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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

散歩で見つけた夏の生き物

2025-07-29 08:44:24 | 生き物

 毎年のことながら夏になると夜行性動物になってしまうわたしです。夕方、ちょっとだけ公園でウォーキングして、夕方7時前にはなこと散歩します。けれどアスファルトはまだほのほのと暖かいのです。そのあと、日が暮れるまで畑の草刈りやら庭の草取りやらをします。

 そんな散歩の中で見つけた虫。私にとっては初めてのものもいたりして、なかなか楽しいのです。

 この時期見かけるチョウも春先とは違った種類になりました。

 6月の終わりころにキャベツ畑に群れ飛ぶモンシロチョウをアップしましたが、別の場所でも見つけましたのでもう一度紹介します。

 やはりイネ科の葉っぱが好きなようです。

 そばのグミの葉っぱにも

 ざっと数えたところ、最大56匹。モンシロチョウの群れは、数日間見かけたもののいきなりいなくなつてしまいました。一番身近なチョウでありながら、自分は生態もよくわかっていません。

 そして夏になると大型のチョウがよく飛ぶようになりました。

 公園で見つけたキアゲハ

 ナミアゲハは珍しくもなんともないですが、キアゲハはあまり見かけません。こちらは羽を広げて休むのかしら。動かないのでじっくりと写真を撮らせてもらいました。
 低い森を利用した遊歩道で
 ヒメウラナミジャノメ

 我ながら、繊細な模様がきれいに写せたと自己満足。

 果樹畑の道でー
 ヒメアカタテハ(だと思う)
 熟して落ちたスモモにきていました。
  訂正 キタテハ。ぶんぶんさんありがとうございました。



 ついでに言うと、はなこもこのスモモが大好きなんです。

 ここからはすべて公園で見つけた生き物。 お断りしておきますが、わたし、虫の分類には詳しくありません。間違い、思い違いあるかと思いますが気づかれた方、ご指摘くださいませ。それと、撮影はすべてスマホでしています。ちょっと足を止めての撮影も多くボケボケですが、これもお許しを。
 
 なんかばたばたと不器用に飛んできたなと思ったら

 これ、ホタルガじゃない? 写真では見たことがあるけれど本物は見たことなかったのです。勝手に蛍のように小さいガだと思い込んでいました。しかし目の前のガはー
 

 大きい! 他の葉とくらべてください。 これはほんとにホタルガか?と疑いたくなりました。
 
 この公園は山のふもとにあって、遊歩道には緩やかなアップダウンがあり周りに自然の植物が残っているため、時々珍しい虫に会えます。そこが気に入って、最近はもっぱらウオーキングと言えばここ。 
 しかし、面白いと思うたび立ち止まって撮影。ですからほかの人たちのように健康に良いウオーキングとは程遠く、ここも散歩道と言った方がよいかもしれません。
 
 あまり人の通らない薄暗い木陰の道を行くと、


 何匹ものハグロトンボがひらひらと飛び立ちます。

 ハグロトンボ自体は湿っぽいところだとどこでも見かけるトンボですが、同じ場所に10匹ほどが集まっているのが私的には珍しい。
 
 明るい駐車場ではよくシオカラトンボを見かけます。でも、これは?


 ボケていますが、羽の端に茶色い紋のあるのってなんというトンボでしたっけ。ミヤマアカネ?
 まだ酷暑なのに田んぼではトンボの群れが見られるようになりました。そういえば風がすこし涼しくなったような気もします。
 
 次は、褐色のー
 ショウリョウバッタ
 オオカマキリ
 
 どちらも家の周りで見るのは緑一色のタイプ。褐色のは見たことがありません。(コカマキリは別)
 
 バッタ
 キリギリスの仲間かな?
 
 
 問題はこれ


 脚の赤いラインに気が付いて撮ったのですが、よく見ると翅が短い。まだ幼生なの? けれど大きさは上のキリギリスくらいあるのです。帰って検索したら、フキバッタが一番近いように思いました。四国にいるのは、シコクフキバッタとヤマトフキバッタらしいです。
 
 トラフカミキリ? 
 
 これもカミキリ?
 
 夏は虫の種類も豊富。
 
 そのほかの生き物
 ハシブトガラス。うちの周辺で見かけるのはもっとスマートな顔立ちのハシボソガラスなんですが、森に近いここではこのカラスが住んでいるようです。今では森を出て街でよく見るそうです。


 駐車場に長々と 
 と(苦手な人は)思って見てください。
 わたしは道で見かけてもすぐ見破ります(エヘン)。車で轢くことはありませんが、時々轢死体を見ることがあります。アスファルトは暖をとるのに適しているようではありますが、危険と隣り合わせですね。
 
 でも、この時期日向ぼっこは早くない? 猛暑なのに。
 
 ここの公園でヘビは珍しくないことのようです。
 

 
 素足で茂みには入らないことです。
 
 こちらは?右の草地と左のコンクリートの壁との段差は3m以上あります。左端はフェンスなので人も犬も入れません。そんな狭い危ないところに獣の落とし物、というか置き土産と言うか。わかるかしら?
 


 こんなところに用を足す生き物って、これしかいません。



 去年あたりから遊歩道の入り口近くにかぼちゃのかじりかけが落ちていたりしたので、近くの山にサルがいるとは気がついていたのですが、ついに公園の内部にまで出てくるようになったようです。 
 別の公園では「イノシシ注意」の看板があります。のんびり歩くことはできにくくなりました。 
 
 
 
 
 
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夏の虫と言えば

2025-07-21 11:37:30 | 生き物
 夏真っ盛り。絵にかいたような入道雲が夕日に染まっています。
 
 
 夏と言えば、セミ。ニイニイゼミが鳴きだすと「ああ、梅雨明けだ」と思い、アブラゼミの声を聞くと「ああ、夏休みだ」クマゼミがやかましいくなると「夏休みも中盤だなあ」と思いながら夏を過ごしてきました。今年はわたしの感覚どおりにセミが鳴いています。ただ、ニイニイゼミの声はほんのちょっとでした。いきなりの梅雨明けに戸惑っているのか、ニイニイセミ自体が減っているのか・・・
 
 公園をウォーキングしていてセミの殻をたくさん見つけました。

 
 アブラゼミだともっと高いところで羽化するんじゃないのか? こんな草花で羽化しているのはあまり見た記憶がありません。
 
 いったい殻がいくつあるんだろうと歩きながら数えてみましたら、駐車場あたりの植え込みに25個見つけました。その中でニイニイゼミはたった1個。地面すれすれのツタの葉に。鳴き声が聞こえないはずだ。


 そんな中、殻ではなく中身の詰まったもの、つまり生きたセミの幼虫を見つけました。

 
 うん、背中が割れてない。確かに生きた幼虫です。
 子どもの頃は、夕方になると校庭の木の下で地面の穴を探し、そこへ水を流し込んで、幼虫がはい出てくるところを捕まえて遊んでいました。なんとのんきで平和だったこと。今では考えられません。
 捕まえたセミ(穴ゼミと言っていた)を物干しざおにひっかけたタオルにとまらせ、羽化の様子を観察したものです。もう珍しくもなんともないのだけど、最後に見た日から60年以上経っています。懐かしくなって家に連れて帰りました。
 
 あれこれ用事をしながら時折覗くだけでしたので詳しい連続写真がありませんが。
 
 19:20

 
 19:23

 
 19:34
 前から
  外の埃だらけの流し台です。右に見えるのは採集してきたウマノスズクサ。で、ジャコウアゲハの飼育についてはまた別の日に。

9:38

 
 
横から
 
 19:38
 
 10:54 体がでました。羽はまだくしゃくしゃです。
 
10:55 ほぼ羽が伸びました。

 私の観察はここまで。 これから朝にかけに体も羽も褐色になりアブラゼミらしくなるはずー
 しかし、朝見に行ったらセミはすでにいませんでした。
 
 もう一つ夏の虫と言えばカブトムシ
 プランダーで過ごしたカブトムシの幼虫が今年は一向に出てきません。生きているのかしら?
春先までは時々土をほじくって確認していたのですが、さなぎになってから土を壊してはいけないと、水だけかけて放置していました。
 去年はいくつもの穴があいて、羽化したんだろうという形跡がありましたが、今年は穴が開かないのです。
 ようやく見つけた1匹は体の大きな立派なオスでした。


 けど、これだけなんですよね。もしこれから羽化したとしても別に飼うつもりもないので自由に出て行ってもらいます。

















 
 
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遠くでも近くでも

2025-06-08 01:11:00 | 生き物
 何年前だったかな? ポチ(はなこの前の犬)と散歩していて、イネ科の植物の葉っぱにモンシロチョウが止まっているのに気が付いたのは。 今年も夕方になるとホソムギとかネズミムギとかの葉っぱにモンシロチョウがたくさん止まっているのを見かけます。そう、たくさんなんです。
  
 数えてみると8匹はいます。写ってないのも入れると10匹。 
 なぜなんだろう? そばにはモンシロチョウの大好きなキャベツがいっぱいあるのに。 それにあまり飛びません。草刈り機で根元から切り落としても、葉っぱと一緒に落ちやう。もしかして羽化したばかりなのか? でもさなぎの殻はありません。さなぎはキャベツの葉に残っているのです。
 いくら私がチョウが好きだって、写真撮るのもめんどくさくて、さなぎも青虫も撮っていません。
 
 昼間来てみたらキャベツの上はうんざりするほどたくさんのモンシロチョウが飛んでいて、キャベツは穴だらけ。で、一つだけ写真を撮ったらGoogle先生が勝手に「ヤセイカンラン」と教えてくれました。漢字で書くと「野生甘藍」。甘藍とはキャベツのことです。子どものころはみんなかんらんって言ってました。つまり、とてもとても栽培種には見えないということですね。
 
 
 夕方涼しくなってからここへきて草刈りをしていると、色々な鳥の鳴き声が聞こえます。
 
 チョットコイ チョットコイ とやかましく鳴くのはコジュケイ。今まで飛び立つのを見たのは2,3回しかありません。人前には姿を現さない鳥。
 
 キジは最近鳴き声を聞きません。コジュケイに押されて引っ越ししたかも。コジュケイは私の感覚では増えているような気がします。以前はいなかったうちの周辺、すぐ前の畑で鳴いていたりしますから。ちなみに畑は車に乗っていくほど家から離れています。
 
 トッキョキョカキョク とこれまたけたたましく鳴くのはホトトギス。4,5年前遠くから聞こえるホトトギスの鳴き声に気が付いたときはうれしかったのです。それがだんだんだんだん家に近づいてきて、今年は目と鼻の先で鳴いていたりします。とにかくやかましい。夜中でも鳴きます。こうなると嬉しいどころではなく、
 ”夜くらい寝てくれ” となります。
 
 ホトトギスに交じってウグイスも聞こえてきました。鳴き声がよく似ています。数年前までは反対だったんです。つまりウグイスに交じってホトトギス。ウグイスが減ったのかホトトギスが増えたのか。
 
 そしてかなり遠くの山から聞こえてくる「カッコー カッコー」という声。数年前、かすかにこれを聞いたときはうれしかった。今ははっきりと聞こえます。しかもあちこちで。
 
 ギー、ギー と鳴くのはコゲラです。これが案外たくさんいるようで、声だけはしょっちゅう聞こえます。
 
 これは4月に別の場所で写したコゲラ。
 
 まあ、柿の木によく似ていること。たまたま近くに来たからわかりましたが、葉の茂る季節には姿は見つけられません。
 
 それから草むらからヒバリが飛び立ちました。ヒバリってほぼ真上に飛んでいくのです。私は下りてくる場所を見たくてずっと上を見ていました。ところがいつまでたっても下りてきません。しまいに姿が見えなくなって声だけが聞こえてきました。なので下りるところを見るのはあきらめて帰りかけました。
 
 車に乗ろうとしたらホオジロの鳴き声が聞こえました。
 ああ、ホオジロはまだたくさんいるんだね、とほっとしました。この鳥はうちの周りにもいます。しかし、
 なんだろう、この違和感?
 
 
 地面で鳴いているからか? ホオジロはよくテレビアンテナとか電線とかスプリンクラーの支柱の上とか、高いところでさえずっているのですが。それと雑草の茂みとか低灌木とかで鳴いているときはたいがい2羽で鳴きかわしています。
 この日は、一羽は地面、もう一羽は柿の木の枝。そこで鳴くだけで動こうとはしません。
 そばに小さな小屋があって屋根の上には3羽のカラス。一羽は何かをつついていて後の2羽は下を見下ろしてる・・・こうなると私には悪いことしか思い浮かびません。
 
 傷つきながら必死で逃げようとするカワラヒワを無理やり引っ張っていったカラス
 野良の三本足の母犬の血だらけの顔 額の真ん中に丸い穴が開いていたっけ 産んだはずの子犬はいなかった。
 何かの卵を咥えて飛んでいくカラスは何度も見たし・・・
 どれも今頃だった。
 
 このホオジロも卵かヒナが奪われたのじゃないか。あるいは巣立ったばかりのヒナだったのかも。 後ではなこを連れて見に来たらそこには変わった様子はありませんでした。私の妄想にすぎなかったかも。
 
 さて、今度はうちの庭で草引きをしているときのこと、珍しいものを見つけました。
 
  
 黒い体に赤の筋。かなり強烈な色合いのイモムシはツマグロヒョウモン。スミレの葉っぱを食べるのでいても不思議はないのですが、けっこうたくさんパンジーを植えているのに見たことがありませんでした。これも花を大切にする人にとっては迷惑な虫ですが、私は全然OK。
 
 そしてこれも珍しい。
 大きなマルハナバチかなにか。

 ハチはよく見ますが、この大型で優しいハチはうちの庭では初めてかも。
 
 ウグイスの声がしました。今年はまだ1回しか声を聴かず、もうこの辺にはいないかと思っていました。ホトトギスが近くに来るようになっりましたから。ホトトギスは托卵する鳥です。ほぼウグイスの巣に卵を産みウグイスの卵を落としてしまうそうです。だからうちの周辺からウグイスが消えたのはホトトギスのせいかもしれないと勝手に想像していました。でもウグイスはいました。よかった。
 心配なことに今年はカッコウまで家の近くで鳴くようになって。カッコウははモズやホオジロなどの巣に産むそうです。今度はホオジロが危ないかも。ただでさえヘビやカラスに狙われるのにー
 
 以上、あくまでもわたしが暮らしの中で感じた”感覚”ですので、科学的に正確なものではないことをお断りしておきます。
 
 おまけ
 イソヒヨドリというから海辺の鳥かと思ったら、私が見たのはすべて建物の屋根の上。澄んだ歌うような鳴き声です。人家のどこかで営巣しているのかもしれません。
 








 


 
 
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ゴマダラチヨウ羽化

2025-05-11 12:32:11 | 生き物
 ゴマダラチョウが無事羽化しました。
 
 私の予想より1週間も早くて、もう慌てました。出かける前にちょっと覗いたらこんなになっていたのです。このままだと飛び立ってしまいますから、ふたのある入れ物に移さなければ。
「少し遅れます」と断りのラインを入れたらー
「今日じゃないですよ、来週です。」との返事。
 ああ~ ボケてるわ~
 でも、ゆっくりできてよかった。
 
 成長のあとを振り返ってみます。当然のことながらイモムシ写真ばかりです。そしてスマホでの接写がうまくいかずボケボケの写真ばかりですがおゆるしを。
 
3月26日 シクロ農園で見つかったたった1匹の幼虫を預かって帰りました。木の枝と同じような色をしていました。
 
 
4月11日 様子がおかしい。もしかして死んだのでは? だらーんと枝から離れていました。
 
 
真上から見ると、
 
 
 これ、絶対死んでるでしょ。畑のそばの枝を採ってきたのがいけなかったのかもしれません。農薬がかかっていたのかも。
 
 しかし、
 翌日、お面(幼虫の頭部)発見。よかった~、脱皮だったのです。けど、こんな体勢で脱皮するとは。
 
 
 
 脱皮したばかりの幼虫は、柔らかい新芽の色をしていました。
 
 
 4月13日
 
 
 4月14日 ゴマダラチョウやオオムラサキの幼虫は顔がとってもかわいいのです。
 
 
4月18日 緑色になってきました。
 
 
 4月22日 もりもり食べているところ。 
 
 
 4月26日 さなぎになりました。葉っぱの葉脈まで真似たのかというほどよく似ています。


 
 二度目のお面 向かって左側の角が欠けている? これが心配。
 

 5月8日日 羽化。なんやらかやらごちゃごちゃの中で見にくい。 そっと邪魔な枝葉を切りましたが動きません。
 


 
 見たところ異常はなさそうです。丸々一日じっとしていました。
 気になるのは餌です。オオムラサキと生態が似ているので多分樹液がいいと思いましたが、そんなものはありません。ネットで調べたら昆虫ゼリーがいいんですって。早速買ってきて与えましたが食べた形跡はなし。オオムラサキの飼育の時よく食べてくれたバナナ(本当は焼酎につけて発酵させるといい)これも興味はなさそう。もう一つ蜂蜜を薄めたものをガーゼに浸して木にひっかけました。
 
 5月10日
 
 シクロ農園のに返しに行く朝、ゴマダラチョウが天井のネットにぶら下がっていました。そして黄色い吻をのばして蜂蜜のついた場所をなめているのを発見。やれやれ、無事に返せそうです。
 
 シクロ農園で今飛び立とうとしているところ。美しいチョウです。
 
 
 
 ちょうど来ていた隣の果樹園のミドリさんと三人で見送りました。 ここなら一緒に生まれた仲間がほかにいるはずです。エノキもクリやクヌギもあるこの森ならきっと次の世代に命をつないでいけるでしょう。
 このあと進化しつつある農園を案内していただいて、楽しい話をたくさん聞かせてもらいました。休憩所のところにやってきてこちらを見ているタヌキだとか、決まった道を走っていくテンだとか、主がいると鳴くのに客人が来るとピタっと静まるタカだとか。その間にも何種類ものチョウやトンボがとんで、アカガエルの鳴き声が聞こえてー
 多様な生き物や植物が生息する豊かな森でした。時間がたつのも忘れて過ごしました。
 
 帰り道、別ルートでこの間火事のあった長沢地区を通って帰りました。
 
 花崗岩のむき出しになった山。あの山には越冬から目を覚ました昆虫の幼虫もたくさんいたにちがいありません。移動のすべを持たないものはすべて死んでしまったのだなあと、改めて見えない犠牲者に思いを馳せました。
 そして今度は土砂災害が心配されています。土嚢を積み、植林の計画が進んでいるようです。



 この日新聞の投書欄に「火災の被害にあったのは人間だけではなく生き物もまた被害者である。」「燃えにくい木だとか、安価な木だとか、人間に都合の良い木だけを植えるのではなく、多様な生き物のえさになる植物も植えて豊かな森の育成を考慮してほしい。」という意見が載りました。
シクロ農園の豊かさを見た後ではその意見がまさにその通りともろ手を挙げて賛成したい気持ちになりました。
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今年初めてのトンボ

2025-05-05 10:45:29 | 生き物
 外出中娘から電話がかかってきました。 早く帰って来いと。
 
 そのわけは・・・
 
 
 
 タオルにとまらせたトトンボのヤゴ!
 うわあ(二重の意味で) 
  羽化直前! 生まれて初めて見た。 
  もっと違うタオルなかったんかい、見えにくい。
 なんでも、貯水タンクの壁を歩いていたんだとか。
 まだほかにもおるんよそこでタンクに行ってみました。すると
 
 水から出ようとしているのや


 水の中のやら
 きっと同じ日に卵を産んだんだね。何食べて大きくなったんだろう?
 ウシガエルのオタマジャクシじゃない? あれってミズカマキリに全部やられたんじゃなかったの?
 
 そう、このタンク、私がブログを始めた18年前一匹のウシガエルが夜通し鳴いていたタンクなんです。それが一昨年のこと、一匹のミズカマキリが住み着いてオタマジャクシが激減しました。けれど数匹残っていたはずなんですが、去年、カエルの鳴き声は聞こえなくなりました。そしてミズカマキリの赤ちゃんがいっぱいいたのです。特定外来生物は自然淘汰されたみたい。そこにまさかヤゴがいたとは。ああ、ヤゴを食べるカエルがいなくなったからかな?
 
 翌朝、娘の家に行ってみたらすでに羽化してタンクに返しに行ったと言います。そこで再び貯水タンクへ。そうしたら
 
 壁にとまっているトンボ発見。
 きれいな緑色でした。クロスジギンヤンマ?

 飛び立とうとはしません。 まだ羽を伸ばしているのかしら。

 
 水草の上には抜け殻

 
 拾い上げると4個の抜け殻がありました。
 
 
 その時見つけたのですが、ミズカマキリ

 
モノアライガイ? にミズスマシ
 
 

 マツモムシもいましたが。素早くて写真を撮れませんでした。
 2m四方ほどの狭い水の世界にこんなにも生き物がいたなんて。ウシガエルがいなくなったおかげで生物の多様性が戻ってきたのかもしれません。
 
 さらに、羽化途中のトンボ発見

 


 ラッキー。こんな近くで実物が見られるなんて。



 時折体を激しく動かして抜け出そうとしていました。
 
 別の角度から

 けど、気がかりなのはほかのトンボに比べて羽化の時刻がかなり遅いこと。このままでは昼前になってしまいます。鳥に見つかるかもしれません。そして激しく動く割には体にあまり変化がないのです。
 少し羽は伸びたようですが。
 


 昼頃もう一度行ってみましたら、同じ体勢
のままもう動きませんでした。
 悲しい結末でした。せっかくここまで出てきたのに・・・ヤゴのままで死ぬより、トンボの姿で死ぬよりかわいそうでした。あんなに力いっぱい頑張ったのに。


 







 
 
 
 
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冬の鳥ーちょっと面白かったこと

2025-03-03 00:56:00 | 生き物
 早三月。
 今朝は寝室の外、多分10メートル離れているかないかのところでコジュケイが鳴きました。ここまで人家に近づくのって珍しいです。
 そして初めて聞く鳥の囀りも。なんの鳥かわかりません。残念ながら野鳥たちはカーテンの隙間から覗いただけで逃げるのです。
 たまたま、わたしが外に出てそばにいるのに逃げなかった鳥。




胸に黒いネクタイ。シジュウカラでした。


 これは別のところで見たシジュウカラ





 水辺ではそろそろ冬鳥が去る頃ですので、この冬見つけた鳥を記録しておきます。相変わらず豆粒みたいな写真しかありませんが、わたしにとって新発見もありました。
   冬の間、車で出掛けていますと、鳥の見られる場所も少しずつ変化しているようです。
 2,3年前まで鳥がいなかったため池に今年はいろいろな鳥が見られました。これは喜ばしいことなのでしょうか。昔のように満々と水を湛えたため池が減って、水を抜かれたり、ソーラーの工事をしたりで、住むところが減ってきているのではないかと気になっています。
 
 この池は、以前は白サギ1羽佇んでいるのが見られただけですが、去年あたりオオバンが数羽泳ぐようになりました。今年ため池を通りかかったとき、真っ黒な鳥が土手から水に走り込んだのを見つけました。 オオバンより小さく黒い鳥って? 私にはバンしか思いつきません。
 後日通りかかった時、車を止めて見てみました。


 バンだと思いました。くちばしのところにわずかに赤色が見えた気がしました。 カイツブリ? でも、横の白いラインがバンのような気がします。
 カモもいるようです。名前は? 判別の自信がないので書きません。黒いのはオオバン。
 




 
 そしてこれは?
 
 
 
 ひょろっと長い首。 検索するとすぐに「カンムリカイツブリ」と名前が出ました。すごい、初めて見た!愛媛の野鳥図鑑で調べると、一般的には河口付近にいるそうなのです。
 
 こちらは小さな川にいる鳥。ここにもオオバンがいました。オオバンは、どこにでもいます。けれど中予ではあまり見かけないそうです。


 
 珍しいなと思うのはこの鳥。頭の赤い、ヒドリガモでしようか。


 写真を追加します。


 トリミングなしでこの大きさ。住宅地を流れる小さな川です。


 よく見たらヒドリガモとオオバンしかいませんでした。
 
 畑に行くと、捨てられた伊予柑にどれもこれも穴が開いているのを見つけました
 どれもこれも実に上手にくり抜いています。どんな格好で食べているのか見てみたい。
 
 
  これからは畑の鳥
 カラスは珍しくもなんともないのですが
 



 群れの数があまりにも多かったので思わず写真を撮りました。危うく遅刻するところだったー


 耕したばかりの田んぼで、多分餌がたくさんあったのでしょうが、カエルはあまり食べないで欲しいなあ。こんなにたくさんのカラスに狙われたら全滅しちゃう。
一枚には入りきりませんでした。

 横一列に黒い帯のように見えるの、全部カラスです。


 もう一つカラス
 トビとカラスが何かしてる?



 トビは何かをつついているようです。そばでカラスがウロウロ。


 電線でトビが見張っているような?


 急いでいる時に限ってこんな面白そうな場面にであうのです。わたしが車を動かしたので逃げて行きました。残されていたのは?


 トビの死骸ではないかしら? だとしたら共食いなんだけど。
 少し行くと、道の真ん中に、さっきと同じ羽がおちていました。これはわたしの想像ですが、
トビが車にぶつかって死んでしまい、その死骸をあの田んぼまで運んでいって食べてたのではないかとー カラスはおこぼれを狙っていたのか、はたまたカラスが食べようとしてトビに横取りされたのか。

 もう一つ、見慣れたスズメですが、可愛かったので



 ものすごく風の吹く日で寒かったのです。スーパーの駐車場で車から出るのをためらっていたら、スズメが飛んできて植え込みに潜り込みました。ここに餌があるわけでもなく何をしてるんだろうと思って見ていたら、もう一羽やってきて、また一羽やってきてー
ただ風を避けて一休みしているだけのようでした。


 至近距離で見られて、とてもかわいかつたです。

















 
 
 
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イモムシゴロゴロ

2024-11-05 22:22:14 | 生き物
 今日の新聞で「地球から昆虫が消える!?」というショッキングな見出しの記事を読みました。先日日本ではなじみ深いチョウやトンボ、スズメなどが減っているというニュースが報じられました。愛媛でもスズメやモンシロチョウなど減り方が激しいそうです。その傾向は地球規模でみられるのだとか。温暖化や農薬使用など様々な要因が重なって、その減り様は危機的なんだそうです。そして、人間の「虫嫌い」の広がりが自然への無関心につながっていると警告しています。確かに、庭にアリ一匹這うことを許さない、クモの巣一つ張らせない、虫一匹たりとも室内に入らせない、そんな風潮が広がっています。だからイモムシ嫌いの人はたくさんいると思うのですが、

  今回は嫌いな人への忖度なしのイモムシ写真のオンパレードです。とはいえ、かなり強烈なのもありますから、まずは無難なところから

 追記 辺蟲憐さんにいろいろ教えていただきました。ピンボケ画像で判別しにくいのもあったと思うのに、ありがとうございました。 名前を赤字で追記しておきます。
 
 散歩帰りに娘に会いまして
「ここ、アカタテハの幼虫がおるんよ。なんていさんにう草だった?」
車道のそばに生えている草、それはカラムシでした。
へえ~
「そこ、葉っぱがたたんであるじゃろ?あの中におるんよ。」
 
 
 たしかに、上手に畳んだ葉っぱがそこかしこに
 
 う~ん、中を見てみたい。


 こんなふうに私たち母娘の観察会は突然、夕方の車の多いときに始まるのです。怪しい行動の二人、目撃者は多いと思います。前にタンクを覗き込んでいた時は、子どもが真似すると危ないからとPTA会長さんからご注意を受けまして・・・
今度は、日暮れに道端で遊ぶな、車に轢かれるぞって言われそう。
 葉っぱの付け根が食い破られているのは、さなぎになるときに出ていくためだそうです。
 
 
「さっきチョウが飛んでたから、卵があるかもしれん。」 
 
 ありました。それも1個や2個ではなかったのです。
 
 持って帰って観察しようか?

 卵2個。幼虫2匹がくっついた枝を持って帰りました。
 しかし!
 
 大失敗しました。わかってたはずなのに~
 カラムシは水を下げやすいのです。はなこを連れてぞんざいに握って帰ったカラムシソウは早くも葉がしおれ始めていました。あわてて水の中で茎を切り直し瓶にさしましたが、一部が回復しただけでした。しかも卵がありません。もしかしたら持って帰る間に落ちてしまったか?
 2,3日したら葉っぱはすべて干からびてしまい、1枚は茎から落ちました。中はからっぽでした。かろうじて残った1枚に




 幼虫が見えました!
 大急ぎで元の場所に返しに行きました。ここで住み替えをするかどうかはわかりませんが新鮮な葉はあります。
 ごめんねー 頑張って生きてね。
 
 と、近くの葉に
 


 同じ色形の幼虫がはい出ているところを見つけました。よかった~ きっと葉から出てくる時期だったのでしょうね。そのあとはどこでさなぎになるんでしょう?この場所で観察を続けたかったのですが、しばらくしてこの畑の持ち主さんがきれいに刈り取ってしまいました。
 
 ところで、カラムシは場所によっては穴だらけです。食べるのはアカタテハだけではないようです。
 
 どれもこれもピンぼけの写真ですみません。
  ハスモンヨトウ
 
 
 同じ虫かな?
 
 ヨトウの仲間ではないかというのですが? 違いました。クロキシタアツバ
    
 
 これはまた別ですよね。シャクトリムシの動きです。アカキリバ
 
 
  
 
 こらは?

 
 フクラスズメの幼虫でした。茎をゆするとぶんぶんと体をゆすります。面白くてしばらく遊んでいられます。



 そしてこれ
 





 これってヒメエグリバですかねえ。カラムシソウと一緒にアオツヅラフジらしい草があったのですが。ただ、ネットで見るとヒメエグリバには黄色と赤の斑点があるのですが、これには赤がありませんでした。
  ヒメエグリバだそうです。
 
 よく似たイモムシですが、これとは違うと思うんです。(ここから画像はどんどん強烈になっていきます)
 
 セスジスズメ
 
 
 多分同じガの成長の度合いが違うやつ。
 そのうちこうなって

 色が薄くなって

 
 セスジスズメでしょう。

 
 マツヨイグサに大発生しているのを見つけて拾い集めました。
 大きいのと小さいのとでこんなにも模様が違うのです。

 
 全部でこれだけ



 このあと娘がどうしたかは知りません。
 
 よく似た黒い芋虫は他にも。
 
 集団でいるとやはり不気味です。
 かじられたのはポポーの葉みたいです。
   トサカフトメイガ 成虫はどんなのだろう?初めて聞く名前です。
 
 草引きをしていたらゾロゾロ出てきた虫もいます。
   アカキリバ

 
 カラムシソウにいたてんてんのついた虫に似ているのですが、同じもの?
  そのとおり ハスモンヨトウ



 これも草引きの時見つけたもの。



 これがヒメエグリバでしょうか。よく見ると赤い点々がありました。
   ヒメエグリバでした。
 
 


 くねくねとした動きがかなりきもい。わたしはこれが一番苦手かも。
  ナカグロクチバ
 
 スズメガの仲間は大型です。けど、見慣れると平気。
 
  キイロスズメ



 


 お尻のアンテナみたいな突起がスズメガとききました。ただ、種類によって突起のつきかたに特徴があるんですよね。
 上の褐色のはビンと上を向き、こちらの緑色のは下向きです。
 
 ホシホウジャク
 
 メンガタスズメはくるつと巻いています。そういえば、今年はメンガタスズメを見ていません。
 
 とにかくイモムシ類は、同じガなのに色違いがあったり幼齢期と終齢期とで見かけが違ったりでややこしい。私には判別しかねます。
 
 これなんかも
 
 ナミアゲハの幼齢虫なんですが、脱皮してきれいな緑色のイモムシになり、あのチョウになるのです。考えてみればドラマチックですよね。ちなみにこの幼虫は小さなレモンの木にいたのですが、青虫にならないうちにいなくなりました。鳥にでも食べられたかな? 生き抜くのは難しいのですね。

  

 最後にガではないけど
 今年もまたカブトムシが卵を産んだらしいです。虫かごの土を片付けようとひっくり返したらゴロゴロ出てきてびっくり。フンだらけで飢え死に寸前でした。



 去年も自然に還そうとしたのだけど適当な場所がなかったのです。今年もねえ、産んじゃったんですね。仕方なくまた飼育マットを買ってきました。
 
 最後に、お口直しにおいしい芋虫を召し上がってください。
 
 
 というのは冗談です。 カイコの形をしたチョコレートです。シルクロード展で売っていました。中にナッツが入っていてとてもおいしかったです。
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秋の虫まとめ 

2024-11-02 09:38:35 | 生き物
 ついに11月です。
 あまり秋を感じないまま冬になってしまいそうです。スズムシなどいきなり鳴き声が聞こえなくなったという印象です。今までだと生き残りの虫の声が細々と聞こえてからいつの間にか秋が深まっていたというのが私の季節の感覚でしたけど。しかも、それこそいつも「降るように」聞こえていた虫の声が今年は少なかったです。
 
 10月はわたしも体調がすっきりせず、しばらくめまいに悩まされました。日記を見ると去年もそうだったのですね。今年は2週間遅れできました。今年の気候から言うと、同じ時期といってもいいのではないでしょうか。夏の暑さと、しのぎやすくなってからの蔓退治とで疲れがたまっていたのかなあと思います。もう少し自分の行動をコントロールしなければね。
 そして10月後半は誰もかれもが喉系の風邪。みんな長引いています。わたしものどを痛めてからかれこれ10日になります。
 
 というわけでどうしても必要な用事以外、わざわざ出かけることも無く、日常の暮らしの中で見つけた虫ばかりです。が、いて当たり前のバッタなどは省略することにして、名前もよく知らない虫がこんなにもいろいろいたのか、と改めて驚いています。
 名前は正確ではありません。「何とかの仲間」で、済ましているのもありますがお許しを。
 
 注 辺蟲憐さんに教えていただきました。ありがとうございました。名前を追記しておきます。
 
 のっけから名前のわからない虫です。とても小さいのですが見かけはセミそっくり。
 どうも、シロオビアワフキに似ているのですがどうでしょう。としたら、ヨモギなどで見かける泡の中にいる虫の成長した姿がこんなのだったのでしょうか。私にとっては泡の中にいる幼虫のほうがずっとなじみ深いのですけど。
 
 
 ポポーを採っているといろいろな生き物がいて面白いです。
 ネットにくっついているこれは?
  追記 ヒメエグリバメス 

 
 横から見るとこんな形。これもわかりません。

 
 これもポポーの木で。
 木の葉の形をしたガ。コノハガの仲間?
  追記 ヒメエグリバ オス
 
 ポポーと言えば、今年はうまくネットかけができて、腐らせるのは最小限にとどまりました。来年はもう少し木を切って採りやすくしようと思います。ポポーにはあまり害虫は来ないということで、農薬散布もしたことがありません。けど、やはりいるんですよ、困った虫が。
 
 イラガです。
  追記 ヒロヘリアオイラガ
 
 たまたま石の上にいたのでよく目立ちますが、これが葉っぱにくっついていてもまずわからない。ポポーは大きな葉がしっかり茂っているのでそれをかき分けて収穫するのですが、いきなり腕に落ちてきたりするのです。十分防護して採ればいいけどこの暑さと自分のずぼらなのとで、半袖のTシャツだったりするものですから、今年はたびたびやられました。
 
 ここでイラガのトリセツ
 
 イラガの体全体に生えているトゲトゲが全部毒針です。なので、なるべく刺さるとげを少なくすることが肝心です。そのためには
 体にくっついているのを見つけたら、こすったり払ったりせずに、指でピンと跳ね飛ばす。一発で飛ばしてね。つまり、毒針をたくさん体に残さないことです。衣服についたのであってもそこにとげが残っていますから衣服もこすらないことです。あとは、ネットで見れば対処法がたくさん紹介されています。
 刺さったとげが少なければ、私の場合10分ほどで痛みが消えます。けど、翌日アレルギー反応が出る人もいるみたいですからご用心。
 このやり方、首筋に落ちてこられると通用しません。高い桜の木の下には行かないほうが無難ですね。行くときは帽子かぶって首にタオルを巻いてください。
 
 ところでイラガの成虫ってどんなのかなあ?
 
 
 散歩道のハスノハカズラに
 トビケラの仲間 だと思う
  追記 ヒゲナガカワトビケラ





 ウマノスズクサの葉
 ジャコウアゲハを探してるんだけど一向に卵を産んだ形跡がなくて代わりに

 なんでしょう? 固まって産んでいるのは多分ガでしょうね。



 ショウリョウバッタ色違い
 




 チョウセンカマキリ
 直感的に大カマキリと見分けられるようになりました。

 
 オオカマキリよりやや小ぶりです。鎌の付け根にオレンジの斑点があります。顔つきも違っているそうですが、そこまでは見ていません。
 
 そしてハウスのマンゴーの木に
 
 明太子のような卵。
 去年までハウスの中ではオオカマキリの卵鞘しか見たことがなかったのですが、チョウセンカマキリも我が家の周辺で繁殖していることが確認できました。
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そして誰もいなくなった2 ジャコウアゲハの観察2

2024-10-13 10:41:30 | 生き物
 7月9日には確かにいたはずの小さな幼虫(卵c)の姿が見えなくなりました。葉っぱの一枚一枚、裏も丁寧に見ましたがいません。どこへ行ったのか? 大きな幼虫が切り落とした葉っぱに紛れていた? それなら捨てるときに気が付くはず。で、私の出した結論は?
 
 ほかの幼虫に食べられてしまった
 
 ジャコウアゲハの共食いについてはいくつかのサイトで触れられていました。あの時一緒の茎にいたからなあ。私は幼虫を別々の草で育てなかったことを激しく後悔しました。
 (卵Cの件だけではなくほかの理由もあって) 
 
 7月6日 娘と出かけたついでに回り道してジャコウアゲハの生息地に行ってみました。そこで見つけたのは
 
 
 桑の実みたいな赤い幼虫。
 ネットで検索すると、こういう個体も見られるそうです。中には、寄生バチに寄生されているという説もありました。だったら観察してみるしかないでしょう。というわけで我が家に連れ帰りました。
 前からいる、小さい幼虫3と同じくらいの体格でした。これが、別々に飼わずに後悔した理由です。
 
 見分けがつかないの。いや、途中まではわかっていました。
 
 顔が茶色。(今までのは全部黒)

 
 体も少し色が違うのですが、光の塩梅で写真はあまり正確ではないです。
 
 7月11日
 
 それにこんなにもつれ合っていては・・・
 
 
 この格好!もしかしてどちらかが食べている? いや、大丈夫でした。急いで2匹を分けました。
 
 分けたにも関わらず、赤、黒どちらかの幼虫が忽然と姿をけしました。どこをどう探しても見つからず、わたしは、どこかでさなぎになって羽化して、開けていた玄関から飛んで行ったのだろうと考えました。
 
 
 7月14日 残った1匹が活発に動き出しました。 茎を登っては下り、壁に上っては下り・・・
もしかしたらさなぎになる場所を探しているのかな? 出来たらわかりやすい場所でなってほしいな、と割り箸を与えてみたのですが、
 
 
 やっぱり下りて行ってしまい
 床を這いだしました。
 
 
 どうもこれは赤い幼虫のようですね。
 
 いったんドアのところまで行き、また引き返して上り口まで来て



 上に行こうとしていました。いったんその場を離れたその間にいなくなってしまったので、床に這いつくばって上を見上げると、
 
 いました。またもやベンチの下です。まだ脱皮した殻をくっつけていました。
 
 7月14日
 


 しかし、おかしい。床を這っていた時から一日もたっていません。まだ前蛹のはず。さなぎになるはずがありません。これは赤い幼虫とは違う。とすると?
 行方不明になっていた幼虫③だ!
 だとしたら赤い幼虫は?
 またまた床に這いつくばって探した結果
 
 7月16日

 
 なんと、上がり框の2cmほどの出っ張りにいたのです。
 
 普通の色と変わりない蛹でした。
 
 7月25日
 ベンチの下のさなぎが羽化を始めていました。
 
 
 チャンス! 動画を撮り始めたのですが、いつまでたってもこの状態から抜け出せません。おしりにくっついていた前蛹時代の殻もそのまま残っています。その殻は私がはずしてやりました。
 
 7月30日彼(彼女)の力の限りの努力にもかかわらず、ついに死んでしまいました。
 
 
 
 最後に残った赤い幼虫は
 7月25日 色が黒くなってきました。

 


 
 
 7月26日 朝 無事に羽化してドアのガラスにとまっていました。
 

 
 赤い幼虫は寄生されていなかったようです。
 戸を開けると、さっと飛んで行ってしまいました。
 
 我が家の近くに放すことに気がかりがないとは言えないけど、成虫のえさになる花ならこのあたりにも豊富に咲いています。ちょうど大型のチョウがすきなクサギの花が咲きだしたし、ランタナもたくさん花が咲いています。生きていくには問題ないでしょう。遠く離れた生まれ故郷まで帰っていけるか? でも、10キロもは離れていません。
 
 ひとつ希望があるのです。
 
 飛んで行ったチョウは1匹ではないということ。実は娘のうちで飼っていたチョウが2匹、玄関を開けたとたんに逃げられたそうです。だから仲間は3匹。
 そしてー
 意外なところでウマノスズクサを発見したのです。うまくいけばジャコウアゲハの生息地がもう一か所増えるかもしれません。
 
 ジャコウアゲハの故郷は今




 きれいに刈りはらわれ、新たにウマノスズクサが伸びようとしていました。もちろん幼虫も卵も見つけることはできませんでした。
 
 こうして、本当にだれもいなくなりました。   
 
                                  ジャコウアゲハの観察 おわり
 
 
 
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そして誰もいなくなった ジヤコウアゲハの飼育記録 1

2024-10-10 23:24:17 | 生き物

もうだいぶ前のことですが(季節は初夏)ジャコウアゲハを次々と飼育しましたので記録に残しておきます。

6月23日、わずかな晴れ間を縫って羽化した成虫を放しに行きました。
 
ジヤコウアゲハの観察 前編 - あた子の柿畑日記

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9年間探し続けていたもの、それは、わたしの住む地域に住むジヤコウアゲハです。去年、ついに食草であるウマノスズクサを発見しました。が、蝶の成虫をこの目で見ることはで...

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ジヤコウアゲハの観察 後編 - あた子の柿畑日記

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前編幼虫〜サナギ後編羽化放蝶6月23日6:23あまり早起きはできませんでした。案の定、羽化は終わって羽もかなり伸びていました。昨夜1時まで粘らずさっさと寝たらよかった。...

goo blog

 
  その時、うれしい光景を目にしたのです。数匹のジャコウアゲハの飛び交う姿、そして何匹もの幼虫と卵。そこは確かにジャコウアゲハの生息地だったと思えました。そこで、刈りはらわれそうな場所にいた幼虫を2,3匹連れて帰り、娘と半分ずつ分けて飼うことにしました。
 
 わたしは1匹だけのつもりでしたが、持ち帰ったウマノスズクサを整理していたら、もう1匹いたのです。体の大きい幼虫A やや小さいB
 まずは幼虫Aから
 
 6月24日
 
 
 
 
もりもり食べて
 
葉が足りないのか下まで下りてきました。
 
 
 
また登って行って茎のてっぺんで茎をかじっています。
 
 
葉っぱには見向きもせず
 
かじって落としてしまいました。
 
6月30日 茎を登って前蛹に。 わかりやすい場所でよかった。
 
 
7月1日 蛹になりました。
 
 
7月11日 色が黒くなってきました。 今度こそ羽化の瞬間が見られるかも。
 
 
 
正面から見ると犬の顔みたい。
 
 
 
 
 
 
7月11日 午後3時半過ぎ またもやその瞬間を見逃しました。
せっかく昼間の羽化だったのに。
 
 
 天気が悪かったので放すのは明日にすることにして、蜂蜜をガーゼに浸して与えました。
 これはまだ吻を伸ばしていませんが
 
 
 少しするとしっかりと蜜を吸っていました。
 
 
 7月12日 無事に生まれ場所に返すことができました。 いなくなったジャコウアゲハ 1
 
 
 次にその時見つけた卵。室内で飼育したほうが、寄生バチなどの犠牲にはならないというので連れて帰ったのです。
 
 卵C
 
 
 ところが、これももう一個くっついていたのです。卵D
 
 
 こうして大写しにしてみると、これは本当にジャコウアゲハの卵だったのでしょうか。
 
 6月27日 卵Cの孵化の瞬間に出会いました。残念ながら手元にスマホを持ってなかったので、決定的な瞬間を写しておりません。



 
 もう一つの卵Dは?

 
6月28日 はやくもイモムシに Dは変化なし


 
 6月29日 目に見えて大きくなっていきました。

 
卵 Dはついに孵化しませんでした。いなくなったジャコウアゲハ2
 
7月9日
一つの茎に幼虫Bと卵Cが一緒にいます。いや、いました。この日までは確かに。
 
 
 しかし・・・    続く
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