生と言っても食べ物ではなくてー
心に残った演奏会二つ


まずは6月最後の土曜日に行ったこの方のコンサート。アンコール演奏の時の写真ですが、写真OKと言われました。SNSに載せてもいいと。で遠慮なく使わせていただきます。が、如何せん、舞台が遠い。
さて、どなたでしょう。



NHKの音楽番組でお馴染みの清塚信也さんと、中学時代からの音楽仲間、バイオリンの山本翔平さん、ビオラの髙木慶太さん、3人のアンサンブルコンサートでした。
今回、ローソンチケットで取ったのですが、すでに三階席しか残っておらずー
まあ、音が聞けたらそれでいいや、と思ったもののやはり残念でした。
プログラムは

小、中学時代に音楽で習ったものがほとんどかな?バッハからガーシュイン、ビアソラまで、代表的な曲で音楽の歴史を辿るものでした。
これは…孫たちにこそ聞かせたかった。田舎の子供が生の演奏に触れる機会は本当に少ないのです。(でも孫は来るとは言わなかった💦)
軽妙なお喋りや中学生のガキのノリで繰り広げられるおふざけのようでいて実は素晴らしい演奏。クラシック音楽の裾野を広げたいというスタンスが伝わる演奏会でした。
クラシック音楽の歴史をたどりつつ、最後はご自身の作曲した「コウノドリ」の劇中音楽で終わるって・・・
わたしこのドラマは見てないのですが、ヒューマンドラマとして評判良かったですよね。美しい音楽でした。
圧巻はピアノだけで演奏した、ガーシュインのラプソディーインブルー。
半年前オーケストラとピアノで聴いていたので、これをピアノだけで演奏するのは並大抵の技量ではないとわかっていました。いやあ、すごかった。自分で「俺ってすごい」、と言ってましたけど。(個人的にはオーケストラが好み)
そして最後のアンコール場面が冒頭の写真です。清塚さん曰く、「手拍子もいいけど、人によってずれていると演奏しているものにとっては迷惑でしかない。手拍子はしないで下さい。その代わりアンコールの演奏、ビデオ撮影もいいのでSNSでの宣伝よろしく。」
アンコールは確かビアソラのタンゴでしたが曲名は忘れました。

いっしょに行った義妹が
「わたしにはハードルが高くなくちょうどよかった。って言ってました。そういえば、一緒にクラシックのコンサートに来たの、初めてかもしれない。
もう一つ
今度は義妹がチケットを取ってくれて一緒に行きました。
劇団四季のファミリーミュージカル「赤毛のアン」
カナダの田園風景を描いた紗幕が場面転換の鍵になっていました。光の当たり具合によって次の場面が透けて見えるのです。それをうまく使ってフェードアウトしたりインしたり。

これも孫たちに見せたかったなあ。こちらも割安のジュニアシートがあったようなのですが、孫たち、特に行きたいふうでもなく、平日の6時半開演という時間帯なので無理にさそいませんでした。終演9時。子どもには無理。まして市外に住んでいたら。
開演前に食事ができませんでしたので、終わってから食べました。それだって空いているお店は居酒屋くらいしかなかったのです。
食事をして帰宅したら夜中の11時半でした。
こちらも二階席しかなかったそうで

こちらも二階席しかなかったそうで

舞台が遠い。双眼鏡持ってくるのを忘れたのが悔やまれました。だって、顔がよく見えないから、よく似た格好のブライス夫人やリンドおばさんたち見分けがつかないのです。
自分で作り上げたアンのイメージを壊したくなくて映画も舞台も見たことがない、という義妹。その気持ち、わからなくもない。
ストーリーは、原作の代表的なエピソードを連ねているので(最後マシューが早死にしちゃったのが原作とはちょっと違う…)すんなりと物語の世界に入れたのですが、
マシューが若いよねー、マリラがもうちょっと頑固な方がー
などわたしのイメージとは違うような思いはありました。
ただ、歌もコーラスもダンス素晴らしく、特に群舞の美しさはさすがの劇団四季と思いました。
実は生演奏を聴く機会は他にもあって
NHKの全国合唱コンクール(通称Nコン)県大会。以前は地区予選があって優秀校が大会へというシステムでしたが最近は地区予選なしの地域も。子どもたちのピュアな歌声は、上手下手に関わらず心打たれました。もちろんこの暑さの中、猛練習をやり抜いてここに立っているのですからそれだけでも値打ちがあるのです。
もっと身近なところではオカリナ発表会。初級から上級まで実力の差はありますが、それぞれが日頃の練習の成果を出し合って、和やかな発表会になりました。
実は、他の人のオカリナ演奏を聴く機会はあまりないのです。オカリナって正しい音程を出すのが本当に難しくて、いつも自分の下手くそな音しか聞いてなかったので、良さがわかってなかったかもしれません。上級グループの、みんなの音が一つになった演奏を聴いてオカリナってこんなに綺麗な音だったんだーと、感動しました。
当然のことながらすべて会場は冷房の効いたホールです。ことのほか暑かった今年の夏、一時でも涼しかった夏の思い出です。