あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

つつじが岡

2017-04-29 22:23:56 | 植物


 何だかよくわからない説明ですが・・・・
 この燃えるような赤いつつじはなんという種類なんでしょうか。みつばつつじ?



 小高い岡の上のお宮にたくさん咲いているのですが、看板にはお宮の名前すらありません。わからないことはまだほかにも。
この地に一列に並んで茂り自生していた」このあたりではなくこの地と限定するのはどこのことか。このお宮の地所であるならば、「保存栽培」ではなく「手入れして保護した」ということか。それとも近くにあったのをお宮に移植して栽培したということなのか。



ときの宮司」とはいつごろの宮司なのか。このお宮が建てられたときを言うのだろうか。



 さらにさらに
「社殿が火災にあったとき、このつつじの花が燃えるように赤いので災いを起こしたと見間違えられ
火災の原因がこのつつじが引き起こした災いだと考えられて、いわば冤罪で切られたということか、それとも、遠くから見ると社殿が燃えているのと見間違えて紛らわしいので、切ったということか。


 いやあ~、重箱の隅をつつくようなクレームですみません。でも、この看板、もうすこし正確に表現できないものでしょうか。一応教育委員会がたてているんですから。

 でも、看板はともかくつつじの美しさには変わりはありません。今は60本?昔は数百本。一斉に咲きそろったときはどんなにかすごい景色だったことでしょう。

 特に美しいのは建物の裏側です。




 何年か前に父を連れて来たとき、長い階段を上りあぐねたのですが、車で上れる道があることを教えてもらい、おかげで気軽に来れるようになりました。そしてここに来るまでの道がまた美しいのです。



 ため池の周りの細い道を上ります。新緑に映えてつつじの赤の鮮やかなこと。父は
「おお、これはきれいじゃ。周りの緑によう似合うとる。」
と、しごくまともな反応。96歳のお母さんを介護している友人によれば、こんな風に会話が成り立つのなら認知症はまだたいしたことない、というのですが、つつじのことを桜というのはどうなのよ。
ちかごろめっきり足の弱くなった父は、もう、車からは降りず車窓から眺めるだけでした。ちょっと降りて見ればこんな景色も見られたのに。




 書き終えて気がつきました。写真サイズがいつもより小さい。せっかくの美しさが半減されるかな?でも面倒なのでこのままにします。すみません。
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布と革の花ひらく染色展

2017-04-22 20:52:50 | レザークラフト
 今、私の革染色の師匠と仲間たちの作品展を開いています

 
  

 金曜日、展示会のお手伝いに行ってきました。
 今週、なぜかいろいろなことが重なって超多忙。作品の飾り付けのお手伝いはできませんでしたので、初めて目にする会場です。

 入り口正面
 色鮮やかな布染めの鳳凰。師匠の作品です。




 隣に飾られている花にキーウイの蔓が使われていて、来られた方々は作品と同じくらい関心を寄せていました。このキーウイ、飾っている間にどんどん蔓が伸びて葉が開いてきたんだそうです。つぼみもいくつか。

 中はこんな感じ



 ろうけつ染めの着物も師匠の作品
 横の屏風はお友だちの作品で、面は布染めのツワブキ、裏は革染めのツワブキが描かれています。同じろうけつ染めでも雰囲気が違うのを比べるのも楽しいです。

 左 布染め 右 革染め
 
 
 革でも色鮮やかに染めることはできます。出来上がりが、革の方はふっくらした感じ。どれも同じデザインですが色によっても印象は全く違いますね。

 バッグや財布などの即売品もあります。



 

 向こうの壁に私の作品も飾ってあります。何年か前の作品なのでやや色飛びしているのですが、なおすひまがなかった・・・・作った頃と比べて印象がぼけてくるのは否めません。



 と、まあ、こんな感じで、華やかで楽しい空間になっています。お時間の取れる方、是非見に来てくださいね。

 初めて見られる方は革でこんなことができるのかとびっくりされるようです。一人熱心に見ておられるので声をかけましたら、なんと同じ西条市の方でした。新聞のギャラリー情報を見て来られたんだとか。うれしいお客様でした。
 そして、友人たちも来てくれました。1月に玉川のギャラリーにお邪魔した仲間です。桜三里を越えるときはいつも私が運転手だったのですが、この日はご主人に運転をお願いして来られたそうです。いつも私の染色を応援してくれるありがたい存在です。
 
 さらに、私の大学時代の友人が見に来てくれました。この前会ったのはいつだっけ。多分5年以上前です。久々の再会で親の介護と自分の健康の話で盛り上がりました。高齢のお母さんをおうちで介護しながら、地域でもいろいろ活躍している様子、えらいなあ。お互いに元気でいましょうねといって別れました。

 わたしもまた作品展をしたいなあと思いつつ、なかなか作品が作れません。とりあえず今は、春の県展の作品を仕上げねば。 
 
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車中花見2

2017-04-15 21:52:04 | 植物
 いつも桜の時期に忽然と現れるピンクの山。



 油断しているといつの間にか消えてしまいます。父を送っていった後、思い切ってこの桜山(私が勝手に命名)に行ってみることにしました。幹線道路からはずれて、田舎道を走ること数分。思いの外ちかいです。道は細くなりますが、”家がある限り車は通れる”というのが私の持論。田舎で車の入れない家はありません。 だいぶ近づきました。



 真ん中にぽっかり口を開けたようなところがあるのが惜しい。それに、
 ああ~もう葉桜になりかけています。
 そしてー
 私と同類がいました。車はどこに停めたかな? ご夫婦で歩いていたり、(それも2,3組)自転車で桜のところまで上がっていたり、バイクを道ばたに停めていたり。この山に興味がある人はけっこういたんですね。 なにやら神社の鳥居が見えました。お宮の境内かな?
 車中から道を確かめて、それ以上深入りするのはやめました。家が途切れたら車で行くのは要注意です。
 後で聞いたところ、我が家にも同類がいました。いつの間にこっそりと?
 ぶじお君は車でどんどん入っていって、にっちもさっちもならなくなってJAFを呼んだそうな。無理して行かなくて良かった。
 この桜山も新たなお花見名所になりそうな予感です。

 もう一箇所探検しましたよ。
 木曜日、今治に行く途中で、山手にピンクの帯を見つけました。



 寄り道をしている場合ではなかったんだけど・・・・
 好奇心には勝てません。

 着いたところはため池で


 池の畔と、小高い広場と、2箇所にずらっと桜が植わっていました。


 この広場は、地元の人がお花見に来る場所なんでしょうか。 さくらはまだ小さいけれど、あと5年もしたらいい花見場所になることでしょう。遠く石鎚山を望むとても景色のいい場所でした。そして向こうの方に見えるのは


 
 多分カフェ「櫻櫻」のあるところでしょう。

 この日は頓田川沿いの道を帰りました。ちょっと車を端っこに寄せて1枚。



 夜桜見物の客がちらほら。少し葉が出てきたようですがまだきれいでした。
 ついでにタオル美術館の駐車場も



 すでに午後9時前、人は誰もいませんでした。さびしいのでここでも車を降りずに写真だけ。
 ここの第2駐車場が、桜に囲まれてきれいなんですけど、昼間に撮っておいたらよかったなあ。ここの桜も年々見事になってきています。

 そして土曜日、すっきりと晴れ渡りました。この日は松山へ。相変わらず車中花見です。

 コンビニによってお弁当を。道を挟んでお向かいにある桜は

 
 1本の木に見えますが実は2本。


 麦の緑に映えてそれはそれはきれい。

 桜三里の半分を有する旧丹原町は本当に桜の多い町です。
 喫茶「うしろのしょうめん」横の広場。



 ここには数本の古木があって、毎年すばらしい花を咲かせます。



 舞い散る花びらを写すのはむずかしいですね。もう、ほんとにこんなことをしている時間はなかったんだけど・・・

 このお向かいの山に



 新たな桜山ができそうな予感。
 

 花が咲いて初めて通る桜三里。まだまだ見頃のようです。


 しかし、反対側は無残に枝を切られています。



 新芽が出ているのでほっとしましたが、形も色もアンバランス。道路に覆い被さるように伸びていた花の美しさはどこにもありません。ここまで徹底的に切る必要があったのか、私には理解できません。もう何十年も幼い娘たちを乗せて、両親を乗せて走ったこの桜街道。私にとっては思い入れのある桜です。桜の木はどこにでもあるけれど、愛着のある木というのは多分人それぞれ違うのではないかと思います。ふるさとの、懐かしい日々を思い出させる桜、たとえば道後の桜を、武丈公園の桜をこんな風に切ってしまったら・・・松山市民は、西条市民は、けっして許さないはず。

 桜三里の旧川内町側にも桜の木はたくさんあって、桜吹雪の舞う美しい道を気持ちよくドライブしてきました。
 
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車中花見1

2017-04-14 21:51:51 | 植物
 先週の日曜日、降ったり止んだりの雨模様でしたが、父を連れて花見ドライブに出かけました。近頃めっきり弱った父、車いすから私の車のシートに移動するのがやっとこさです。車に乗り込むことができなくなったら、気軽に出かけることも難しくなります。
 多分車を降りての見物は無理でしょうから、車窓から見られる場所をまわることにしました。

 中山川の土手沿いにある吉田河原



 大木があります。



 本当はひょうたん池の方が風情があるのですが、車を停めての見物はできませんので、桜のトンネルを車でくぐり抜けました。

 次に行ったのは、丹原文化会館。



 駐車場の周囲に桜が植えられています。



 昔細かった木がすっかり立派になって、新たなお花見スポットになりつつあるようです。年々訪れる人が増えています。でも、ひろ~い駐車場があるので大丈夫。来た人は、桜の元には車を停めず、離れた場所に停めています。その心遣いがうれしい。飲み食いはせず静かに桜を愛でています。


 
 父は桜が見えてくると歓声を上げて喜ぶのですが、いつのまにかうとうとして・・・
 去年の春はトラオやウマオと重信川の河川敷でお弁当を食べたのに。車から降りてお弁当を食べる場所まで歩くこともできたのです。衰えていくスピードの速いこと。あと何回お花見ができるだろう。おまけに、せっかくの満開なのに花散らしの雨、今年の花見は何となくさびしい花見でした。
 

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内子に寄り道

2017-04-09 23:07:50 | お出かけ
 こけむしろに行くまでに昼食をすましておこうと内子町に寄り道しました。
 内子には内子座をはじめ古い町並みが保存されていて趣のある風情を醸し出している町です。でも、今日は町並みがメインではなくあくまでもこけむしろでの作品展。これはその前座、そう前座だったんです。ところが、川沿いにある駐車場に向かおうとしたら、

 あ、咲いてる



 ソメイヨシノよりも早くしだれ桜が満開でした。





 しだれ桜ってふつうソメイヨシノより遅いのにねえ。南予はやはり暖かいのかしら。でも、こけむしろ付近の桜は全く咲いていませんでしたから、ここが日当たりも良く暖かかったのかもしれません。

 足元には、栄養状態の良さそうな元気なリュウキンカ



 普通のより背丈も高く、花もずいぶん大きかったです。

 私たちはしばし川辺を散策。思わぬ良いお花見ができました。
 それから昼食を取るために下芳我邸へ

 下芳我邸は、明治中期に本芳本家から分家して建てられた建物だそうです。現在国の登録有形文化財に登録されています。築140年という古い建物を再生して「蕎麦 つみ草料理」のお店になっています。

 お店はほぼ満席状態でしたので、あまり写真は撮っていませんが、こんな感じ。もっと考えて撮れば良かったですね。



 そして


 全員が「野遊び弁当」を注文しました。正面からだと全体が写りにくかったのでお友だちのを後ろ側から写しております。
 蕎麦とサラダ風に盛ったお寿司、天ぷら(緑色のはヨモギの天ぷらです)そして野菜の炊き合わせと焼き魚、卵焼き。デザートがついて1480円。右隅に見える透明の器は小さな醤油差しで、季節の花が活けてありました。それが、一人一人違うの。フユシラズだったりオドリコソウだったり。野の花を愛でながら弁当を食べているという演出でした。おいしかったと思います、というのはわたしちょっと風邪気味でおそばの本当の味がわかりませんでした。でも、食欲が減少していたにもかかわらず完食しましたからね。

 ここは2階がギャラリーになっていてかわいい小物を売っているというので上がってみました。

 近隣の手作り作家さんたちの作品が所狭しと並べられています。

 折り紙のおひな様は、調度品のタンスまで折り紙で。
 草木染め、透かし和紙のタペストリー、表面に薄い金属箔を施したギルディングという手法の和紙・・・・

 私が一度見てみたかったギルディングの作品。ギルディングはもともとフランスの工芸だそうですが、


 
 美しいです。和と洋とがみごとに調和しています。

 ここで私は初めてこの建物のすごさを認識したのです。わかってたら外観も含めてバンバン写真を撮ってたものを。だけど、素人には見ただけではわかりません、ちょうどガイドさんがいて、熱意を込めて説明してくれたからなのです。
 ここからはガイドさんの説明
 この部屋には左右二つの床の間がしつらえてあります。どちらに座っても上座下座を作らない、客を迎える上での商人としての心遣いだそうです。 
 ただし、同じもの二つでは芸がない。そこで一つの床は



 畳敷きです。え?畳と板とでは畳の方が格上じゃないの?と密かに思っておりましたら、そのかわり隣の飾り棚は2段飾りでしかも横の梁が柱にそろえて断ち切ってある、逆に格下の板の床(とはいってもケヤキの一枚板です)のとなりの飾り棚は千鳥棚。



 そして梁が柱よりも床の方にはみ出しています。飾り棚としてはこちらが格上なんだそうです。こうして左右の床を平等にしてあるのだそうです。



 さらにさらに、断ち切ってある梁の方も、断面を見せることなく薄い板で隠してあります。断面をむき出しにしていると腐りやすいからだそう。へえ~、なるほど、の連続でした。

 二つの部屋の間にある欄間



 まあ、この細工の細かいこと、美しいこと。3面合って3面とも模様が違います。

 私たちがまだ先の予定があると知ってガイドさんの口調が早くなりました。でもどうしても知ってほしいという熱意が伝わってきます。

 この障子の桟



 縦横に木を組み合わせているのですが、
左端は横木が上、真ん中は縦木が上、右はまた横木が上というように複雑に組み合わせているんですね。だから一箇所壊れると、桟を全部分解して修理しなければなりません。今はもうそれができないので壊れた箇所はそのままになっています。
 
 そのほか、釘の見える場所には金属で作った鶴や亀の釘隠。木蝋生産で財をなした豪商の求めに応じて職人が全身全霊で作り上げたものだということが伝わってきました。

 時間があればゆっくりとお話を聞きたかったのですけど・・・・私たちはおなかも心も満たされて店を出ました。「よかったねえ」「これは前座よ、前座。本番はこれからだからね。」「だけど満足して、一瞬、さあ帰ろうと思っちゃった。」 

 そして話題はいつかテレビで見た100円均一の店のことになりました。 凄腕と言われるバイヤーがサンプルを持ち込んだ工場関係者に「100円の値打ちもない」と、改善と努力を求めるシーンについてです。日本の100円均一の品のクォリティの高さはこのような過程を経て維持されていると肯定的に紹介されていましたが、わたしは「100円の値打ちもない」と面罵するその姿勢に違和感を覚えました。安くて品物豊富でよく利用する100円ショップ。これを作る人たちはどれだけの利益を得ているんだろう。本当に100円でいいのかと思いこそすれ、100円の値打ちもないと思ったことはありません。ものを作る人がいなければ販売に関わる人たちは利益を得ることができないわけで、経済の底辺を支える「作る」ということにもっと敬意を払うべきではないのだろうか、たとえ100円の品を作る人であっても、です。
 ものつくり人の端っこの端っこに連なるわたしたち4人、内子の片隅で遠吠えをしておりました。
 



 

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こけむしろまで

2017-04-06 22:03:44 | お出かけ
 西予市にあるカフェ「こけむしろ」。前々から行きたかったんです。
 はるばる出かけていきました。うちからだと車で2時間以上、途中の内子で昼食をとって着いたのは1時過ぎだったかしら。

 気持ちのいいお天気と爽やかな景色。



 関池だったな? 桜は咲いてないけど日曜日には桜祭りが開かれたようです。カフェの駐車場がいっぱいだったのでその会場跡に車を停めました。

 鯉のぼりが泳いでいました。


 きもちのいい山道をちょっとだけ歩くと、こけむしろの入り口です。



 もう少しすると苔もつややかになるのでしょうが、それでも一面に敷き詰められた苔の緑がきれい。そして奥に見える建物が、今はやりの瀟洒なつくりではなく、むかし祖父が管理していた山にあったような素朴な建物なのがこの雰囲気にぴったりです。

 冬の間は週末しか営業をしてなくて、4月から平常どおりの営業だそうです。テラス席も準備されていました。



 さりげなく置いたこんなテーブルもすてき。



 入り口に看板が出ていました。
 これこれ、私たちがはるばる出かけてきた訳は



 染色仲間がここで作品展をしているからなのでした。初日とあってお客さんがいっぱいです。もちろん、作品展が目当てではないお客さんもいますから、狭い店内はごった返していました。

 テーブルを取り囲んだ女性たちの隙間から失礼


 うわあ、これ全部一人で作ったの? 小銭入れやペンケースなど、手頃な値段の小物が並んでいます。

 壁際には、織物をされるMadamkumikoさんの作品





 かいこのまゆから糸をとるところから布に織り上げるまで気の遠くなるような工程と時間をかけて織り上げた着物やストール。陶器のボウルに花びらのように並べたストールもすてき。シルクシフォンのストールはため息が出るような繊細で美しいものでした。手間暇を考えると当然のお値段ではありましたが
年金生活者にはちょっと手がでませんでした。
 
 それから革工房「野福」を主催しているお友だちの作った革の額。



 奥の作品は、タオル美術館の庭園を染めたものだそうです。はるばる南予から来たことがあるのね。

 同じ師匠に師事していても私とはまったく作風が違います。彼女らしい色使いと余白のぼかしがすてき。

 個性的なバッグも手作りならでは



 床革(厚い革を用途に応じて薄く剝きますが、剝いた後の残った革)を使った鉢カバー



 あまり使い道のない床革もこうするといいんですね。

 十分時間をかけて見せてもらった後、コーヒーといただきました。なんと急須にコーヒーが入っていて、たっぷり2杯分はある。カップは砥部焼ですね。


 窓からは苔に覆われた杉林が見えます。



 外へ出て歩いてみることにしました。
 オーナーさんが少しずつ植えていったという苔。踏まないように歩かなければ。一面の苔の中にちょっとした変化が見られるのが楽しい。

 切り株も苔に覆われています。
 
 
 ヤブコウジかな? かわいい。



 何の芽かしら。確かめにもう一度来たくなりますね。
  

 歩いて行くとテーブルがあってここでもお茶が飲めるようでした。いいお天気だったし、爽やかなこの場所で飲んでも良かったね。

 水車もありましたよ。


 と言うわけで、このところちょっと忙しい毎日を送っていたわたし、日頃の疲れも吹っ飛ぶような癒やしの一日でした。

 「革と布 染めあそび二人展」は4月9日(日)まで開かれています。お近くの方、遠くの方も是非行ってみてください。雨の日もまた楽し、苔が一段ときれでしょうね。 
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そろそろ帰っていく頃

2017-04-02 20:57:56 | 生き物
 カモはもうすぐ北へ帰るんよ。と話して質問責めにあった去年の春。トラオはばあちゃんが遠くに行って長い間帰ってこないのだと思っていたのです。あれから早1年、また冬鳥の帰る季節になりました。

 松山市畑寺にあるため池



 ここは冬鳥の楽園だったのですが、数年前に堤防が切れてからあまり水をためなくなり、鳥もいなくなりました。多分大きな魚だと思うのですが、背びれを出して泳いでいます。それほど水は少ないのです。岸近くがピンクに染まっていましたので、車をパチンコ屋において見に行きました。



 レンゲでした。すっかり陸地のようになってしまいましたね。そして鳥はいないと思っていたのに、陸地に水鳥がいたのです。



 なにか一生懸命地面をつついていました。すごい。私はもう少し近くで撮ろうと歩いて行きました。すると、みんな一斉に水の方に歩き出しました。
 けっこう早い。気づかれたのかな?
 車がビュンビュン通る場所で、私の足音など聞こえないと思ったのですが、どうも私から逃げていくようです。

 この黒い鳥は?


 水に向かいながらもえさ取りに余念がないオオバン。なんだか体つきがキーゥイとかエミューとかに似ている。今まで泳いでいるところしか見たことがなかったのだけど、陸に上がるとちょっと滑稽な姿に見えました。
 

 水鳥だけどけっこう足は速いです。とうとう水際まで行ってしまいました。



 マガモは少なくて、これはヒドリガモかな?

 鳥が遠くへ行ってしまったので池全体を写しました。それが1枚目の写真。
 オオバンは今は留鳥になっています。愛媛県で最初にオオバンの繁殖が確認されたのは、1992年西条市でなんだそうです。それまでは単に越冬するだけだったとか。どおりで、西条市内の二つの川でたくさん泳いでいるのを見ました。
 けど、こんなに水の少ない環境では繁殖はむずかしいかも。もう少し水を残してあげてほしいです。こんな街中に野生の鳥がいるってすてきじゃないですか。市民の皆さんの憩いの場所として活かせないものでしょうか。

 すてきと言えば・・・
 3月始め頃からうちのごく近くでキジが盛んに鳴いておりまして、ある朝など、窓の外でおかしな鳴き声が聞こえると思ってカーテンを開けてみたら、すぐ目の前をキジのつがいが歩いていたのです。つまり、私の家の庭! 慌ててカメラを持ってきましたがこの日は姿を消した後でした。
 後日、たまたま外に出ていたときにキジが鳴きましたので、そっと後をつけました。



 もう気づかれています。とっとと走って


 草ぼうぼうの中に隠れてしまいました。 メスがこっそりと目立たぬようについて行ってます。

 昔は考えられなかったこと。それだけ地域に人の営みの気配がなくなってきたということなのか、キジに警戒心がなくなってきたと言うことなのか。都会の人からみれはすっごいさびれた田舎に見えるのでしょうね。私はキジとの共存は大歓迎ですが。

 いつも何回かは冬鳥を追っかけてるのですが、今年はあまり鳥の写真を撮っていません。良い写真もありませんが、まとめて紹介したいと思います。ただし、冬鳥よりも留鳥の方が多いです。

 メジロはたくさん来ましたが鳴き声を聞くだけで終わりました。



 くっついている姿がかわいいでしょう。

 畑仕事をしているといつの間にかそばにやってくるフレンドリージョウビタキ。これは別の場所で写しました。地面に降りているのが珍しい。



 ここらでは普通に見かけるセキレイ。(ハクセキレイかセグロセキレイか不明)たいてい2羽のつがいでえさを探しています。人が2メートルくらい近づいても逃げません。こんなに集団でいるのは初めて見ました。



 そのわけは・・・・・・
 下の田んぼでトラクターが土を掘り起こしていたからでした。

 そして、ある強風の日、大型の猛禽が道の手すりに5,6羽留まっていておもしろいなと思ったのですが、あいにくカメラを持っていませんでした。後日同じ場所を通りましたが姿は見えず、広いたんぼ道でようやく見つけました。



 偶然ですけどなんか、おもしろいポーズが撮れました。
 

 さあ、春本番ですね。渡り鳥たち、苦労して帰らなくてもずっとここにいてもいいのに、と思うのですがやっぱり帰っちゃうんでしょうね。


  
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