透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

632 伊那市美篶の火の見櫓

2016-07-20 | A 火の見櫓っておもしろい


632  伊那市美篶(みすず)下県ふれあい館の敷地に立つ火の見櫓 撮影日160718

南箕輪村から伊那市に移動。脳内検索をしても、火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真が撮れそうなところはヒットしない。まずは火の見櫓探しから。郊外に出ようと国道361号を高遠に向かって走行中にこの火の見櫓を集落内に見つけた。逆光で写真が撮りにくかったが、屋根下の様子まで写っているからまずまず。

4角形の櫓に4角形の屋根、4隅を面取りした4角形の見張り台(各辺の長さが等しくないので8角形とは見ない)。櫓の末広がりのカーブが実に美しい。屋根の形も整っている。梯子は踊り場までは櫓の外部に、そこからは内部に設置されている。

この火の見櫓の高さは見張り台の床面まで約8.8メートル。そこから屋根の頂部までを3.5メートルとして、総高は9メートルちょっと。



スピーカーなど、「余分なもの」が付いていないのも好ましい。 半鐘は屋根の中心に吊り下げてある。案外この中心吊りは少ない。手すり子(手すりと手すり子は区別したい)の大きな割り付けのざっくりとした装飾はモダンな印象。



脚部は1面のみアーチで他の3面はブレースのまま。外付け梯子だから、4面ブレースでも支障ないのに、なぜこうしたのかは不明。梯子を櫓の内外どちらに設置するかに関係なく、共通にこうしているとしか解釈できないが・・・。この櫓を製作した鉄工所の作品、そう「作品」をいくつか見れば分かるけれど。




 


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