あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

逃亡劇

2013-08-27 15:47:50 | 日本ミツバチ
 さて、蜂蜜を採った翌朝、キュウリを採っているとブーンという蜂の羽音が聞こえました。いつも、キュウリの花の蜜を集めに来た蜂がたくさんいるのです。が、今朝のはちがう!
ただならぬうなり声のような羽音に聞き覚えがありました。わたしは作業をやめ、急いで蜂の所に行きました。

 ああ~ やっぱり

 ちょうど蜂の群れが飛び立ったところでした。しばらく目で追いましたが、群れは北の方に飛んで行ってしまいました。

 夏に蜜をとると蜂が逃亡することがあるんだそうです。まだ花も多いこの時期には、巣を捨ててもほかによい場所で生きていけるので、気に入らないと逃げてしまうんだとか。やっぱり、巣を落としてしまったのがいけなかったのね。

 わたしはまたキュウリ採りの作業に戻ってきました。と、
 なんと、畑のそばの柿の木に蜂が塊を作っているではありませんか。ぐずぐずしてたら、この前のように逃げられてしまう。 
 何か捕まえるものは?
 ぶじおくんは大きなボールですくってた、でも今ボールは蜂蜜を漉すために使用中。
 弟は・・・? たしか大きなネットの袋、そうだ! タマネギの袋がある。

 というわけで、うちにあったタマネギのネット、大小3枚持ってきました。

 さあやるぞ
 勇気を出して

 もしゃもしゃする群れの中に手を突っ込んだら、蜂がわっと飛び上がって、顔の周りをぶんぶん・・・・
 
  うわあ~

  途中省略

 夕方4時頃帰ってきたときの蜂です。


 
 捕まえ損なった蜂が袋の上にも群れていました。



 蜂は静かです。袋は3袋あったのですが、外側にも止まっているのは大きなこの袋だけ。多分この中に女王蜂がいるのでしょう。

 さあ、今からこれを箱の中に返す作業をしなくては。

 お墓参りのついでに、弟から便利グッズを借りてきました。 それは、蜂が上へ上へと移動することを利用して、ネットから巣箱に移れるようにしたトンネルみたいなものなのですが、

 またまた省略

 3袋の蜂を全部移動させるのに、夜の11時くらいまでかかりました。 蜂はもうお休み中だったので、部屋の明かりをつけて懐中電灯で照らして、無理やり目覚めさせ、袋の下の方をゆすって蜂を上へ上へと移動させました。
 後で聞いたところでは、そのままにしておいたら朝までに自然に上がっていくのだとか。でも、袋は3つもあって、朝から飲まず食わずの蜂を翌日までふくろにとじこめておくのはきがきでなかったものだからー。

 ところで、3つの袋のうち、小さい袋の蜂は眠りを妨げられてブンブン騒いでいましたが、女王がいるらしい大きな袋の蜂たちは、手荒く扱われても比較的静かに落ち着いています。まるで女王を信じて運命を託すかのように。
 偉大なり王の力。

 ほとんど箱に移動したところで、箱を元の位置に返します。そして女王蜂が逃げないように、入り口に柵をつけます。



 これは、棒と棒との間が、働き蜂がやっと通れる幅しかないので、体の大きな女王は外へ出られないのです。
 働き蜂も窮屈そう。

 これほどの作業をして、めちゃくちゃ蜂に刺されたと思うでしょ? 実際大汗かいてタンクトップで作業してたら、(肌丸出し)蜂がうるさくまとわりついて振り払ってもどいてくれません。それでも刺されたのは4カ所。それも、差しに来たのではなく、ちょっとした事故でした。
 というのは、肘の内側だの膝の裏だのにへばりつくものだから、知らずに腕を曲げたり座ったりする度に蜂をつぶしてしまったのです。刺そうと思ったわけではないので、アブが刺したよりも痛くなかったし、翌日には猛烈にかゆかったですが腫れたわけでもありません。なんという平和な穏やかな生き物なんでしょう。 

 蜜をとった後の巣は、蜂にお返しします。


 
 わんさかたかって回収作業をしています。そして回収を終えた巣は、白っぽくなってきました。



 蜂蜜色をしていたガーゼも、真っ白に



 そして、うれしいことに、壊れた巣からは、毎日10匹前後の蜂が羽化して出てきました。



 ふたがされた穴に黒いものが見えたと思ったら、小さな頭が見えてきて、


 絹糸のように細い足を踏ん張って外へ出てくるのです。
 出てきたばかりの蜂はふわふわと柔らかそうで、たよりなくおぼつかない足取りです。それでもしばらく立つと飛び立ちます。
 わたしは毎朝生まれてくる蜂たちがなめられるよう、巣に蜜を塗ってやりました。なぜなら、周りの巣の蜜も全部回収してしまっているからです。

 そのかたわらで、ありが幼虫をさらっていきます。



 でも、これはどうしようもありません。

 こうして1週間、災難のあった元の巣箱で再び暮らしていくことを決めたようです。なんだかねえ、蜂が人間に重なって見えてくるんですよ。知れば知るほど、魅力的でかわいい蜂たち。
 
 やばい、のめり込んだらきりがありません。

 ここで心配事が増えました。

 蜜をねらってスズメバチが! 
 大変、この場所を群れで襲われたら、温厚なミツバチはひとたまりもありません。殺虫剤は使えないので網で捕獲しようとしましたが、逃げられました。
 翌日にはもっと体の大きいキイロスズメバチ。
 ただ、入り口が、働き蜂しか入れない大きさなので、箱の仲間で襲われる心配はないでしょう。

 こうして1週間、羽化する蜂もいなくなったころ、外に置いてある巣に異変が・・・・

 クモの巣みたいに網が張ってあるのですね。そして動かしてみると中から白い3センチくらいのうじむしみたいなものが。
 どうもスムシにも狙われたみたいでした。 スムシにやられると蜂が全滅することもあるんだとか。 どうぞ、中に入っていませんように。



 
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第2回 蜂蜜とり

2013-08-25 00:40:13 | 日本ミツバチ
 いきなりですが・・・・
 お盆の15日、第2回目の蜂蜜とりをしました。 前々から弟に、仕事でこちらに来たついでにハチの様子を見てとお願いしてあったのですが、巣箱の中を覗いたら、


 どうも巣が大きくなって下に届きそうだったので、急きょ、巣箱の2階部分にできている巣を切り取ることにしたのです。

 なにしろ急だったもので替わりの箱を用意していませんでした。壊れた桟をありあわせのもので修理して使います。



 巣一番上の巣箱の巣を、ふたから切り離します。

 

 次に下の方を、下段の箱から切り離したら、巣の上のほうの、蜜の倉庫だけが採れるというわけです。



  
 見事に並んだ蜂の巣。 この下のほうには幼虫やさなぎがいるので残しておきます。これにふたをして、新しい巣箱の上にのせたら採集完了。
 
 こちらは、蜂蜜をいただくほうの巣です。


 
 わずかに花粉の塊があるものの、とてもよい蜂蜜がとれそうです。

 大成功!と思ったら、あれれ・・・?



 巣が3個落ちちゃった。しまった! この蜂たちは、巣を支える桟に平行に巣を作ってしまったために桟と桟との隙間にできた巣には支えがなかったのです。直角に作らないとだめなのね。

 残念ながら、落ちた巣を撤去しなければなりません。



 ごめんね。またしても犠牲者を出してしまいました。
 さて、巣をかき混ぜられた蜂たちは大混乱



 が、中には肝の据わった蜂もいて、すぐさまこぼれた蜜を吸い始めました。
 

 
 それを真似てか、2匹、3匹と蜜を吸う蜂がでてきましたが、結局はみんな巣箱から出て、前回と同じような状況になってしまいました。

 

 落ちた巣を巣箱の前に置いて、中の蜜を蜂たちに返すことにして、一晩おくことにしました。

 

 何とか落ち着いて巣箱の中に戻ってくれるといいのですが。

 あとは前回と同様に2重のガーゼでこしながら瓶に蜜を集めました。蜜の倉庫だけいただいたおかげで、とてもきれいな蜜がとれました。しかし、忙しかった・・・・ 

 



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雨がほしい

2013-08-17 12:31:00 | 野菜・果物・料理など
 ここ数日ネットがつながらなくてーやっと今朝つながりました。
以前、職場では、人間のいるところはクーラーが入ってないのに、サーバーの置き場所にはクーラーが入っていました。室温が30度以上になるとだめだって。 するとうちのも暑さのせいで調子が悪いのか?
 というわけで、用意していたネタのいくつかは鮮度が落ちてボツに。 最もタイムリーな話題としては、やっぱりこれでしょう。





 草木も枯れる真夏どき
 暑さも桁外れだけど、雨も降りません。子どもの頃はもっと夕立が来て乾いた大地が潤っていたように思うのですが、今年は、にわか雨が降るといわれても実際に降ってみれば、10粒ほどしか降らないんじゃないの。

 畑も乾ききっています。



 お隣の柿畑では



 柿が日焼けしてる。 こうなるともう商品にはなりません。この畑地帯では夏の水不足は毎年のことなので、灌水の設備もあります。



 でも、水がまわってくるのは1週間に一度くらいなんです。
 とっくの昔に果樹栽培をやめた我が家では、その灌水の設備もないので、井戸水をくみ上げて小さなスプリンクラーで水まきをしています。が、広い畑には焼け石に水。ナスは「水食い」なのに・・・・おかげでせっかくの丸ナスが、小さく皮も固く種ばかりがやたらと多くて、だいなしです。
 
 なすだけじゃなくて




 なんだかわかりますか? 
 正解は・・・・ ピーマン

 スプリンクラーは夜7時過ぎから12時くらいまで回します。畑が広いので3カ所にスプリンクラーを移動させます。 毎晩毎晩懐中電灯を持って、スプリンクラーのコックをひねる毎日。 もう、いい加減雨が降ってほしい。
 ところが、先日畑の中を見ておどろきました。ピーマンのすぐ横に たしか坊ちゃんかぼちゃがいくつもなっていたはず。ぼっちゃんかぼちゃは、手のひらサイズかぼちゃで、見つかりにくいのではあるけれど。



 どこにあるのか全くわかりません。
 あのわずかな水で元気なのは、雑草だけでした。
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似たもの同士

2013-08-08 19:54:57 | 野菜・果物・料理など
 夏の畑の恵み なす、かぼちゃ、すいか 

 あれ?



 って思ったでしょ?

 普通なら、すいかが一番大きくて、次にかぼちゃが大きくて、ナスが一番小さい。なのにこの写真は・・・・ じつは、すいかは小玉ずいかです。母にもらったものですが、皮がとても薄くて甘くて、この夏食べたすいかのどれよりもおいしかったです。
 かぼちゃはお隣の畑の主からいただいたもの。ごく普通の大きなかぼちゃです。
 そしてナスは、うちの畑でとれた絹皮なす。こんなに大きくなっても皮が柔らかくあくの少ないのが特徴です。でも、そのためには、人工的に花付けしたり、支柱を立てたり、水やりをしたりときめ細かなお世話が必要なのですが・・・・なんにもしてない。 植えた当人がせわをしないんですから。 見かねてわたしが草を引き、スプリンクラーを回して水やりをしていますが、なにしろ植えてある本数が家庭菜園のレベルではないので、手が回りません。

 このナスの茎の元から、感じの違う葉っぱが出てきました。放っておくとそれはぐんぐん大きくなって



 本家本元のなすより大きくなっちゃう。 上の写真の、右隅にあるのが絹皮ナスで、左の方全部、ちがうナス。絹皮ナスの方が葉っぱのウエーブがゆるやかで、葉脈の紫が濃いです。いっぽうのたくましいナスは、葉っぱのウエーブがおおきくて茎の先端の小さい葉っぱがフリルになっています。

 薄紫の優しげな色ですが、けっこうたくましそうな花が咲いて


 油断すると、かたい、丸い実がなります。


 これは、絹皮ナスの台木に使った丈夫なナスが、自己主張しているためと思われます。とにかく強くて、見つけ次第切っているのですが、後から後から芽を出して大きくなっていく、その勢いがすごいのです。いつの間にやら絹皮ナスの方が隅っこに追いやられています。

 これは絹皮ナスの花


 よく似ていますね。少し色が濃いです。
 
 さて、このなす畑に1本だけ、こんな実がなっていました。



 え?
 採らずに放置していたため、巨大になって、色が変わっていますが、どう見ても長ナスよね。もしかしたら松山長ナス?



 それがどうしてまじってたのかな? 

 ちょっと、根元の方に注目。
 丸い赤い実がなっています。これは花なすか? ははあ、長なすの台木には花なすが使われているんですね。



 育てる穂木によって台木も変えていたとは。わたしにとっては新発見でした。

 このように、野菜苗は、優れた特徴を持つナスを作るために丈夫で成長の早い種類のナスに接ぎ木をするのが当たり前になっていますね。キュウリも同じで、こちらはたまに、根元からかぼちゃの蔓が伸びてくることがあります。
 似たもの同士だと、こういう技ができるのが植物のすごいところだと思います。

 ところで、最近、キュウリの中にゴーヤが立ち上がってきて、これもキュウリの台木だったのかとびっくりしたのですが、そうではなくて、夫が1本だけ植えたのだそうです。(単に、ほかの場所に支柱を作るのがめんどうだっただけね
 キュウリとゴーヤとは、葉っぱの形はちがいますが、花はほとんど同じです。それで、親戚同士とわかるのですが、なんと、キュウリの近くにゴーヤを植えると、
 キュウリが苦くなる んだそうです。
 ゴーヤの花粉がキュウリにつくと、ゴーヤの性質が受け継がれるらしい。 おなじくシシトウのそばに辛子を植えるとシシトウが辛くなります。

 似たもの同士って、都合のいいことばかりではなさそうです。

 
 
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蝶の観察

2013-08-02 00:22:58 | 生き物
 娘のぶじこがイモムシ嫌いというのは、幼い頃から友人たちにも知れ渡っていたほどですが

 ほんとうにそうなのかしら 実は好きだったりして・・・・
 このところ、ぶじこはイモムシ見つけに余念がありません。 この時期、野菜や草には大型のイモムシが発生するからです。そしてついに、

 イモムシを飼いだしました。
 ぶじこ曰く

 「あんまりイモムシを見すぎて、慣れてきたかもしれん。」

 いつもは、画像は最後に回していたのですが、今回は構成の都合上記事の中に入れてあります。イモムシ嫌いの方、申し訳ありません。

 ことの始まりは、春の終わり頃、ぶじこのお友達が
 「わたしはお花が大事だからイモムシは殺してしまうけど、ぶじこちゃんは花よりもイモムシが大事そうだから、飼ってやって。」
 と、ツマグロヒョウモンチョウの幼虫を大量に持ってきたことから始まります。その数約20匹。

 

 このツマグロヒョウモン、パンジョーやビオラの葉っぱが大好き。そもそも蝶というのは食性が限られていて、それだけに、環境の変化に影響されやすい生き物なんだそうです。我が家の花壇のパンジーも終わりかけて次々と枯れていく中、幼虫の食欲は旺盛で、ついには、まだ引き抜いてないパンジーを求めてあちこち知り合いに声をかけなければなりませんでした。

 パンジーの鉢を入れたコンテナをよじ登る幼虫



 さなぎになる場所を探しています。

 そしてよい場所を見つけると



 ぶらさがる。

 形がさなぎに似てきました。



 
 さなぎです。



 赤みを帯びた突起が幼虫の面影を残しています。

 やがて、つぎつぎと羽化を始めました。(この間、時間的な経過の記録は無し。これで観察と言えるかどうか



 殻から抜け出した蝶。すでに羽がのびています。手前にも殻がありますね。
 中には羽化に失敗して死んでしまったのもいます。自然界はなかなか厳しいものです。梅雨の最中にも、雨の当たらないところで大切に保護してさえ、死んでしまうものもいるのです。外の花壇に移した幼虫は、さなぎいなる前にいなくなってしまいました。鳥に食べられたかも?

 ところで、これほどたくさんのさなぎがあっても、ぶじこは、羽化の瞬間は目撃できなかったようです。昔は3年生の理科の授業でモンシロチョウの観察をしたものですが、羽化の瞬間を見られた子どもはいたのでしょうか。
 わたしは一度だけ、オオムラサキの羽化を目撃したことがあります。セミは背中が割れだしてから成虫が抜け出すまでにかなり時間がかかりますが、オオムラサキはあっという間。さなぎがちょっと動いて、いよいよかな、と思った瞬間、びびっと大きく揺れて次には蝶になってたーという感じです。それこそ、手品の一瞬みたい。ずっと目の前において観察してたのにちょっとよそ見をしてたらその間に抜け出してた、なんてこともありました。
 どの蝶も同じように羽化するとしたら、ツマグロヒョウモンの羽化もなかなか見ることはできないでしょう。さなぎの色の変化で、羽化が近くなったことはぶじこもわかったそうですが。

 やがて、うちの周りには、美しい蝶がやってくるようになりました。





 多分、ぶじこの家で育った蝶よね。これらがまた卵を産んで、パンジーを食い荒らす・・・・とはわかっていても、蝶のやってくる庭はやはりうれしいものです。 
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