UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

海外にわざわざ出かけていって人を殺したりするのはいけないことだけれど・・・

2015-09-04 01:29:11 | 日記

新安保法制の審議はそろそろ大詰め、9月半ばには強行であるかどうかはともかく採決される見通しです

 去る某日、知人たちとアベ君のことなどを話しておりましたら、某氏が申しました

GGIさん、海外で誰かさんの後についていって人を殺したりするのは良くないけれど、国内で人を殺すのを公認するのもよくないですよねぇ」

「おっしゃる通り、犯罪であるか否かを問わず、かつ国内であるか国外であるか否かに関わらず、人殺しはよくありませぬ」

「でも、最近は多くの市民が海外での人殺しには反対と叫んでいますが、国内での国家公認の殺人に反対する声はあいかわらず小さいというか、もう消えてなくなりそうではありませんか」

「・・・そうやなあ・・・以前は国会には死刑廃止議員連盟というのがあって多少は活動していたのですが、いまやこの議員連盟、会長がいるだけで、あとは・・・とにかくいまや有名無実というか・・・」

「会長って誰なのですか?」

「ながいあいだ亀井静香氏が務めているのですが・・・なかなかクセのある人物ですが、でも警察官僚あがりながら会長を務めているのはリッパや」

「そうですか・・・前回の死刑執行は6月末でした、年内にもう一度はあるのではないかと思うのですか」

「う~ん、確かに・・・秋風が吹き始めると、法務官僚が法務大臣にプレッシャーをかけはじめるやろうなあ、このごろは先の大戦のことなんかまったく知らない女性閣僚なんかが張り切ってヤスクニ参りをしたりして女性のほうが勇ましから、法務大臣が女性だからといって安心できん」

「そうですか、ところでGGIさん、昨年12月に名張毒ブドウ酒事件についての映画の上映会を行いましたね、逮捕されてから半世紀にわたり死刑囚として未だに拘留されており今は病床にある八十数歳になる人物を題材にした仲代達矢主演の《約束》という映画でした、今年も死刑についての映画上映会をやってはいかがですか?」

「そやなあ・・・やるのはいいけど観に来るひとがどれだけいるかやなあ、去年はやっとこさ50人、それにカネも若干いるしなあ」

「重大な死刑事件の弁護人を次々に引き受けて頑張っている弁護士さんの姿を追ったドキュメンタリー映画があったでせう、あれなんかいかがですか?」

「ああ、あれですか、《死刑弁護人》というドキュメンタリー映画・・・そやなあ・・・でもなあ、テーマがテーマやからなあ、見に来る人いるやろか・・・」

「たいして見に来る人がいなくても何にもしないよりはいいでせう」

「そやなあ、自民党の野田聖子も、義を見てせざるはナントカとか言うてるしなあ・・・」

というしだいで、年内にこの映画の上映会をすることになってしまいました

一昨日の午後、この映画の配給を行っている東京の小さなか会社に「自主上映」をすしたから、カネもちゃんと払うから、でもまけてね、とお願いしましたら、この小さな会社、なかなか仕事が早い

「わかりました、ポスターと資料類を今日中に発送します、PRのチラシなどに使う画像のデータはメールで送っておきます」

 今日お見せする写真は映画「死刑弁護人」のポスターです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 この映画、数多くの重大な死刑事件の弁護人を務めてきた弁護士の姿を追ったドキュメンタリー、製作は東海テレビ(2012年)、第66回文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門優勝賞受賞作品です

 この60代半ばの弁護士さん、安田好弘氏、これまでに「オウム真理教事件」の浅原彰晃、「和歌山毒カレー事件」の林眞須美、「名古屋女子大生誘拐事件」の木村修治、《光市母児殺人事件》の元少年、「新宿西口バス放火事件」の丸山博文など、さまざまな死刑囚の弁護に当たってきました

 ポスターの右上に書かれている文言が読みにくいので以下に記しておきます

《最高裁の弁護人は死刑執行まで背負う。遺体を引き取り、葬式を出す。

《付きあっている人やで、「ほな、さいなら」とは、いかんやないか」》

 グッドナイト・グッドラック!