火の見櫓のある風景 好きな道路山水的構図 安曇野市穂高にて 描画日2023.03.01
■ 火の見櫓のある風景をスケッチするときは、現地に立ってよく観て、風景を構成している要素を捉えます。その後、下描きはしないでいきなり本チャンの線描をします。構成要素の形もさることながら、大きさと要素間の位置関係には注意します。
描かずに省略する、例えば看板や電柱などの要素もあります。建物に窓を加えたりすることもあります。風景の再構成、これって創造行為ですよね。
椅子に座らず立って描くこともあって時間をかけません。線が曲がっても気にしません。それも味だと考えて。透明水彩絵の具で着色します。それも以前は現地でしていましたが、今は自宅でしています。建物の屋根や壁の色などを変えてしまうこともあります。
写真を撮ってきてその写真を見ながら線描するということはしません。目の前の立体的な、そう3次元の風景を平面に落とし込むことが楽しいのです。これをカメラに任せて、手放してしまうのは何とももったいないです。
春めいて遠くの山が紫がかって見えています。春霞でしょうか、なんとなく風景が薄く見えます。この雰囲気を彩色して表現するってなかなか難しいです。
ようやく春らしい陽気になってきました。これからはスケッチブックを持って出かけて、火の見櫓のある風景のスケッチをします。スケッチ展の開催を目指して。