あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

霜の朝

2023-02-28 19:36:00 | 植物
 あたりの空気は春めいてきましたが、今朝は寒かったです。あたり一面霜が降りていました。
 ほとんどホトケノザです。


 小さなバラの花みたいにかわいい。




 ハコベ


 何かわからないけど。葉はゼニアオイに似ています。

 ここで質問。
 これは何でしょう。



 葉っぱです。


 葉の先端

 答え。



 こんなに凍っていても、暖かくなると普通に生きています。
 ふと、向こうを見ると鳥の姿が。


 よく見ようと近づいたら、一斉に飛び立ちました。近くの木に止まって様子を見ています。





 これの倍以上は遠くへ飛んで行きましたから、2〜30羽はいたと思います。

 玉になった部分は食べてないけれど、外側が葉脈だけに。


 ここまで食べられると、光合成できなくなるのでは? まだまだ大きくなってもらわないといけないのに外側でも食べられると困るのです。


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春を待つ虫たち

2023-02-25 14:44:00 | 生き物
 レモンを採りに行きました。もう遅くなっているので気になってはいたのですか、何しろすることが多くて。(言い訳。ほんとは草木や生き物を眺める時間が多すぎる?)
 去年からなんとか蔓退治と草刈りだけはわたしがしていますが、農薬散布はしていません。だから

 葉っぱが真っ黒。



 実も薄汚れて、きれいなレモンしか見たことのない人だと、きつと捨ててしまうと思います。
 それに、とる時期が遅かったから痛みかけているし。

 赤ちゃん用の野菜洗い用洗剤で洗うと、そこそこきれいにはなります。


 歯ブラシで歯茎をマッサージするように優しく擦ると胡麻のようなものが残りました。


 これが多分ヤノネカイガラムシ。虫なんですよ。少し念入りにこするとのきました。



 レモンの木にくっついていたのはハラビロカマキリの卵(卵塊)


 秋に草刈をしている時から、ハラビロカマキリばつかりだなあと思っていました。草の中にはオオカマキリもいたんですけど、卵はどこに?
 ここにもハラビロカマキリ
 グミの木です。


 真横から見ると、背中の突起がよく分かります。


 壁に。二つ重なっているのはどうして?よっぽどここに産みたかったのかしら?

 ハラビロカマキリの卵塊が壁にくっついているのはよくあることです。ただオオカマキリの卵を見たことはありません。多分生活場所が違うのでしょうね。
 これもよく見る卵。多分ガなんです。それも毒のある。




 今年唯一見つけたオオカマキリの卵。ハウスのガジュマルの枝に生んでいました。オオカマキリの方が、細い枝にあることが多いです。



 すかすかのスポンジのような。ハラビロカマキリのと比べると、こちらの方が壊れやすそうに見えます。もちろん、そんなことはないのでしょうが。きっと丈夫なはず。


 ハラビロカマキリのが俵形なのに対して、こちらは歪な円形、もしくは丸っこい三角形。
 毎年ハウスの中に産みつけていて命を繋いでいました。けどうっかりと枝ごと切ってしまうんです。去年はパッションフルーツにあつたのをバッサリ。その都度その辺に引っ掛けて地べたに落ちないよう気をつけていました。それなのに、

 夫が枝ごと燃やしてしまったのです。ことしは2個あったのに。ハウスのオオカマキリはここで絶えました。枝という枝ほとんど切ってしまったのですから、これで春にカマキリが現れたら奇跡です。

 うかうかしてたらこちらもあぶない。
 カシの木に産みつけられたヤママユガの卵。何本か枝を切って避難させました。孵化したところから育ててみたいのです。


 新芽が膨らんできましたから孵化も近いかもしれません。
 残りは、秋に生まれたカイコの卵と一緒にシルク博物館にお任せしようかな、と勝手に思っています。

 こちらは成虫で冬越ししたのかな?ハチ?ハエ? すみません、名前は分かりません。
 虫が少ないから見つけたけど、夏だったら見落としていましたね。どうしてもかわいい虫、カッコいい虫に目が向いてしまいます。


 こちらも成虫のーいや、バッタの死骸。どうもモズの早贄というやつで、モズが食料保存のために枝に刺していつたようです。秋にやられたのか、冬越しして動き出したところをやられたのか。

 モズさん、忘れてない?なんて言ってたら翌日には無くなっていました。よかつた、バッタも死に損はいやだったでしょう。

 そして、ついに出てきました。、



 ツバキの花の奥深く潜り込んで蜜を集める日本ミツバチ。






 ハチは、すこし暖かいと飛び始めます。そろそろ春だよって。

 おまけ

虫ではありませんがこちらも越冬中


 わかりにくいですが、
 シュレーゲルアオガエルです。植物先生Kちゃんのおつれあい様から娘がお借りしています冬眠から覚めたら元のところに返すんだとか。


















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青いお茶

2023-02-22 23:00:00 | 野菜・果物・料理など
 珍しいお茶、二つ目は青いお茶。バタフライピーという豆の花を乾燥させたものにお湯を注いで作ります。この間娘が貰って来てたしかここに置いたはずなのにー見当たりません。が、以前産直市で生の花を売っていたので買ってきて乾燥させたのがあります。本当は、一度にどのくらい使えばいいかわからなかったので、一回分だと言っていた、娘の花を使いたかったのですけど。
 わたしが買ったのは、一バックにこれだけ。




 それを全部使ってしまつたのですわ。
 写真、写真、とスマホを出している間に見るみる青くなって、一枚目を撮った時は早くもこんな色。




 一分後




 かなり濃い色と思いましたがカップに注ぐと

 飲んでみました。味は?まあ、無いと言っていいかな?。わずかに青臭い匂い。これを美味しいと言う人はあまりいないんじゃないかな?
 青い色素はアントシアニン。目に良いとされています。ほかにも、高血圧や動脈硬化予防にも良いとされて人気があるそうです。

 この青臭さを消すにはレモンかしら。



 アントシアニンはレモンを入れると赤紫色になります。うーん、期待したほどの変化はなかったか。


でも急須に残っているお茶と比べると、かなり赤っぽいですね。


 レモンだけではまだ物足りないのでハチミツを入れてみましたが、美味しくするにはかなり多くのレモンとハチミツが必要なようです。
 わたしはお茶としての興味を、無くしてしまいました。それに、これは持病があって薬を飲んでいる人や、妊婦さんにはよくないそうですし、
 わたしの関心はもっぱらその色に。
 急須のお茶をコーヒードリップ用のカップに移し、新しくお湯を注ぐと、まだ青が出て来ます。


 そこてまたお湯を。
 まだまだ。



 そうこうしているうちに、コーヒー7杯分くらいできましたが、まだ色は出て来そう。ほんの少しでしっかりと色が出るということですよね。

 何回も繰り返していくうちに、さすがに花の色が白っぽくなって、こんな色になりました。




 きれいな色。お茶もこのくらいの色でよかったのに。
 弟はバタフライピーを知っていました。とりたてて珍しくもなかったのか。
 あの青は多分これと同じ色素だと思うと言って



 見せてくれた色マジック。
 オオイヌノフグリにタバコの火、正確には煙をちかづけると




 ウオー、きれい。
 トリミングしたらぼけてしまいめしたが、





 幻想的な花色になりました。アルカリが混ざるとピンクになっていくらしいですが、さて、何を混ぜたらいいかしら。
 わたしの中では完全に色遊びになっています。

 おまけ
 桜の葉の混じったお茶。飲むとほのかに桜餅のにおいがしました。伊藤園のさくら茶です。







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珍しいお茶 石鎚黒茶

2023-02-21 00:41:09 | 野菜・果物・料理など
 お茶畑のそばで信号待ちしていたら、カラスがお茶の木に乗っかっていました。
 
 
それも4.5わ。何をしているのかしら。



 白いものを咥えたのがいました。お茶の花の蕾かしら。花の季節ではないと思いますが、まだ花が咲いていたりするのです。
 
 これは、別の場所で写したものですが、
 




 果樹園の境に植えられていて、手入れもしてないので枝も伸び放題でした。
 それが、去年の秋に短く枝を切っているところに通りかかりまして、どうするのかと聞きました。そうしたら、黒茶にするんだという返事。枝もお茶に?黒茶は枝ごと切って使うんですって。知らなかった。
 この黒茶、古くから石鎚山の麓の集落で作られていましたが、次第に製造者がいなくなり石鎚村最後の住人、曽我部さんただ一人が作っていたそうです。石鎚村についてはこちら そういえばお茶畑がありました。
 
 
 
 茶葉を蒸してから発酵させるお茶は、日本では4か所しかない珍しい製法だそうです。そのうちの3つが四国に残っています。枝ごと蒸して葉を取り、まず糸状菌による好気発酵、さらに乳酸菌て嫌気発酵させるという複雑な過程で作られたお茶です。
 西条独特のお茶を絶えさせてはならないと、地元の生活研究グループが製法を継承しています。今では大学や研究機関と連携して製法を工夫し、製造するグループも3つに増えました。そして高校生も、黒茶を使ったクッキーなどの開発に取り組んでいます。
 
 このお茶、大変健康に良いそうなのです。体に脂肪がたまることを抑え、整腸作用があり。花粉症にもよいとか。以前それを聞いて買ってきて飲んだのですが、酸っぱいお茶というのはどうも・・・
 私の口には合わないなあと思い飲み切らずに去年処分したばかり。けど国の重要無形民俗文化財に指定されたと聞いてもう一度買ってきました。
 
 
 
 
 中身はこんなの

 
 これを2グラム急須に入れて・・・2グラムって・・・・? 葉っぱが大きいので小さじ何杯ーなんてことはできにくいですね。しかたがない、きっちり計りました。上の写真の三分の一くらいでした。
 お湯はしゅんしゅん沸いている熱湯。 2分蒸らして
 



 きれいな黄色。
 飲んでみると、前に飲んだ時ほど酸味が強くなくてさっぱりした味わいで、素朴な番茶のかおりも。多分前は濃すぎたのでしょう。これなら1パック飲み切れそう。ダイエットに効果があるかしら。
 発酵に使う乳酸菌ですが、石鎚山のふもとにある乳酸菌なので、違う場所で同じ製法で作ったとしても風味が違ってくるのだとか。不思議なお茶です。
 
 もう一つ面白いお茶を紹介するつもりでしたが、長くなりますので次回に回します。




















 
 
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草の中でつばきが

2023-02-18 23:32:10 | 植物
 道ばたの椿が早くも満開です。
 1本の木のはずですが赤と斑入りが入り交じっています。
 




 
 さすがに白は別の木だと思ったのですが、わずかに赤が混じっているところを見るとこれも同じ木の枝変わりなんでしょうか。

 
 こちらはうちの白椿。 昔お茶の先生をしていた方から譲り受けました。この清楚な花、大好きなんですが

 
 下の方の枝をウマオが切ってしまいました。
 


 
なんでも、秘密基地を作るのに邪魔だったんですって。樹勢に影響するほど切ったわけではないからいいけれど
「今度からは、切る前に切っていいか聞いてよ。」と一言釘を刺しておきました。
 そういえば、あの椿はどうなったかな?
 二,三年前、娘達が馬刀貝を採りに行って、海で疲れ果てて歩けないというおじいさんを家まで送っていったことがあったのです。田舎ならではののんきな話です。
 そのときおじいさんがくれたという椿とセッコクを持って帰ってわたしに世話をせよと置いていったもの。植えるところもないのでがんがんに日が照る畑に申し訳程度に防草シートを敷いて植えておきましたが・・・・
 時々は見に行ったんですよ。でも、何とか活着したことに安心してほったらかしでした。

 
 草の中で鮮やかに咲いていました。このピンク、好き。



 娘にラインしたところ、もらってきたことすら忘れていたみたいで、しばらくしてやっと思い出したみたいです。別のがほしかったのに、それは一番いいやつだからと、くれなくて、これならいい、とくれた木だそうです。花が咲いたこと教えてあげたいけれど、もう、家の場所を忘れたと言っていました。
 
 ちょうどタイミングよく、松山市の晩翠荘でツバキ展があるというので寄ってみました。
 もと松山藩主久松氏の別荘だったという建物。扉一つ見ても重厚で美しいです。
 


 
 玄関には人力車(?)
 皇室仕様だそうです。
 
 
 会場へ入ると美しい器に椿の花が浮かべてありました。

 
 室内は優美な窓と

 
 大理石のマントルピース

 
 繊細なシャンデリアなど、

 
 花のよく似合う室内でした。うちの椿とは大違いの環境。
 
 
 粘土細工?
 受付の所にも同じようなのがあってそちらは練り切りの和菓子だそうです。これもお菓子だとしたら食べるのがもったいないですね。

 
 
 けれど、椿自体は種類が少なく寂しいなあと思っていましたが、それには訳がー
 伊予つばき協会認定の品種を展示する会だったみたいです。
 今年新しく認定された品種
 
 「律」正岡子規の妹の名前です。
 
 
 「子規」言わずと知れた俳人正岡子規
 
 
これによく似た花に小松藩の教育学者「篤山」。大三島の伝説の姫「鶴姫」。のように人名をつけたもの
伊予姫、伊予ささやき、伊予の絹笠など「伊予」のつく名前とか
「美川」「唐川」「大州ヤブ」など愛媛県の地名のつくものとか
協会の皆さんが品種改良をした花を展示しているようでした。 
 
 椿に詳しい方が何人もおられるようなので我が家の草だらけの写真を見せて何という名前か聞いてみました。分厚い本をめくって調べてくれましたが同じ花は見当たらず・・・
いいんですよ,名前無しでも。かわいいもの。けど、センダングサと一緒に写っている写真を見せるのはちょっと恥ずかしかったです。すると
「草の中だからよかったのかもしれんねえ。あんまり大事にするより丈夫に育つような気がする。」と言ってくれたのでちょっと気が楽になりました。そういえば昔、椿のコレクションをしていた校長先生も同じことを言っていましたっけ。子どもと同じで、大事に大事に世話をするほど枯れていくんだと。
 この言葉に気をよくして、販売されていた「子規」の苗を買って帰りました。800円。安かったのです。一緒にもらった育て方の説明書を読むと、日当たりのよ過ぎはいけないと書いてありました。あらまあ。
 それじゃやっぱり草に覆われてほどよく日陰になったのがよかったのかしら。
 
 お昼を過ぎていたので隣のカフェでコーヒーとケーキを食べました。
 
 
 テラス席もあっていい雰囲気のお店でした。
 
 中に入ると、入り口近くネコちゃんが寝ていて
 
 
呼びかけると眠そうに起きてくれました。
 
 
 このカフェ、ペット同伴可です。お店にもネコちゃんが2匹いて、保護猫だそうです。とてもおとなしい美人猫でした。
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低山巡り  2

2023-02-16 11:06:44 | 山登り・里山歩き
 前回の続きです。
 おしぶの森から愛の山に向かいました。ふもとに兼久の大池と呼ばれるため池があります。ため池の外側に「古子川」という小さな川があります。愛の山に上るには、橋を渡り大池の周りをぐるっと半周し、鉄塔に通じる車道をのぼります。
 が、
 橋を渡らず川の中へ
 そのまま池の土手を上って堤の上へ
 道なき道をー子どものころのプチ冒険みたい。
 知らなかったけどちゃんと川へ下りる階段があったのです。
 
 そして土手に上がってみれば、池はこの景色
 
 
 
 昔この池の周辺の自然観察会に参加したことがありました。多くの水鳥が越冬しており、ドングリの種類も植物の種類もたくさん。自然豊かなところです。それ以来毎年秋にはドングリ拾いやら水鳥観察やらに来ているのですが、去年の秋には水がへって鳥が全くいませんでした。どうしたことかと思っていたら、耐震工事をするようです。
 埋め立てられるんじゃなくてよかった。
  けれど、自然観察会で学んだのですが、ここ丹原地区は、四国の中央の活断層から離れていて地盤の強い土地なんだそうです。だけど耐震工事なのね?
 ちなみに我が市の庁舎は活断層の真上に建っているそうです。合併当時は移転するはずが、そのまま使っています。南海トラフ地震がきたら真っ先に司令塔が壊れちゃう?
 
 丹原地区で育った友人によると、昔はもっとたくさんため池があったそうです。そして冬には水を抜いて魚を捕っていたとか。
 そうそう、うちもよ。東温市にも大池規模の大きなため池があって、冬には水を抜いていました。弟が、フナとかカラスガイ(正式名ではないかも)を捕ってきて食料にしていました。
 
 池の底を歩くなんて初めて。
 
 
 
 先頭集団は遙か向こうです。それなのにわたしたちこんな物が気になって
 
 何かしら?ヤドリギ?なんか感じが違う。
 どこからか生えて来て絡みついている? いや、茎も蔓もなさそう。
 
 
 Kちゃん先生でもわからず、しばし立ち止まって観察していたらますますみんなと離れてしまいました。こんどこそ本当の最後尾。ふときがつくと、わたしたちの後ろにガイドアシスタントの青年がにこにこと立っていました。彼は最後尾でみんなの安全確認をしてくれていたのです。
 
 わあ~、ごめんね~。
 
 小さなため池を見下ろし
 
 
 梅の花がちらほらと咲いていると喜び
 
 
 
ようやく鉄塔が見えてきました。
 
 
 前娘達と来たときはここまで車で来ました。この鉄塔の近くに頂上への登り口があります。やっとみんなと合流できた、と思ったら
「さあ、行きましょう。」
 え?休憩も無しで? ははは、みんなはもう休憩したのよ。
 というわけで休む間もなく山の中に入ります。登り口に真新しい標識が立っていました。
 
 10分ほど登ると、見覚えのある小さな鳥居につきました。
 
 石を投げたら簡単に上に載せれそうね。 けど、石がないんですよ、と参加者の一人がいいました。同じこと考えていたみたい。下から石を持って登ってこなくては。小さな石に願い事を書いていっぱい持って来るかな。
少々の石は苦にならないわりと楽な道でしたから。
 そこからさらに7分ほど登ると山頂です。
 
 びっくりした! 石鎚山かと思った。小数点を見落としていました。
 
 この看板も前にはありませんでした。 菊間瓦のかわいいプレートが。
 
 こちらが三角点。
 
 
 木々の間から田園風景が見えました。このあたりが西条市丹原地区。ビニールハウスが多いです。
 
 
 さて、下山は別の道を行くらしいです。
 アドベンチャーコースって、誰が言ったのかな? 娘達は別の道を行きたいそうでわたしたちはどう行くか迷いましたが、やはりガイドのイッペイさんについていくことにしました。
 
 人工林の中に細い細い空間がありまして

 
 こんな通せんぼは序の口で

 
 たしかにアドベンチャーコースでした。 斜面を人一人通れるくらいの幅だけ削ったという感じで、しかも崩れやすく滑りやすい。わたしは車の中にストックを置いてきたことを心から後悔しました。が、そこはめざとく適当な枝を見つけてすがっていきましたがー
 ちょうどいいのを見つけるのがうまいねえ。へへへ・・・伊達にきょろきょろしているわけではありませんよ。
 けどこれは見落としてました。後からきたKちゃんのお仲間が
「今頃クチベニタケ!」って叫んだものですから、この狭い道を引き返して写してきました。

 
 小さくて色も褪せていましたが、クチベニタケ。
 その気で歩いて行くと他にもたくさん出ているのが見つかりました。
 
 わたしが気になったのはこの葉っぱのシミというか汚れというか傷というか
  
 
 しかし、十分観察する余裕はありません。とにかく人が集まれないスペースなんですから。
 やがて、人の声が聞こえて、先ほど歩いてきた車道が見えました。

 
 左下イッペイさんが下りる人をサポートしてくれています。どうもここを木々につかまりながら滑り降りるみたいなんです。
 やれやれここに来るまでに2回も滑ったというのに。
 
 でも、全員無事に下りてきて、同じ道はとおらずに車を停めた運動公園に向かいました。
 
 ハナミョウガの実が残っていました。
 

 運動公園のてっぺん近くの場所から公園内に入ります。遊具広場を通って、あえて急な坂道ルートを選んで
 正面に先ほど登ったおしぶの森をみながら 

 
 公園内の梅林を通って
 



 下まで下りてきました。
 所要時間2時間45分。歩いた歩数11500歩。あえて歩きにくい道を歩くのは子どもの頃に帰ったようでとても楽しかったです。
 
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低山巡り 1

2023-02-14 00:02:51 | 山登り・里山歩き
 アウトドアショップ「クロスポイント」主催の里山歩きに参加しました。
 月1回開かれる、参加費無料、申し込み不要、現地集合現地解散の気軽な会です。興味はあったもののなかなか参加できなくて、今回山ばーば3人のスケジュールが合ったので参加することにしました。
 朝8時、丹原総合運動公園に集合。早速すくも山目指しました。前日夕方まで雨でしたが回復。地面から湯気が立ち上る幻想的な朝でした。
 
 霧のすくも山。ぽっかりとお椀を伏せたような岡です。向こうにごみ焼却場の湯気(煙ではない)が上がっています。
 
 
 初参加の私たちは参加者の多いのにびっくり。「こんなに大勢登れんのじゃない?」と私が話していたところ、後ろの方で娘が同じことを言っていました。私はここに登ったことがありましたのでだいたいの様子はわかっていました。
詳しくはこちら。
 
 ここは上り始めのほんの10歩くらいが難所です。車の中にストックを置いてきたことを後々まで後悔することになります。
 
 木々に囲まれた小さな空間は、子供たちの格好の遊び場でした。

 
 低いけれど三角点もあります。

 
 すくも山を下りて数百メートル離れた四尾山を目指しました・・・・
 ちゃんとした道はあるのに、あえて田んぼのあぜ道を。 私たちは細いコンクリートの畔を、平均台を歩くようにバランスを取りながら歩きました。早くも列はバラバラ。

 
 着きました。福岡八幡宮、地元では福岡さんと呼ばれています。それは昔このあたりが福岡村という所だったことに由来するそうです。その神社の祀られている小高い丘が四尾山です。けれど「おしぶの森」として親しまれているこの丘がこんな字を書くなんて・・・誰も知らなかったです。

 
 おしぶの森は知る人ぞ知る多様な植生の森。一緒に参加していた植物先生のKちゃんと歩いていたらいろいろなことを教えてくれて楽しかったです。
 
 燈篭の模様が
 2面は魚(鯉かな?)

 
 一面はカエル。植物はショウブかカキツバタかな?

 
 もう一面は家紋になっていました。こんなことも教えてもらわなければ見ることも無かったでしょう。
 
 
 落ちていたのはシリブカガシ。Kちゃんがちょっと磨くとつやつやになりました。根元のところが長いです。帽子をかぶったのがあったらお尻の部分が長いのがよくわかったのに。
 名前は知っていましたが、実物を見るのは初めてです。いや、多分見ているのだけど、そうとは知らなかっただけでしょう。

 
 木を見てもどこがどうなんだ
か。   

 これはすごいです



 なにがって?
 ネームプレートを半分、幹が巻き込んでいるんです。なにガシかわからなくなっています。
           



 それからカンザブロウノキ。葉っぱが黒いのだそうです。けど私の目にはあまり黒いとは映りませんでした。
 
 
 歌舞伎俳優みたいだねー。なぜこんな名前がついているのかはわからないそうです。一説には「かあかあカラスのかんざぶろう」からきているのだというそうですが。
 
 それからミミズミズ。茎から直接花が咲いて、それがミミズの頭のように見えるからだそうです。ぜひ花の咲くころ来てみなければ。

 
 Kちゃんの解説を聞きながら歩くととても楽しいですが、いつの間にか最後尾になっていました。
 隣にある生木地蔵。 生きたクスノキにお地蔵様が彫られていたと言います。その木が今も祀られています。

 
 
 木に彫られていたの見たことがあります?とKちゃん。昭和29年までだそうですけど。
 ははは・・・見たことないよ。さすがにねえ。それに私はこちらの生まれではないから。
 
 今、仏像のほうはこちらに。そして背後の木々が実は面白いんだそうです。


 が、解説を聞く時間がありません。みんなとっくに先へ行っていました。   つづく










 


















 








 
 
 
 
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ガガイモの種の観察

2023-02-12 10:03:26 | 植物
 大好きなガガイモのさやがはじけだしました。 今年は去年よりたくさん見つけましたので、時々様子の変化を見に行っていました。というわけで、さやがはじけて綿毛が飛び出すまでの様子を紹介します。同じような写真ばかりですがお許しを。
 
 1月22日
 

  種。きれいに並んでいます。
 こちらは多くが飛んで行ったあと。

 
 飛んで行った綿毛。 この辺で新しい芽をだすのでしょうか。
 
 


 
 
 2個だけ持ち帰りました。

 
 綿毛の先がくっついて、やがてそれが離れると飛べるようになるのですね。



 翌日。 1月23日。 早くもこんなに開いてきました。
 
 
 完全にほぐれる前の綿毛は、繊細な絹糸細工の花のよう。

 
 一週間後。1月31日。

 
 ほとんど鞘だけになったのが見られました。

 
 全開のさや。

 
 まだ綿毛が残っている鞘を裏から見ると

 花をくっつけたようにきれい。
 反対側は



 種がウロコのようでちょっと不気味な生き物のよう。
 
 まだ開いたばかりのさやもありました。
 
 
 こちらは綿毛が広がる前。

 この種の並びと綿毛の並びが、いつまで見ていても飽きません。けど、ぽちがしきりとやぶの中を気にして引っ張るもので、このへんで引き揚げます。

 
 2月5日。ふんわりとさやから離れています。しまった、このままでは棚の上あちこちに広がってしまう。

 
 形を崩さないようにそっとお盆に入れました。綿毛の一つが2メートルほど離れたテーブルの上で見つかりました。風もないのに。

 
 このくらいになるとそばで動いただけで綿毛が揺れるのです。息をしたら飛んでいきます。
 
 2月11日。すっかり種の無くなった鞘を見つけました。

 
 さて、この美しい綿毛を長く楽しむにはどうしたらいいかしら。
 去年、ふと思いついてハーバリウムのオイルの代わりに瓶にこの綿毛を入れてほかのドライフラワーと一緒にしてみたらどうかと思ったのですが、細い口から無理やり押し込むと綿毛が縮こまって思ったよりきれいじゃなかったのです。
 
 といことで、いろいろお試し中
 
 ハーバリウムによくある細長い瓶は不向きだとわかったので、リンゴジュースの空き瓶にビーズを入れて、その上から綿毛を少し。
 
 
 瓶の模様がじゃまだなあ。まずはおしゃれな瓶を手に入れるところからですね。
 
 ちょっと変則的な形の瓶。 開いたのは入れにくいので、これから開くのを入れてみました。なかでゆっくり開いたらきれいかも。けど、ちょっと多すぎた。開く空間がなさそう。
 


 一緒に入れるドライの花びらも用意しているのですが
 
 
 あまりきれいに仕上がらなかったのでやり直しね。これは花の終わったカーネーションとバラの花びらだけをレンジで乾かしています。一番きれいにできるのはカーネーション。バラはごく小さいのであれば丸ごと乾かしてもかわいいです。ピンクよりも濃い色のほうがうまくできます。
 これを開いた綿毛の上から入れたらどうかしらと思っています。
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小豆畑の植物

2023-02-08 22:41:55 | 植物
 枯れた小豆を集めた次の日、今度は弟が助っ人をつれてやってきました。そして小豆で満杯のコンテナをトラックに積んで帰りました。
 ざっと片付いた畑には
 
 
 さやが爆ぜて落ちた小豆の粒。
 枝を集めるとき、はじめはわざわざ手でひろってざるに入れていたのです。





 でも、こんなことしていては埒があきません。後で拾えばいいやと思ってそれはやめました。弟に言わせれば「一升はあるぞ。」
 じゃあ私はそれを賃金代わりに頂くわ。暇なん?いいえ、暇じゃないけど、ちまちまと集めるこんな作業、嫌いじゃないです。まあ、現実逃避かな?
 
 この作業の翌日は雨。やっておいてよかった。せっかくのよく乾いた小豆がまた濡れてしまうところでした。
「あんた、お姉さんにせっつかれなんだら、採らずに放っといたろ。」助っ人(なんと幼稚園以来の親友)に冷やかされていました。弟は、どうも忙しすぎて収穫をあきらめていたらしいです。
 
 さて、雨が上がった次の日、まだ湿ってるかなと様子を見に行ってみたら、あれ?
 あちこちにあったはずの小豆がありません。あってもこんな具合。おいしくなさそうなのだけ残っていました。
 
 
 どうも何者かに食べられたみたい。
 拾うついでに生えている植物もじっくり見ておこうと思っていたのですけど、折角なので主な物だけ写真に撮ってきました。
 
 一番目立つアメリカフウの紅葉
 
 
 冬のさなかでも咲いているホトケノザ



 
 ホトケノザで思い出すのはハコベ(春の七草のホトケノザは本当はコオニタビラコ)
 
 
 ハコベと来ればナズナ
 
 ナズナの大きいのは枯れています。

 
 が、あとから生えたものに花が咲いています。
 
 
 
 枯葉はほかにも。
 ヨモギ
 
 
 どっこい、新しい葉が芽生えています。

 
 無農薬のこの畑ならヨモギも安全。もう少し大きくなったら採っておきましょうかね。
 
 枯れたのといえばこれも。でも名前がわかりません。セイタカアワダチソウもこんな感じではあるけど、単独で生えていると違うような感じもするし。

 
 ドライフラワーとして飾れそうな
 
 
 アサガオのような種が巻き付いています。ヒルガオかアサガオかわかりません。

 

 これも名前がわからない。そのあたりに普通にある草なのですけど。なんだったかしら。

 
 これも問題

 
 以前ならあっさりとオオイヌノフグリと書いたところですが、そうなのか? れんげそうさんのブログでイヌノフグリとかタチイヌノフグリとかあることを知ったばかり。この青い花は小さいけれどやっぱりオオイヌノフグリかなあ。
 


 最後に、道具置き場にしているビニールハウスには、早くも草イチゴの花が咲いていました。




追記
ビワの木の下でイヌノフグリらしき植物を見つけました。







これ、イヌノフグリであつてますか? 
ああー、よく似たのにフラサバソウというのがありました。葉っぱがこれに近いかも。植物の名前も難しいですね。

 
 
 
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小豆畑の生き物

2023-02-06 00:46:22 | 生き物
 滑川へ行ったとき友人が、山のミカン畑にサルが来て、デコポンをほとんど食べてしまったと言っていました。今まではこんなことはなかったそうです。そこには伊予柑とか八朔とかいろいろな種類の柑橘を植えていて、これからおいしくなるというデコポンが収穫かごに一杯くらいしかないのだとか。
 いったんサルが出だしたら防ぎようがないと、落胆していました。あ~あ~ 毎年届けてくれるのを楽しみにしていたのに。私もがっかりです。
 
 サルと聞いて、わたしも自分のうちの畑に行ってみました。サルらしき者にサツマイモを取られた場所です。
 この足跡は?
 
 
 
 
 
 直径3~5センチ、といったところでしょうか。

 
 足跡は二日後にはすごいこと増えていました。ということは毎日やってくるのかな?

 
 こうなると心配なのはここに植えてある作物です。畑半分はキャベツですが見たところキャベツを食べられた様子はありません。もう半分は小豆を植えてあります。キツネやタヌキやサルが小豆を食べるものでしょうか。もしかしたら単に通り道になっているだけかもしれません。あたりには柑橘畑があり、捨てられた柿が甘くなっている頃ですから。
 ともあれそろそろ小豆も何とかしなくては。 が、この小豆、うちのものではなくて弟が植えたもの。あまり手間がかからないからとうちの余った畑に植えて、ときどき世話をしに来ていたのですが、収穫期を迎えて茎ごと引き抜いたまま畑に積み重ねていたのです。その辺のいきさつは、ちょっと訳ありなのですが省略。
 
 「さやが爆ぜて地面に実が落ちてるよ。どうするの?集めてコンテナに入れておこうか?」
 「暇なん?」 
 「いや、暇じゃないけど、去年もいっぱいもらったからお金の代わりに労働奉仕をしとこうかと思って・・・」
 わたし、小豆大好きなんです。一度に1キロくらい煮て、赤飯用、あんこ用、お汁粉用、その他調理用にと小分けして冷凍します。そんな作業が2,3回出来るほどもらっているのですから。
 それに、こんなややこしい状態にしてしまったのは夫なので、ちょっとばかり申し訳もなくて。(なんで私がーと、夫には腹も立ててますが)
 
 このままだとどんどん爆ぜて地面に落ちてしまいますから、どうにかしなくてはいけないことは確かなのです。わたしは抜いて地べたに積み重ねてあるのだけでもコンテナに入れておくことにしました。
 虫も何もいなそうな畑でテントウムシ発見。
 集めた小豆の枝の下に数匹集まっていました。 ごめんね、寝床を壊しちゃったね。けっこう動き回るのでうまく撮れませんでした。
 
 
 もう一度その辺の枯草を集めてかぶせておきましたけど、積み上げた小豆ほどには暖かくなかったと思います。
 
 何匹も見かけたのはこのクモ
 
 背中に白い筋があります。
 
 こんな風にほかのことにも気を取られながらコンテナ4,5個はやってみたのだけど、とにかく量が多すぎます。わたしは、ウマオを雇うことにしました。地域のイベントがあるからウマオはお小遣いが欲しかったのです。
 
 次の日、ウマオを連れて畑に行ってみたら・・・
 20羽ほどのハトが一斉に飛び立ちました!
 あんなにたくさんのハト、どこに住んでたんだろう? 大被害というわけではありませんが、早く取り入れるに越したことはなさそうです。
 
 用意していた10個ばかりのコンテナがいっぱいになりましたので作業終了。
 
 翌日、今度はトラオにお小遣いを前貸しして、イベント終了後に手伝ってもらいました。なんと彼は助っ人を二人もつれて来ました。
 
 子どもって生き物を見つけるのが上手。イナゴを2匹も見つけました。
 
 
 「空気が気持ちいい。」いいお天気だものね。天気が崩れる前の晴天でした。
 「おれ、小さいときはじいちゃんの手伝いしてたけど、農作業は久しぶりじゃ。稲の作業が一番面白かった。」
 「ゲームばかりしてるよりこっちのほうがいい。」
 
 なんだか3人で楽しそうに集めていました。 さすがに高学年男子3人の馬力はすごかった。用意したコンテナ12個分、1時間もかからないうちに満杯にして、小さなお菓子を一個ずつ上げたらとても喜んで(わかってたらもっと用意してたのに)元気よく遊びに行きました。
 そのあとは私一人でちまちまと落穂ひろいならぬ落ち鞘拾いをしてみたけど、まだまだ残っています。
 
 ところで、この近くの畑で見慣れない鳥を見つけたのですけど・・・・


 
 スマホではこれが限界です。トリミングしたらぼやけてしまいました。

 
 トビは見慣れているからわかります。 トビよりも小さくハトよりは少し大きいくらい。 あたりを見回している姿が猛禽類かなとおもうのですけど。 

 追記
 書き忘れていたことがありました。



 固まって落ちていたハトの毛。何者かがハハトを連れ去ったようです。もしかしたらこの鳥だつたかも。

 
 写真はありませんがキツネも見ました。去年このあたりで見かけた動物はやはりキツネだったはないかと思います。今年はすでに2回見ています。ものすごく走るのが早いです。そしてこんがりキツネ色ではなくてやや黒っぽいです。けど、顔がキツネ。
 
 そうそう、弟の話ではイタチもいたんですって。ということは野ネズミなんかもいるのでしょうね。ここでは、人間のすぐそばでいろいろな生き物が暮らしています。
コメント (4)
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