透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

予定外のみなかみ町経由

2022-07-10 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 3

 吾妻郡高山村から国道145号で沼田市へ入り、隣接する川場村内を県道64号で北上する予定だった。だが、どうも国道145号添いには火の見櫓が立っていそうにないと感じ、予定を変更してみなかみ町を経由することにした。

1979年の10月、そう40年以上も前にみなかみ町(当時は水上町)から武尊山(ほたかやま)に登ったことがあった。♪この町は いつか来た町 ああそうだよ このことも経路変更の要因だったかもしれない。県道36号を北上、関越自動車道の月夜野ICの近くへ。この変更は正解だったと思う。




1352 みなかみ町月夜野橋下 4脚4〇型 撮影日2022.07.07

「あ、火の見櫓!」 遠くからこの火の見櫓が見えた。



道路より1段高いところに立っている。最近このような火の見櫓に「高さかせぎ」という名前を付けた。「貫通やぐら」に「道路またぎ」それから「高さかせぎ」。

美しい末広がりのフォルムだが、すぐ横に立つ消火ホース乾燥塔が気になる。火の見櫓の姿に大いに干渉している。屋根と見張り台が間延びしているように見える。屋根が小さいことと柱の間隔が狭いことが間延びしているような印象を与えているのかもしれない。必要以上に間をあけると半鐘が叩けなくなる。





脚をせっかくトラスにしたんだから、下端まで伸ばして欲しかった。


 


東吾妻町と高山村のマンホール蓋

2022-07-10 | B 地面の蓋っておもしろい

長野原町の道の駅で八ッ場ダムカレーを食し、その後高山村を目指して国道145号を東進する。途中、東吾妻町と中之条町を通る。残念ながら、火の見櫓との出合いはなかった。やぐらセンサー無反応。


 東吾妻町で旧吾妻町のマンホール蓋(小型)を見る。初めて見る蓋だが、既視感。なぜ? 帰宅して気が付いた。箕輪町の蓋とよく似ている。共旧吾妻町も箕輪町も町の木がケヤキで、蓋のモチーフも共にケヤキ。樹形も似ているし、葉の表現も似ているし、蓋全体のデザインも似ている。旧吾妻町の蓋には「太陽と緑と清流の町」というコピーを上に、「あがつま」という旧町名を下に配している。


箕輪町のマンホール蓋



高山村役場外観 撮影日2022.07.07 長野原町の道の駅から約1時間かかって到着した。


 吾妻郡高山村のマンホール蓋には村の花のリンドウを載せた村のマスコット・ひかるくんが描かれている。左手に湯おけ、右手に天体望遠鏡を持っている。上下左右のデザインのモチーフは分からない。下側に「たかやま」と「水きれい」の文字を入れている。

余談:写真の上側にカメラを持つ私の手の影が写っている。影が蓋にかからないように、逆方向から写して180度回転させた。そうしないと蓋全体に影がかかってしまう。太陽の位置によってはこんな工夫が必要(蓋好きな人たちはみんなしていると思うが)。


長野県にも同名、高山村がある。


長野県上高井郡高山村のマンホール蓋


 

 


八ッ場ダムカレー

2022-07-10 | F ダムカレー



 大鹿村大河原の道の駅「歌舞伎の里 大鹿」の「おい菜」で提供している小渋ダムジビエカレー(上掲写真)について以前記事を書いている(過去ログ)。

八ッ場ダムカレーを提供している食堂が道の駅 八ッ場ふるさと館に八ッ場食堂とやまと屋八ッ場本店の2店舗あり、八ッ場食堂のダムカレーは「小渋ダムジビエカレー」と同じタイプで、堤体がごはんではないことがネット情報で分かり、やまと屋八ッ場本店と決めていた。

*****

草津町から引き返し、道の駅 八ッ場ふるさと館(吾妻郡長野原町林)に10時半ころ着いた。早速やまと屋八ッ場本店へ。ブランチでダムカレーを食べるため、朝はヨーグルトだけで済ませている。



発注7分後に供された八ッ場かつダムカレーを見て戸惑った。堤体はごはん? それとも一口かつ? 八ッ場ダムは重力式で、堤体は直線だが、ごはんはC形。ふたつの一口かつでは堤体の用を成さない・・・。だが、どんな形であれ、提供者がダムカレーだとすればダムカレー。

釈然としないまま、ごはんを堤体と見なして竣工検査をした。

・ダム型式:重力式ライス(??)ダム
・堤体長:実測不能
・堤体高:約5cm(実測値)
・堤体幅:実測しなかったが、目測で約5cm
・堤体重量:300g(施工会社の女性社員に訊いた)
・総貯ルー量:150ccくらいか(大雑把な略算値)
・敷地:黒い長楕円 長径37cm 短径16cm 
・ダム湖の深さ:約2cm(推測平均値)
・工事費:1250円(税込)※サービス特価
・施工に要した時間:約7分
・竣工検査及び試食に要した時間:約20分(野菜サラダと杏仁豆腐とも)
・味:私は味に関する検査資格を有していないので対象外とする。もう少し辛口でもよかった、一口カツがサクサクで美味かった、とだけ記しておく。


竣工検査会場 外観


竣工検査会場 入り口


八ッ場(やんば)ダム 撮影日2022.07.07 


 


テトラポッド模様の地紋

2022-07-10 | B 地面の蓋っておもしろい

 群馬にもダムカレーがある。出かける前から吾妻郡長野原町の道の駅「八ッ場(やんば)ふるさと館」でダムカレーを食べようと思っていた。開店は10時半、まだ時間があるので草津町まで往復することにした。長野原町から国道292号を北進する。途中集落もなく、我がやぐらセンサーは全く反応しない。

火の見櫓めぐりをするとき、いつもカーナビに目的地として市役所・町村役場をセットする。今回もそうした。草津町役場に9時45分頃着いた。せっかく来たのだから、何か撮って戻ろう・・・。役場敷地内でマンホール蓋の写真を撮った。


草津町のマンホール蓋。草津町役場敷地内 撮影日2022.07.07

 蓋好きの人たちがテトラポッド模様と呼ぶ地紋(*1)、蓋の中心部に漢字の下、その周りを9つのサが囲む。9つのサでクサ、これはすぐわかった。この蓋にツはあるのかな。脳トレ問題のようだが、分からない・・・。

草津町の蓋には数種類のデザインがあるようだが、見かけたのはこの蓋だけだった。


*1 毘沙門亀甲文様


嬬恋村今井の火の見櫓

2022-07-10 | A 火の見櫓っておもしろい

群馬の火の見櫓 2


1351 吾妻郡嬬恋村今井半出来 半出来コミュニティーセンター 4脚48型 撮影日2022.07.07

 貫通やぐらを観た後、吾妻川沿いの国道144号(*1)を長野原町に向かって進む。途中でなんとなく脇道に入り、この火の見櫓と出合うことができた。櫓に対して屋根や見張り台が大きく感じる。頭でっかちな火の見という第一印象。




半出来コミュニティーセンターの敷地内から火の見櫓を見る。


三原の貫通やぐらと同じ4角形の屋根と8角形の見張り台という組み合わせ。手すり子に山形鋼を使っているためか、見張り台はごつい印象。錆が目立つ。屋根の下が暗くて分かりにくいが、サイレンの他に半鐘もある。


踊り場が設えてない。これは梯子間の移動がしにくいだろう。


櫓内に双体道祖神が祀られていた。裏面に「昭和五十九年十二月半出来有志建立」と刻字されていた。


*1 上田市と群馬県吾妻郡長野原町を結ぶ一般国道