それはともかく、君はむかしワニ君たちに身ぐるみ剥がれて砂浜で泣いていたっていう話やけど、なぜそんなことになったんや?
あの話はまったくのデッチあげです、だいたいですねぇ、だいたい、海にワニがウヨウヨいるはずなんてないじゃありませんか、それにワニのやろうは不器用だからボクの毛皮を剥がすなんて器用なことはできませんよ、だからボクは「古事記」の編集部とウィキペディアさんに、あの話は全面的にガセだったと訂正するよう申し入れているのです
ふ~ん、でも毛をむしられたあと、君は砂浜で泣いていたっていうやないか、どうして泣いていたのんや?
ああ、そのことね、あの話は大国主命の美談をでっちあげるための作り話に過ぎません、ワニに毛をむしられて泣いていたウサギさんを救ってやったのは大国さんです、大国さんて何とリッパな神さまでしょうというわけです、事実はこうです、僕が砂浜で、ちょっと泣き虫啄木の短歌をマネしていたら、あの神さんが通りかかって「おまえ何してんや、砂浜でウサギがカニとたわむれたって絵になるわけないやろ、おまえなんかさっさとワニに食われてしまったらよかったんや」と暴言を吐いたのです、まったくそれが美談だとは、ひどい話です
そうかあ、君はなかなか言い訳うまいなあ、じゃあ、君はあのノロマなカメに敗けてしまって、悔しくて、悔し泣きが過ぎて目が腫れて赤くなってしまったというじゃないか
あの話はカメどものインチキに引っかかってしまっただけ、ボクが敗けるはずないじゃない、あれはスタートのときにいたカメとそっくりの別のカメがゴールの前の草むらに潜んでいたんですよ、そしてこのカメ野郎、グルになって上空からレースの様子を見張っていたフクロウがウサギがやってきたという合図を目にしてボクがやってくる寸前にゴールインしただけ、まったくのインチキレース、あれがインチキレースだったことは和歌山ではよく知られています、ったく・・・名誉棄損で訴えたいぐらいです
そうかあ、なかなか君も作り話がうまいなあ、じゃあ、君はなぜ目が赤いのや?
ウサギは目が赤いとは限りません、黒い目のウサギもいますが、ウサギの目が赤いのは悔し泣きのせいではありません、ちゃんと科学的理由があるのです、ウサギの目は透明度が高いので、血管が透けて見えてるんです、それで赤く見えるのです、こころが澄んでいるから目も透明、だから赤いのです、GGIさんなんか心が濁りっぱなしだからいつも濁り目、赤い目になりたくてもなれません、でもね、いまはカラーコンタクト使えば目の色なんてどうにでもなるから気にする必要はありません
そうかあ、君の言いわけは政治家並みやなあ、じゃあ、あの相撲はどういうわけや、鳥獣戯画ではカエルなんかに派手に投げ飛ばされているじゃないか
あれは、以前にGGIもこのブログに書いているじゃない、あれは八百長、カエルに頼まれたので負けてやったんです
でもカエルはそんなこと頼んだ覚えなんかないといってるぞ、真相を言え
GGIは真相追及が好きやなあ、真相はですねえ・・・
どういうことや?
要するにですね、鳥獣戯画を描いた絵師さんが後世に残る名作にしたいと思って、いろいろヤラセの演技を出演者のボクたちに求めたのです、ちょっとカエル君とウサギ君、相撲をとってみてくれ、カエル君はウサギ君の耳を噛むという反則技を堂々とやってくれ、ウサギ君は大げさに痛がってみせてから、絵になるように、カッコよう思いっきり派手に投げられてくれへんか、と絵師さんが指示したのです、まあ、ヤラセの典型ですね、これは
ふ~ん、わかった、可愛らしい様子してるけど、君はほんまにスナオやないことがわかった
そうですか、ボクはGGIさんがイマジネーションがゼロ、アホな話しを信じやすい人間であることがよくわかりました、にほん昔ばなしなんて、だいたいご都合主義のインチキ話ばっかりなのです、そんなものをテレビ番組にして純真な子供たちをだますなんて、ほんとうに罪作りです
そうかあ・・・ところで君、なぜ足をそんなにキチンと揃えて座っているのや?
ボクは教会のウサギです、これは神さまの思し召しです、ボクは誰かさんとは大違い、行儀の良い正直な礼儀正しいウサギなのです、アホなお方であっても礼儀正しく応対するのが私どもの務めなのです
そうかあ・・・・
グッドナイト・グッドラック!