透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

フェルメール展に行こう!

2008-04-09 | A あれこれ



■ 建築トランプ、今回引いたのは前川國男でした。

洋服の向かって右半分は前川さんオリジナルの打ち込みタイルのパターン、これはすんなり分かりますが左半分は60年代ころ盛んに使われた縁甲板型枠のコンクリート打ち放し?それとも石張り? さて頭に載せているのは・・・前川さんの代表作、上野の東京文化会館の外構にあったような気がしますが確かではありません。小さく描かれているのはあまり似ていないような気もしますがたぶん前川さんが師事したコルビュジエでしょうね。

前川さんは公設の美術館をいくつも手掛けました。東京都美術館、熊本県立美術館、山梨県立美術館などが直ちに思い浮かびます。いずれも外壁に打ち込みタイルを使っています。

さて8月2日から前川さん設計の東京都美術館で「フェルメール展」が開催されます。この展覧会は昨年から決まっていたようですが、私は今日の朝日新聞の記事で知りました。

昨年「牛乳を注ぐ女」が来日して話題になりました。国立新美術館で公開されたのですが残念ながら観ることは出来ませんでした。今回の展覧会では7点展示されるそうですね。私の注目は「絵画芸術」、初めて描いた都市風景画「小路」それに「ワイングラスを持つ娘」。 

この展覧会の会期は12月14日までと長いです。フェルメールは人気のある画家ですから会期中は混むでしょう。平日に是非出かけたいと思います。



『フェルメール全点踏破の旅』朽木ゆり子/集英社(集英社文庫ヴィジュアル版)はおすすめの1冊です。