あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小山のように

2012-09-27 13:32:51 | 植物
 河原で萩の花を見つけました。



 淡いピンクの小さな花。 石垣の隙間からほそぼそと枝を伸ばしていました。
 



 
 たしか山上憶良が歌を詠んだことから秋の七草になっているんですよね。
 オミナエシ クズ フジバカマ ススキ ナデシコ ハギ キキョウ(これに関しては諸説あり)

 こうしてみると、万葉の頃の野は今よりずっと緑が多く華やかな彩りは少なかったのではないかと思われます。 
 子どもの頃は川の土手にでも行けば普通に見られて、さほどきれいだとも思わなかったけれど、もしかしたら、これが万葉人が愛でた萩かもしれない、そう思うとなにか懐かしい気持ちがします。

 それに比べて、うちの萩ときたら・・・・・



 わたしのせ丈よりも高く、たたみ3畳分以上の敷地を占領して



 これでもか、といわんばかりに花をつけています。ミヤギノハギだったかな? あまりにも茂って邪魔になるので春先に一度伸びた枝を切るのですが、なんだか切れば切るほど元気に伸びてくる気がする・・・

 大きくて濃い紅色の華やかな花です。



 1メートル以上離して植えたはずの、大粒ブルーベリーに覆い被さってきたので、そのあたりだけ枝を切りました。 立派な枝なので、玄関の大瓶に活けようと思ったのですがー
 
 作業を終えるまでほんの4,5分の間その辺に寝かせておいただけなのに、もう、輝くような色つやが消えはじめてていました。
 う~ん、これはどうも切り花には向かないみたい。 秋の野で楽しむ花なのかもしれません。

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ニラの花

2012-09-22 22:25:07 | 野菜・果物・料理など
 あちこちでニラの花が咲いています。

 川の土手で



 ミカン畑の片隅で



 農家の庭先で



 これらは普通に野良に生えているニラです。スーパーなどで売られているニラに比べると葉も花も小さく弱々しいですが、柔らかくて香りが強いのでわたしはこの野生種の方が好きです。

 近くで見るとなかなか豪華な花です。




 ニラなので花も葱臭いですが、虫にとってはごちそうのようです。
 よく見かけるのがこちらの蝶。





 ゆったりと止まって羽を開いたり閉じたり。 おいしい食事を堪能しているように見えます。
 それとちがって、蜂はいそがしい。 ちょっと花に触って見たかと思うとすぐに違う花に。めまぐるしくてなかなか捉えられません。



 我が家に植えているのは、残念ながら大きいニラの方。こちらは野生のより一足早く花が咲いて、すでに種ができています。
 
 このニラの花のつぼみが、なかなかおいしいんですよ。



 少し開きすぎたのもありますが、やわらかいところから摘み取って
 熱湯でさっと茹で
 炒め物にします。
 
 下味をつけた牛肉と炒めるとおいしいのですが、あいにく冷蔵庫になかったので、じゃこてんと炒めてみました。



 味付けはじゃこてんにあうようにしょうゆとみりん。 しゃきしゃきした歯触りに、ニラのほのかな香りがしておいしかったです。

 この大ニラの花、野生のと違って結構背が高いんですね。 花屋さんで売っている切り花くらいの背丈があります。 せっかく立派に咲いているので、少し玄関の花瓶に挿してみました。

 2,3日たって・・・・・

 どうしてかしら? どこかト○レ臭い。 ト○レが臭っているわけではありません。 どうも玄関あたりから臭って来るみたい。
 花瓶の水を替えようとして気づきました。

 臭いはここだ!

 水の中でいたんだニラの茎が臭っているのでした。
 
 きれいだからといって、何でもかんでも花瓶に挿すのはやめましょうね





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おいちぃ~ ブルーベリー

2012-09-18 22:42:14 | 野菜・果物・料理など
 その茂りように、うちにやってきた甥っ子がびっくりしたブルーベリー



 我が家に3種類あるブルーベリーのうち、最も実が小さくて、たくさん成る木です。植えてから10年くらいはたっていると思いますが、年々その勢力を広げ、今では、どこぞの荒れ地に生えている藪のようになっています。その実の多さたるや、どれほどのものか。



 梅雨の終わり頃から熟れ始め、雨でおいしくないなあなんて、畑仕事をしながらつまんでおりましたが、その後のかんかん日照りでぐんとおいしくなりました。ただし、水分不足のためややひからびぎみ。食べると口の中がもさもさするみたいな・・・
そして9月に入って、雨と晴れとが交互にやってくるようなお天気になって、ひからびた実もふっくらと、そしてあまくおいしいブルーベリーになってきました。
 なんと2ヶ月間もおいしい実を提供してくれたんですよ。 驚異のブルーベリーです。

 今では


 実もまばらになってきました。
 というのは、このおいしさを知った孫が、暇さえあればここへ来て食べるからなんです。もちろんだれか大人をお供に連れてです。
 
 はじめは一粒一粒もいでは口に入れていた孫は、2ヶ月たった今では大人にいっぱい実をとらせて、それをわしづかみにして食べることを覚えまして・・・
まだほんの少ししかしゃべれない孫が、初めて覚えた、そして唯一の形容詞が
「おいちい~」

 というわけで、今年はみんなが生食三昧。ジャムもつくっていませ~ん。

 ちょうど同じ頃、もうひとつのブルーベリーが食べ頃(のような色)になったのですが、



 これが酸っぱくて渋くて、とてもまずいの。 見た目は青い色が涼しげでとてもきれいなんですけど。

 あんたは鑑賞用かい

 文句の一つも言いたくなるほどのまずさなんです。これは孫も食べようとはしません。

 みんながちまちまと小さい粒を口に入れているのがばれたのかしら。知り合いのブルーベリー農家さんが大粒のブルーベリーをくれました。



 右のちっちゃいのがうちの、左のが、いただいたものです。
 これと同じ種類のが、うちにもあります。でも、うちのは梅雨明けにはおなかの中に入ってしまってたんだけどなあ。上手に育てたら今頃まで成っているんでしょうか。

 負け惜しみじゃないけど、味は大粒のに負けないわ。ただ、大きいだけあって食べ応えがあります。これぞブルーベリーっていう感じ。
 この大粒のブルーベリーを一口食べて、孫は、今までになくしみじみと

 おいちい~

 といいました。
 
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こぼれ種の花畑

2012-09-15 01:54:29 | 植物
 9月に入って毎日のように夕立が来て(夕立というよりも熱帯のスコールみたいだと私は思いますが)夏の花が生き生きと色鮮やかになってきました。

 ヒャクニチソウ
 

 ニチニチソウ



 マリーゴールド



 これはたった2株しかありませんけど。

 コキア(ほうきぐさ)


 少し色づいてきました。

 サルビア


 ポーチュラカ



 これらの花は、サルビアを除いてすべて勝手に生えてきたものです。ついでに草も勝手に生えてますが

 梅雨が終わる頃、あちこちに散らばっている小さな株を、ざっと種類ごとにまとめましたが、その後から生えてきたものは(ほとんどがポーチュラカ)もうどこにでも花を咲かせるので、ポーチュラカの間にほかの花を植えたようになっています。 お祭り騒ぎみたいに賑やかで統一のない畑です。
 でもいいの。今年はお金もかからなかったし、水やりの手間もあまりかからなかった。それでこれだけ咲いてくれれば十分です。

 ところで、この花をご存じですか。去年の11月に写したものですが、

 ミナ・ロバータ



 一房だけ見るとさしてきれいでも何でもない花のように見えますが、これが朝顔のような蔓性で、大量に花をつけるのです。その写真が・・・・・

 あら、ないわ うっかり削除しちゃったかしら。
 少し迫力に欠けますが、実家の畑で写したものを



 花色のグラデーションがなんとも魅力的な花なんですよ。3年ほど前に植えて大好きになりました。 うれしいことに去年、10本以上の苗をもらって窓の外にカーテンを作ったのですが、それはそれはすてきなカーテンになりました。その写真がないなんて
 そして、これも今年はこぼれ種で生えてくるはずだったのです。うちに来るお客様にも、来年芽が出たらあげますね、なんて約束していたのに、大誤算です。
 考えてみるに、去年のミナ・ロバータはちょっとおかしかった。葉ばかりが茂って、こりゃ花は咲かないだろうなと思っていたら、なんと冬が来る前に一斉に咲きました。そして、案の定、種に実がいりませんでした。受粉をしてくれる虫もいない頃に咲くのですから、無理ないですね。それでも一つや二つはーと期待して待っていたのですが、とうとう1本も芽が出ないまま秋になってしまいました。
 ああ、残念。一番ほしかった花の種が絶えてしまいました。
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シカ!

2012-09-11 23:55:07 | 生き物
 新聞の投書に、「あまりにも低速で走る車は・・・・」というのがありました。制限速度50キロの道を40キロあるかなしかで走るのは、後続車のいらいらを募らせるというものですが、それと同じことがわたしにもありました。

 日曜日、桜三里を通ったときのこと。
 わたしの2,3台前の車が40キロあるかなしかでトロトロと走っています。私の後ろにはすでに10台近くの車の行列ができています。
 道路の制限速度は50キロ、カーブを曲がる度に30キロ台にスピードを落とされたのではねえ~。カーブといっても時速60キロでも曲がれる緩いカーブばかりなんですけど。峠を抜ける10キロメートルばかりの道のりはほとんどが追い越し禁止です。
 こういう車に限って道路脇の空き地によけるということをしてくれません。もう、バックミラーを見る余裕もないのかしら・・・・ わたしのいらいらは募るばかり。

 でも、こののろのろ運転がなかったら、この出会いはなかったかもしれません。

 ああ、あそこによける場所があるのに。と、山際に目をやったとき

 はっ! しか!?

 わたしはとっさにハンドルを切って、反対車線の側にある広場に車を突っ込みました。 そして、いそいでカメラを持ち、今小さな動物がいたところへ歩いて行きました。
 犬でもいのししでもないよね。確かに背中に白い斑点があった、草を食べてた、あれはきっと子鹿にちがいない。

 それはまだ同じ場所にいました。柔らかな毛が、雨に濡れてぼそぼそとかたまっています。まちがいない、子鹿です。

 あ、気づかれたみたい。 



 じっとこっちを見ています。もう少し近づいてもだいじょうぶかな?



 2車線道路の反対側にいますので、これが限界ですね。

 子鹿は逃げるふうでもなく、じっとこちらを見つめたまま動きません。

 あんたはどうしてここにいるの? お母さんはどうしたの? 
わたしはシカの生態をよく知っているわけではありませんが、この小ささならまだ母親から離れる年ではないと思います。そして母親と一緒なら、こんなに人目につく場所に出てこないと思います。それともすぐ近くの見えないところに母シカがいたのでしょうか。

 毎日のように幼い子に接しているばあちゃんとしては、人であれ、動物であれ、大人の保護と愛がなければ生きていけないほどのいたいけな幼子が、一人でえさを食べているのを見ると、もうたまりません。けなげというにはあまりにも頼りなく、かといって哀れという言葉にはふさわしくないように思えました。
 このまま抱き上げて車に乗せたらおとなしくついてくるんじゃないか、でも、野生動物を勝手に飼っちゃいけないのよねえ。

 そこから道に飛び出すんじゃないよ。野良犬に見つからないようにね。大きくなっても、その辺の木に悪さをして人間に撃たれるんじゃないよ。

 わたしは心の中で子鹿に語りかけました。 
 わたしが何もしないことがわかったのか、やがて子鹿はまた草を食べ始めました。



 その間5分くらいだったでしょうか。私の目の前を、何台もの車が猛スピードで走っていきました。子鹿の前も走っていきました。それでも子鹿は動きません。また、通る車はどれも子鹿に気づいた様子はありませんでした。わたしもあのスピードで走っていたら、子鹿に気づかなかったかもしれないし、気づいたとしても、車を停めることはできなかったでしょう。
 のろのろ運転で良かったー生まれて初めて思いました。


おまけの画像
 車に乗ろうとして、ここにもセンニンソウがあるのに気づきました。
 いや? センニンソウとは違うみたい。


 隣にセンニンソウも咲いていましたから、比べるとよくわかります。


 4枚の花びらが長いのがセンニンソウ、葉っぱは山芋の葉のようにつるんとしています。はっぱにきれこみがあって、花びらも短いこの花は?
 

 白い花は全部センニンソウと思っていたのですが、どうも、2種類の花があったようですね。のろのろ運転がもたらしてくれた、もう一つの出会いでした。 



 

  
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這い上がる白い花

2012-09-07 13:42:43 | 植物
 近頃あちこちで目につく白い花。それが結構高いところまで這い上がっているんですよね。

 びわの木のてっぺんまでとか、

 

 桜三里で見つけたのは



 垂直によじのぼっているので、まるで花の壁のように見えます。

 この花の正体、どれもほとんどまちがいなくセンニンソウです。


 ヘクソカズラも混じっているようですけど。

  近くで見ると、野に放っておくには惜しいような美しい花です。





 子どもの頃、家の近くの畦に一株だけこの花があって、この花を見に行くのが大好きでした。私の知っている限り、そこにしかありませんでしたから、子供心に希少価値のある大切な草だったのです。
 数年前、同じ場所にこれを見つけたときは、奇跡に近いと感動しました。 畦がつぎつぎとコンクリートで塗り固められ、畦の草を踏んで歩くことなどもうできないと思っていましたのに、その畦が残っているばかりでなく、50年以上もの長い間子孫を残し続けていたのですから。

 繊細な花姿に似ず、たくましくしたたかなのかもしれません。
 今年、やたらとこの花が目につきます。以前に比べ、急激にふえているような気がするのですが・・・・ 
 こんなに高く這い上がって木々を覆うようでは、手放しに愛でてよいものだろうか。私の中での希少価値もうすれてきたしなあ。でもやっぱりきれいだし・・・・


 おまけ
 同じ蔓性の植物でも、ヘクソカズラの花は、ずっと地味です。
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