UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

談合疑惑が増殖中・・・

2015-09-06 00:48:27 | 日記

昨日、神戸の大学を会場に、全国で市民オンブズマン活動を行っているグループが集合した活動報告の大きな集まりがあり、全国からこの活動を行っている弁護士さんや市民のみなさんが様々な報告を行いました

 怠けもののGGIですが、運転手付き車でこの集まりに行かないかと誘われましたので、二人の知人といっしょに行ってまいりました

 この集まりで最近の公共工事の入札率について報告が行われました。入札率というのは公共工事の入札に際しての入札予定価格に対する落札額(実際に落札された額)の比率を意味しています、100%に近いほど業者の利益が大きくなることを意味しているのですが、市民オンブズマン関係者は落札率が90%以上の場合は談合の疑いが大きく、95%を超えると談合の疑いが極めて大きいとしています

 落札率に関する報告によれば、昨年度、全国の都道府県で落札率(全工事の平均落札率)が低かったベストスリーは京都、大分、徳島であり、落札率は81~82%でありました、落札率が高かかったベストスリーは秋田、福島、山梨であり、落札率はなんと96~97%!つまりこの三県、すべての公共工事の平均落札率が95%を超えていますから、かなりの数の工事が談合疑惑極めて濃厚ということになります

 次に「談合疑惑度」なるものが報告されました。これは全工事中、落札率が90%以上であった工事の件数の割合を意味しています。報告によればベストスリー(ワースト3?)は福井、新潟、宮崎でした、談合疑惑度は福井県な何と100.0%!すなわちすべての工事が入札率90%以上であるため談合が疑われるという結果です、2位は新潟の99.4%、3位が宮崎県の97.9%であり、この両県、ほとんどの工事で談合が疑われることを意味しています

 一般に公共工事が少ないときは落札率は低下し、工事が増えると落差率は高くなる傾向にあるとのことでした

 全国(都道府県)の公共工事の年度別の平均入札率は2006~2011年は83~86%に推移していましたが、2013年と2014年は、92%台に急上昇しています、これはおそらくアベノミクス政策により公共工事が急増していることによるものでありませう

 なお、入札率と工事の質には相関関係は認められないとの報告もありました、つまり入札率が高かったからといって必ずしも質の高い工事が行われているわけではなく、また入札率が低いからといって手抜き工事が行われているわけではないということです

 ムダづかいは何も東京オリンピックに限ったことではありませぬ、アベ君が政権の座について「異次元の金融緩和」に手をつけてから始まっているのでありませう

 今日の写真は集会で上映された年度別の全国の入札率の推移が示されているスライドを撮ったものです、クリックしてじっくりとご研究くださいませ、入札率は赤色の折れ線グラフ、青色の棒グラフは金額(単位:兆円)です

 グッドナイト・グッドラック!

 

 

 

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