あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

バンジロウ

2015-10-27 22:04:38 | 野菜・果物・料理など
 去年の夏、葉っぱが花粉症に効くという言葉に引かれてバンジロウなる植物の苗を買いました。わたし、その名前と葉っぱの形状から、てっきり柑橘類だと思ったんですね。でも、ちょっとおかしいなとは思ったんです。夏から秋に出てきた新芽が、柑橘にしては赤いな。それに冬の寒さで新芽が枯れてしまうし・・・・まあ、柑橘の中にも寒さに弱いのはありますから、ちょっと防寒してやればよかったかな。

 春になって新しい新芽がたくさん出て、花も咲きました。その花を見て、これは柑橘ではないとやっと気づきました。白い小さな花火のようなかわいい花でした。残念ながら写真に撮ろうと思っている間に花が終わってしまいました。ジャボチカバ似よく似た花です。え?よけいにわからない?

 去年の写真ですが、ジャボチカバの花です。小さな花火みたいでしょ?



 やがて、青い小さな実がなって



 でも、こうしてみるとキンカンか何かのようでしょう?

 ぼつぼつ黄色くなってきました。



 そして小さくて黄色い実のまま落ちだしました。大きさは、500円玉よりちょっと大きいくらい?



 それで、ああ、黄色いのが完熟した実なんだなとわかりました。
 ちょっとかじってみると・・・

 あまい! 甘酸っぱくてなんだかいいにおい。
 切ってみると中はこんなのです。



 皮は柔らかくて剥きにくいです。種がたくさんあって、固いんだけど、出すとあまり食べるところがなさそうなので、皮ごと、種ごと、飲み込んでしまいました。
 皮はともかく、この種がじゃま。どうしたらいいかなあ。

 ここにきてやっとわたしはバンジロウなるものの正体を調べたのです。

 びっくり! バンジロウってグァバだったのね。
 
 それじゃ、とりあえずはジャムかジュースでしょうね。

 背丈が50センチほどの小さな木ですのに、こんなにたくさん採れました。



 でも、ジュースにしたらコップ一っぱいくらいしかつくれないでしょう。ジャムにしてみましょうか。でも、生でもけっこうおいしいしなあ。
 あれこれ考えているころ、甥の一家が遊びに来たので、これを出してみました。

 「おお!初めて食べる!」甥っ子は大喜び。
 そしてバンジロウは、甥の家族やうちの家族のおなかの中に消えたのでした。

 先日ぶじこがストロベリーバンジロウなるものの苗を買ってきてくれました。 こちらは赤い実がなるそうです。まだ小さいので、実をつけるには二,三年かかりそうですが、楽しみです。
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ハチの巣箱の手入れ

2015-10-22 00:15:24 | 日本ミツバチ
 我が家のミツバチ、今年も何度か巣別れし捕まえたもののやっぱり逃げられてしまいました。でも、一番始めに飼い始めた巣箱のハチは元気です。ただ気がかりなのは、4段ものの高さがあること。ハチの出入り口の箱を合わせると5段にもなります。



 強風が吹く度に吹き飛ばされるのではないかと気が気ではありません。
 中はこんな感じ


 いっぱいいるでしょ。ただ、ハチの群れは上から巣を作ってきて下の方に移動してきますので、一番上の箱だけはハチがあまりいません。そこで、一番上の巣箱を切り取って3段にすることにしました。低くなればそれだけ風当たりも弱くなりますから。

 まず、天井の板のねじを外します。 次に包丁を差し込んで板にくっついた巣を切り取ります。

 切り取ったものを上から見るとこうなっています。何層にも巣を作っていました。

 

 次に1番目と2番目の箱の境目に包丁を入れて切り取ります。これで箱がはずせるようになりました。切り取った箱を取り除いて、2段目の箱に先ほど外した天井板をかぶせます。


 と、ここまでしてきて、蜂の巣がずいぶん下の方まで巣を広げていることに気がつきました。新しい箱を継ぎ足してやらなければ下につかえてしまいます。それで一番下に新しい箱を差し込んで上下を固定してやりました。

 あらあら、これじゃ前と変わらないわ。結局巣箱は4段のままだったのです。ブロック2個を重り代わりに置いてやりました。

 ここまでなるべくハチを騒がせないように手早くやらなければなりません。生まれて初めて自力で巣を切り取る作業。ハチたちはわたしの周りをブンブン飛び回るし、箱の中では群れたちがシャー、シャーと警戒の羽音をうならせているし、汗が顔からぽたぽたと流れ落ちてきました(これをしたのは9月です)

 でも、外したねじを締め、巣箱が元通りになるとハチは何事もなかったように静まりました。

 切り取った巣



 ハチが数匹潜っていましたが、これも巣箱へと帰り、誤って包丁の犠牲になったハチもいないようです。もちろんわたしも刺されていません。初めてにしては大成功ね。

 さて、次は蜂蜜の採集です。が、

 かるい。

 持っただけで巣が空であることがわかりました。それでも少々は残っているかな。




 例によって、ざるに調理用ガーゼを敷き、砕いた蜂の巣を乗せます。それをボールに入れて



 このまま二,三日放置します。


 ざるをあげてみると


 ちょっぴりたまっていました。 

 熱湯消毒した瓶に入れて保存します。



 大きい瓶が200㏄ 小さい瓶が100㏄だったかな。ほんとうにちょっとね。一昨年は梅酒用の瓶一つでは足りないくらい採れたのに。

 今回の密はほんの少し酸っぱい感じがしました。そして濃厚な甘さでした。ハチが集めた密ははじめは水分が多くて、それをハチたちが羽根で水分を飛ばして濃くしていくらしいのです。これはかなり古い蜜のようです。

 まあいいか。去年は蜂蜜を採りませんでしたので、2年ぶりの蜂蜜です。このハチたち、よっぽどこの巣箱が気に入っているのか、ずっとここで仲間を増やしているのです。こんなに小さくて、働き者で、賢い生き物が近くにいるなんて。毎日猛スピードで巣箱めがけて帰ってくるハチを見るだけで心が和んできます。
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チョウとガ

2015-10-13 22:00:40 | 生き物
 シャクヤクの葉の上で見慣れない毛虫を見つけました。


 初めて見た!いったいなんでしょう。よく見るとなかなかきれい。


 
 ぶじこに聞いたけどわかりません。ネットでも調べたけどわかりません。結局 いもはんーイモムシハンドブックーをつぶさに見ていった結果、ナシケンモンガとわかりました。

 ああ~、ガねぇ。ガとわかったとたんこのがっかり感は何なんでしょうね。
 
 それから二,三日後、またまた変わった幼虫が見つかりました。



 「なに、これ? なめくじ?」思わす言ってしまいました。
 「違うよ。角があるじゃろ? これ、多分チョウじゃない?」とぶじこ。当然飼育することになりました。そして名前もすぐわかりました。「イシガケチョウ」

 この幼虫、近所の畑の無花果畑で見つかったものです。その畑の持ち主のおじさん、それまではさみでチョンチョン切って退治してたんですって。珍しいチョウと知って見つけた幼虫を持ってきてくれました。 再度持ってきてくれたときぶじこが留守をしてたものですから持って帰って飼っていたらさなぎになって羽化したそうです。とっても喜んでいたとか。イモムシ仲間また一人増えました。

 この幼虫、脱皮して緑になりました。


 そしてさなぎになりました。



 同じ頃、ナシケンモンもさなぎになったのですが



 なんだかよくわからないこともあってさほど関心も持たれず。そしていつどうなったのやら、成虫の姿を見ることができませんでした。

 一方チョウの方は・・・・
 さなぎを玄関の中に入れて飼育していたらしいのですが、玄関を開けたとたん飛んでいったんだそうです。カメラを持って駆けつけました。
 まだ近くにはいましたが、どれかわかりますか?



 これが限界。そこで、ぶじこが2匹目のさなぎをくれました。それを居間に置いていたところ、うちへやってきたトラオが

「お部屋にチョウがおるよ。」

 トラオはとてもめざといのです。見れば天井近くの壁に


 どうも高いところが好きなのかもしれませんね。


 このチョウ、以前にも見たことがあります。羽の模様が石垣のようなおもしろいチョウです。平地ではあまり見られないそうなのですが、それがごくごく身近なところで繁殖していたとは。

 写真を撮ったところで、窓を開けて逃がしてやりました。チョウは青空目指してひらひらと飛んでいきました。

 トラオが叫びました。「さよならあ。誕生日おめでとう~」

 チョウの誕生日って? 卵で生まれたときでは?
 でも、卵から無事にチョウになれるのは運と強さに恵まれたほんのわずかな個体だけ。羽化した時が誕生日と言ってもいいのかもしれません。
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島根の旅その2 石見の夜神楽

2015-10-09 00:27:40 | 旅行
 石見銀山を出てバスは浜田市のホテルへ。浜田市は小さな街で、ビジネスホテルくらいの小さなホテルしかないんだとか。
 なるほど、そんな感じのホテルでした。トイレもシャワートイレではなく、部屋も豪華というわけではありません。でも、掃除は行き届いているし、必要にして十分だと思いました。今回はホテルで贅沢する旅ではないので。そしてわたしは、部屋に着くなりベッドに倒れ込みました。石見銀山での自転車こぎが相当こたえました。
 一人旅でよかった。誰に気を遣うこともなくのんびりできるのですから。
 
 食事は一人旅の仲間4人で楽しく頂きました。
 地元の魚をふんだんに使ったお料理


 これ、たしか「ぼっこう」と行ったと思うんだけど・・・・はや記憶があいまいです。瀬戸内海の「ほご」みたいな魚でしたが。
 
 あとでわかったのですが、天皇陛下もお泊まりになったホテルだったんですって。家族的な温かいおもてなしぶりが印象的でした。

 今日の予定はこれで終わりではありません。実はこれからがこの旅の一番の目的。

 浜田市の三宮神社の本殿です。



 赤々と明かりがともり天井からは色とりどりの幣が下がって華やかです。ここで毎週土曜日の夜神楽が演じられるのです。わたしはこの神楽に引かれてツアーに参加したのでした。

 でも、ほんとにこの狭い場所で?

 本当でした。


 最初の演目「神武」
 神武天皇の大和平定を題材にした神楽です。客席との距離、50センチ? 飛び散る汗まで見える距離で二人の踊り手が激しい立ち回りを演じていました。



 すごい迫力。演目は「塵輪」


 神楽面のおどろおどろしさもすごい。夢に出そうです。そして衣装は金銀の刺繍に彩られ絢爛豪華です。愛媛の東予の方なら想像が付くと思いますが、新居浜の太鼓台を飾っている豪華な刺繍、あれを身にまとっているようなものです。

 最後の演目「大蛇(おろち)」



 これは怖い。わたしが最前列にいたらとてもカメラどころではなかったでしょうね。



 おろちと言えば八つの頭と八つのしっぽを持つ大蛇ですが、舞台が狭いため4頭の蛇で演じていました。それでも舞台は大蛇に占拠されたよう。その動きのリアルなこと、不気味なこと。主役のスサノオもかすんでしまいそうでした。

 ところで忘れてならない笛太鼓の人たち。正確なリズムで激しく神楽を盛り上げています。


 リズムそのものは意外に単調なんですね。耳慣れた獅子舞に似ているなと思いました。
 その囃子方のひとりは初々しい顔つきの中・高生の少年でした。中央の少年の後ろにバチのような物が見えるでしょうか。バチだけが動いているのが見えているのですが、それが実に正確なのです。実は囃子方の後ろに5歳くらいの小さな坊やが座っていて、大人のたたく太鼓に合わせてバチを振っているのです。最初の画像に出てきた坊やです。多分関係者のお子さんで舞台で遊んでいるのだろうとばかり思っていましたが、演目が始まるときりっと締まった顔つきなってバチを振り、演目の合間には舞台をちょろちょろ。バチを振らないときにはお父さんの膝に座って熱心に大人たちの演技を見ています。その根性と実力にたまげました。
 ここ浜田市では、小学校の授業で神楽を習い、中学校のクラブ活動で技を磨いているんだそうです。高校生になったら多分、舞台に立っているんでしょうね。
 観客の中にも舞台に熱い視線を送る5歳の男の子がいたそうです。伝統がしっかりと根付いて未来へ続いていることに感動しました。

 翌日はまあお添え物みたいなもので、
 アクアス島根で綺麗な魚や


 白いるかのわっか作りを見て


 出雲大社へお参りして


 ワイナリーでワインを買って帰りました。
 弁当忘れても傘忘れるなと言われるくらい山陰の雨は多いそうです。わたしが行った日も天気予報は傘マーク。でも、外を歩く間全く雨に当たらなくて、ラッキーな二日間でした。

 
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島根の旅 その1 石見銀山

2015-10-05 22:59:16 | 旅行
 急に思い立ってバスツアーに参加しました。今回は一人旅です。行き先は島根県。
 島根県と言えば、出雲大社と、世界遺産の石見銀山。初日は石見銀山に向かいます。ここは前から行ってみたかったところ。

 朝7時ころ家を出て、着いたのは12時過ぎ。長い間バスに揺られました。昼食もバスの中でお弁当を食べました。予定では着いてから食べるのだったけれど、時間がもったいないという旅慣れた参加者のご意見で。そしてそれは大正解でした。

 バスはまず石見銀山公園につきました。ここから約2,3キロ山に向かって歩けば龍源寺間歩という銀山の坑道へ。反対側に行くと約1キロの古い町並みが続きます。龍源寺間歩へは往復約2時間。ガイドさんが案内してくれます。
 ここでわたしは痛恨のミスをしました。滞在時間が2時間と思い込んでいたのです。間歩へ行けばそれだけで終わってしまう。迷ったあげくわたしは町歩きを選びました。

 まずは公園近くの五百羅漢へ。たった1キロほどの街を2時間かけて歩くのですからゆっくりと見ていきましょう。



 ここには山をくりぬいた洞窟に仏の弟子五百体が祀られていました。



 これは出口付近です。

 中に入っているのはわたし一人。表情豊かで興味深い羅漢さんではありましたが、よく見ると修行中故かがりがりに痩せて骸骨のような人あり、苦痛の表情を浮かべている人あり、ちょっと怖かったです。

 そして少し歩いて行くと
 まあ!



 暑い日で、ここにはわずかに日陰がありましたからねえ。
 で、これが何の看板かというと、レンタサイクルなのでした。つまり歩くと45分(龍源寺間歩ですね)でも自転車なら15分。 おお! これなら町並みも坑道も両方見られる。
でもこの日自転車は出払っていて30分近く待たなければなりませんでした。ロス30分+行く時間15分=45分=歩くのと同じ時間。しかも、間歩までの道は緩やかな上り坂。少しこいだだけで息切れがし出し、少し急な坂は息も絶え絶えで歩くしかありませんでした。すでに足が筋肉痛を起こしかけていました。

 橋家。自転車はここにおいて、更に歩かねばなりません。
 

 自動販売機があったのはとても助かりました。



 周りの自然に溶け込んでいます。

 このあたりにはボランティアのガイドさんが何人もいて、小グループごとに案内してくれていました。わたしもその中に入れてもらい、道々話を聞きながら行きました。

 山道がとてもすてきなんです。

 ミョウガが自生しています。

 ヘビむしろと言ったかな? 金属のある土地に生えるシダだそうです。


 坑道の入り口近く


 やっと坑道の入り口につきました。


 中はこんな感じ


 頭すれすれです。ここから左右上下無数の坑道が広がっているそうなのですが、
 これは横へ掘っていった穴


 人の座高くらいの高さしかありません。こんな狭い場所で、
 ガイドさんが手に持つ小さな明かりを頼りに

 人力で掘っていったんだそうです。一日にわずか30センチくらいしか掘れなかったんだとか。しかも粉塵とランプのすすとで肺を痛め、抗夫たちはみんな早死にだったそうです。
 
 立つこともできない穴蔵で座ったままの姿勢を強いられ・・・これだけでも拷問に等しいのに、暗闇の中でひたすらのみと鎚を振るう人々。いかに過酷な労働だったか。ガイドさんに聞かなければ何となく通り過ぎるだけで、想像もしなかったでしょう。しまった、はじめからガイドさんと一緒に歩いてくればよかった。実は、滞在時間2時間というのはわたしの勘違いで、3時間あったのでした。

 もっとゆっくりすればよかったのですが、時間が気になります。足早に坑道を抜けて元来た道を帰ります。帰りは下り道だからね・・・・
 と、思ったのは大間違い。スピードがでるわでるわ。自転車を貸してもらうとき、下りはペダルを踏まないように、と言われたことを守って一度も自転車を漕がなかったにもかかわらず、猛スピードで山を下りました。怖かった。やっぱりはじめから歩いてくるんだった。

 自転車を返して街をぶらぶらしながら集合場所に向かいます。町並みはこんな感じ。



 愛媛で言えば内子の町並み。
 

 こんなすてきなたたずまいもあるのですが・・・


 渡部家ー武家屋敷だそうです。


 古い建物を利用したお店。奥がカフェになっているみたいです。

 なかなかすてき。ちょっと休憩したい。

 橋になぜか屋根がついています。

 おもしろい。

 これは銀山とは関係ないけれど

 玄関までのアプローチが、トマトのアーチでおもしろかったので。

 大森代官所跡。ここは石見銀山資料館となっています。



 五百羅漢とレンタサイクルで時間をとりすぎました。時間切れでどれも中を見ずじまいだったのです。

 それとー これが土曜日の午後の世界遺産の街。ちょっとさびしくない?一時はすごい人だったと聞いたのですが、世界遺産≠観光地 ということでしょうか。じっくりと歩き学びたい場所ではありましたが。
 つづく
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