わが湖国が誇っているとされているものの一つは湖畔に誇らしく屹立している「びわこホール」であります
このホール、オーストラリアはキャンベラにある貝殻型のオペラホールをまねたのではないかとGGIは勝手に思っております、旧い金銭登録機を連想させるようなヘンな形の建物であり、GGIはなんとなく好きではありませぬ、
建物のなかにはいると琵琶湖を一望できるのは素晴らしいのですが、それ以上言うべきことはGGIには何もありませぬ
しかし、建物の外側はとても素敵です、と申しますか大変GGIは気にいっているのです、正確に申しますと建物の外壁に沿って設けらている回廊が素適なのです
先日も永井愛の作・演出による「鴎外の怪談」(劇団、二兎社)をこのホールに観にいきましたときにこの回廊をブラブラしました
今夜の写真はこの回廊を撮ったものです
いつもこのホールに出入りしたり近くを通りかかったrりしたときは、GGIはこの回廊を歩いてみます、人影がまったくないときの回廊はシュールレアリズムの先駆者といわれるデ・キリコ(1888~1978)が描いた回廊の絵を連想させます
彼の絵は、明るい色彩ではありますが、画面いっぱいに静寂が支配しています、人影が描かれている絵でも静寂が支配しています、無限の静寂です、時が凍りついて停まっているかのようです、じっと見つめているうちに画面の中に引きこまれるように感じ、ときには不気味であり、何か説明のつかない不安に陥れられます
キリコの絵は「形而上絵画」などと言われたりするそうですが、なんとなくGGIも、そうかもしれないなあ、などと思ったりいたします
グッドナイト・グッドラック!