去る某日、京の町で行われた袴田事件弁護団の若き弁護士さんによる講演会に行きました
みなさんもご存知かと思いますが、袴田事件の犯人とされて死刑が確定し、45年間にわたり拘留されていた袴田巌さんは、今春第二次再審請求において再審開始が決定され、即日釈放されました
袴田巌さんは1966年6月30日に清水市(当時)でおきた味噌製造会社の専務さんとその家族が殺害され放火された事件の犯人として同年8月18日に逮捕され、連日十時間から十数時間にもおよぶ警察の取り調べを受け、ついに拘留期限の三日前(通常、拘留期限内に起訴できなければ、釈放しなければなりません)の9月6日、前日から続いた連続14時間にもおよぶ取調の末に犯人であると「自白」したとされています
講演会では警察による取調がどのようなものであったかと示すために一枚のスライトが示されました
今夜の写真はこのスライドを撮ったものです、どうかクリックしてご覧くださいませ
スライドの表題は「静岡県警の確固たる取調方針」です、スライドに示されている文書は静岡県警が作成した捜査記録文書であるとされています
このスライドに示されている文章を読んでGGIは唖然といたしました、まったく想定外というか、捜査当局のデタラメぶりは想像を絶するものでありました
いかに強引かつ非常識な、無茶苦茶な取調の名に値しない取調が行われていたのか、この文書を読めば一目瞭然です、この文書の内容は極めて明瞭でありますから、GGIが余計な説明をする必要はないでありませう
どうかスライドに示されている文章をご一読ください
グッドナイト・グッドラック!