透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

豪雨と「インデペンデンス・デイ」のUFO

2008-08-30 | A あれこれ
 局地的な豪雨によって各地に被害が出ています。

愛知県岡崎市の美合町では昨日(29日)、午前2時までの1時間に146ミリの雨量を記録したそうです。3、40ミリでも大変な豪雨ですから、100ミリを越える豪雨はもう想像もつきません。「バケツをひっくり返したような」、とよく形容されるのですがそんなものではないでしょう。

映画「インデペンデンス・デイ」には直径が24キロ!という巨大なUFOが町を覆い尽くすように出現しますが局地的に降る豪雨はこの位の大きさの水槽を一気にひっくり返したくらいなのかもしれませんね。

小松左京に「首都消失」という小説があります。映画化もされたと思います。首都圏が巨大な雲に覆われてこの国が機能不全状態に陥るというSFです。局地的に発生した雨雲からの降雨ということであれば、巨大なUFOより「首都消失」の雲の方が実際の気象現象のイメージに近いのかもしれません。でも巨大なUFO程もある水槽をひっくり返したようだという先の表現のほうが今回の豪雨の激しさがイメージできるのではないかと思います。

床上まで浸水したとなると復旧が大変でしょう。大切なものが紛失したり壊れてしまたり・・・。被災された皆さんにお見舞い申し上げます。