海の日の今日、かねてからの計画通り家族で出かけました。
が、しかし
南予地域に入った途端、バケツをひっくり返したような雨。 ワイパーを最速にしても見えないほどの・・・・
高速道路の脇にたまった雨水が噴水のように車に降りかかります。
始めは、台風女のぶじこが一緒だからねえと冗談まじりだったわたしたちですが、
「妹が帰ってきたとき一家4人が死んでたらかわいそう・・・」と、ぶじこが真剣に言い出した頃には、山の多いこの道で土砂崩れでも起きたらーと、わたしもちらっと不安がかすめました。
わたしたちは、南予の南楽園という庭園を目指していたのですが、もう、宇和島の鯛飯でも食べて帰ろうやと、いうことになりました。 ちょうどお昼になっていました。
宇和島市のきさいや広場です。
地元で採れた野菜や魚をとても安い値段で売っていました。
天井にずらっと張られた大漁旗。 とても威勢がいいです。
レストランでは、宇和島の郷土料理のメニューがたくさんありました。 日向飯、 宇和海で採れたウニの丼、海鮮丼、そして鯛飯・・・・ どれもおいしそうで迷いましたが、初志貫徹で鯛飯を。
これが鯛飯です。 画面からはみ出してしまいましたが、これに白いご飯があります。
わかめとちりめんじゃこのお吸い物、宇和島名産のジャコ天、漬け物がついています。
瀬戸内海側の鯛飯は、ご飯に鯛を丸ごと炊き込んで、炊きあがったら身をほぐして混ぜ込みます。多分中予地方もこのタイプだと思います。しかし、こちらの鯛飯は、鯛の刺身を垂れに漬け込み、それに生卵をまぜてご飯にかけて食べます。
隣接している中予と南予とでこれだけの違い。 われわれ東予人にとって南予は、異文化に溢れた魅力的な地域です。
わたし以外はみんな宇和島の鯛飯を食べたのは初めてでした。 鯛の切り身が新鮮でぷりぷりしていてとてもおいしかったです。
その後、うしおにの展示場を覗いてみました。
うお~、おっきい~
頭が天井に届きそうです。
顔は怖そうでいてどことなくユーモラス。 体の毛はシュロの皮でできています。
頭の部分だけで人間の背丈より高いです。
牛鬼は、宇和島市にある和霊神社の祭りに登場します。 和霊神社の夏祭りはもうすぐ、22日からだそうです。 こんな大きな牛鬼が市内を練り歩くところを想像するとワクワクしてしまいます。大学時代、宇和島市出身の級友が、夏休み前になるとそわそわしていたのを思い出しました。
それにしても、なんだか奇抜な山車です。 東予地方はまつりと言えばだんじりと太鼓台、中予はけんかみこし。 文化の違いはこんな所にも表れていました。
さて、問題の雨は小降りになって、わたしたちは予定通り南楽園へ向かいます。ー続くー