松本市島立の火の見櫓
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数日前、松本合同庁舎前の道路を走っていた時、センサーがこの火の見櫓に反応した。あれ、こんなところに火の見櫓がある! で、今日出かけてきた。なかなか整った姿形の櫓だ。脚下に小さな文字書き道祖神が祀られている。
梯子が見張り台の床を突きぬけて伸びている。ちょっとした配慮だが、こうしておくと上り下りしやすい。梯子が床までのものとはかなり違う。半鐘は取り外されている。屋根の頂部の大きなダンゴは松本市内の比較的小ぶりな火の見櫓によく見られる。
脚部に注目。3面のうち2面は水平部材をかなり低い位置に取り付けて、斜材で補強している。残りの1面だけ違うがこれは元々同じだったものを櫓内部に出入りしやすいように後で改修したのだろう。下の写真でそのことが分かる。
ブレースを調整するためのリング式ターンバックルを上半分だけ残し、水平部材のアングルに溶接してとめている。既に書いたが、このターンバックルは変形しやすい。だが、火の見櫓のような工作物では強度的に問題が無いのだろう。