透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

松本城の天守に祀られている二十六夜神

2021-12-08 | A あれこれ

   
撮影日2021.12.08


撮影日2020.10.30

 松本城の大天守最上階(6階)まで登ると4方の窓から市街地を俯瞰することができる。なぜ人は俯瞰景を好むのか分からないが、外の景色に気を取られて、小屋組みのてっぺんに祀られている二十六夜神には気がつかないかもしれない、説明板が設置されているのに。

説明板には次のように書かれている。**元和3年(1617年)松本に入封した戸田氏が祀ったとされており、月齢26日の月を拝む信仰で、戸田氏は毎月3石3斗3升3合3勺(約500キログラム)の米を炊いて供えたと云われています。今日まで松本城が火災等の災害に遭わず、無事残っているのは“二十六夜神のおかげ”とされています。**


安曇野市穂高上原にて 撮影日2020.03.22

二十三夜塔はそれ程珍しくなく、時々見かけるが(上掲写真)、二十六夜塔はまだ見たことがない。手元にある『安曇野 道祖の神と石神様たち』西川久寿男(穂高神社発行)という本には梓川村(現松本市梓)に祀られている二十六夜塔の写真が載っている。場所を探して訪ねてみたい。