930 福島県石川郡古殿山上、国道349号の脇に立つ火の見櫓 4脚88型 撮影日171102
■ 櫓は上方に向かってあまり逓減していないので少し太目に見えるが、こういうプロポーションも好いと思う。総高は12mくらいか。
4角形の櫓に8角形の屋根、8角形の見張り台はこちらでは多い組合せなのかもしれない。
屋根にくるりんちょな蕨手を付けていない。屋根の下に帯や乳付きの半鐘が吊り下げてあり、その位置は中心を外してある。見張り台の手すりの飾りはハートを逆さにしたような形で長野県内でもよく目にする。
踊り場の手すりは4面共、少し張り出している。ここにも見張り台の手すりと同じデザインの飾りを施してある。
脚部の構成はあっさりしたもの。