903 甲州市勝沼町勝沼の火の見櫓 撮影日 171009
■ 東京に向かう電車からこの辺りの景色を見るのが好きだ。石和温泉駅を過ぎると電車は大きく北へ迂回して進み、塩山駅あたりで向きを変え、勝沼ぶどう郷駅(旧勝沼駅)に向かって次第に高度を上げて行く。車窓から甲府盆地が俯瞰できるようになるが、起伏した丘陵地を覆うぶどう園、点在する民家の俯瞰景が美しい。昨日(9日)、その風景の中にすくっと立っている火の見櫓との出会いを期待して移動したが、叶わなかった・・・。
両側にぶどう園が続く道を進むと消防団の詰所と火の見櫓があった。鋼管で平面が4角形の櫓を組み、中間に半鐘を吊り下げている。その位置から、櫓の左側面に梯子があるはずだが見当たらない。柱を繋いでいる横架材を登っていたのだろうか。半鐘を叩かなくなって、外してしまったのだろうか。