■「ワインバーグの文章読本」読了。文章を構成することは自然石を積み上げて壁をつくることと似ている。文章を書く方法を自然石構築法に喩えて教える本。
全20章で構成されているが、各章の扉には石積みの写真とその説明文が載せられている。それが各章の概要を分かりやすく伝える役目を果たしているのが巧み。この手の本をときどき読み返すことも必要かも知れない。
この本の一番の教えは帯の**興味のないことについて書こうと思うな**だった。ブログにも、もちろん当て嵌まるだろう・・・。
■ 哲学的思索に満ちたSF小説『ソラリスの陽のもとに』スタニスワフ・レム/ハヤカワ文庫を読んでから17年が経つ。
「惑星ソラリス」はこの小説を原作とするタルコフスキーの映画。キューブリックの「2001年宇宙の旅」と共に印象に残っているが、両者は全くタイプの異なる映画だ。「ソラリス」というタイトルで7、8年前に再度映画化されたが観たいとはあまり思わなかった。
久しぶりのSF、ようやく小説モードになってきた。名作には再読させる力がある。