あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

田んぼに来る鳥

2017-06-29 22:37:52 | 生き物
 田植えのシーズンも終盤のようです。梅雨の鬱陶しい時期ではありますが、楽しみもあります。

 代掻きの終わった田んぼ


 この開放感! 一面に水の広がる風景は、道前平野を一段と広々と見せてくれます。そして豊かな水があるということが心を穏やかに満ち足りたものにしてくれます。

 もう一つの楽しみ、それは

 鳥たちが田んぼに舞い降りること。
 
 田起こしが始まり、土が掘り返されると



 まあ!どこからやってくるのでしょう。
 ただ、今年はあまりサギを見なかったなあ。

 こちらは東温市でみかけたのですが、

 トラクターの周りをムクドリが取り巻いていました。


 そして田に水が入り、ふたたびトラクターが土を混ぜる頃になると


 
 やっと見られました。トラクターについて回るサギ。

 そして広々とした田んぼには、待ってましたとばかり・・・・



 サギが入る。



 からすも入る。



 ムクドリも入る。

 そしてー

 
 
 うらやましそうに見ているすずめたち。さすがに足が届かないんだろうなあ。

 稲が少し大きくなると、足の長いものしか入れないようで。



 今ではこのサギが隠れるくらいに稲が大きくなっています。

 人間の食料を育てる田んぼは、ほかの生き物にとっても命をはぐくむ大切な場所のようです。
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野生化

2017-06-23 23:41:50 | 植物
 そろそろ花も終わって目立たなくなりましたが、ひところあちこちに見られた黄色い花。



 特定外来生物に指定されて栽培を禁止されているオオキンケイギクです。


 重信川の土手はこんなになっています。



 この花、繁殖力が旺盛で、在来種の草花の存在をおびやかしているんだとか。以前、重信川下流では駆除も行われたようですが、上流のこのあたりは野放しね。そして、栽培禁止になっているにもかかわらずますます増えているような気がします。



 確かに、きれい。だけど放って置いたら景色が変わってしまうでしょうね。
 

 最近、園芸植物の野生化が問題になっているそうです。ムスカリなんかも場所によっては野生化して咲いているらしいです。たしかに、我が家でも、植えたはずのない場所に咲いていたりして。

 そういえば・・・・ちょっと気にかけて回りの景色を見ていると



 これ、道ばたのコンクリートとアスファルトのつなぎ目にずらっと生えていたんですけど、多分この花の種。



 この花、ムシトリナデシコっていうのかな? ここだけではなく、水のない河原一面に生えているんですよ。いっとき河原がピンクになっていたんですけど。

 それから



 ホテイアオイです。いずれこの池全面が薄紫に覆われるでしょう。花自体はとてもきれいで好きです。



 ただ、これも繁殖力が強くて、あちこちで困りものになっているようです。とにかく園芸植物を安易に捨てないことですよね。自分の家で愛でるだけにしておきたいものです。そうでなくても、自然に野生化するということもあるのですから。

 とある空き地で見つけた、ペチュニア


 あらあ~、どうしてこんなところに?と思ったら、近くのおうちの庭に見事に咲いておりました。



 それからこれは、田んぼの持ち主が人為的に植えたものでしょうか? とあるおうちでは、庭一面にこれが咲いていましたから、もとは園芸植物だったのでしょう。



 これもかなり向こうまで広がっています。よくみるとかわいい花。



 土手などがただの草原では気に入らなくて、花で飾りたいという人もいるようなのです。

 数年前、新聞の投書欄に「土手や空き地に草が生い茂っているのは見苦しい。ガザニアを植える運動を広めてはどうか。」という意見が載ったことがありました。どこもかしこも外来種の園芸植物で覆ってしまうって・・・・
 土手は特に要注意。なぜなら川に落ちた種が水に流れてどんどん広がっていくからです。そしてあっという間に強い植物に征服されてしまいます。コスモスなんかもう市民権を得てますね。昔はいい風情だなあと思っていましたが、川のそばがコスモスだらけになっていくのを見ると、はたしてこれでいいのか、と思ってしまいます。菜の花しかり。子どもの頃川の土手で見つけたねじ花やかわらなでしこも今はどこへ行ったやら。
 ともあれ、自分が育てている園芸植物は野生化しないように気をつけようと思います。 
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巣立ち

2017-06-14 13:13:40 | 生き物
 去年、納屋の前の水たまりの土をとって巣作りをしていたツバメ。今年もほかのツバメたちに遅れてやってきました。

 
 
 頻繁に車が出入りするため、埋めても埋めてもできる水たまり。空が晴れても水たまりは残っています。わたしがそばでカメラを構えていても気にするふうでもなく....
 
 

 去年の巣に手を入れ始めました。やっぱり去年は見切り発車だったのね。



 新しく泥を積んだのがわかりますか? 向こう側も直しています。

 

 これを撮影したのは5月16日。それから15,6日たって、
 納屋の軒下にツバメが集まっているなあと思ったら、



 とまった様子が何となくあぶなっつかしくて、どれか一羽が動くたびにほかのツバメがおっとっと



 ああ、巣立ちしたんだなあとわかりました。
 まだまだ幼いツバメの雛



 仕草も愛らしいです。





 もう、巣は空かな?
 いや、もう一羽いました。


 ときおり親鳥がやってきて、誘うようなそぶりを見せます。兄弟のとまっているのを見て、飛んでみたいようですが、なかなか決心がつかないらしいです。

 がんばれ!

 私の観察はここまで。数時間後には巣はからっぽになっていました。2,3日家の周りで飛び回っていた板ツバメたちはやがてすっかり姿を消しました。夏の間に体を鍛えて、秋には遠い旅に出るんでしょうね。

 同じ頃、とある場所で植え込みにたたずんでいる雛を発見。夕方なので誰にも見つからなかったのでしょうが、けっこう人通りの多い場所なんです。

 私に見られたとわかって急いで逃げようとしました。

 

 ムクドリの雛かな? 体はムクドリよりも大きそうですが。



 心配いらないよ、捕まえたりしないから。
 地面に降りている雛の近くには親鳥がいるんですよね。そしてえさを運んでいるそうです。かわいそうだからと保護したりするのは良くないんだとなにかで読んだことがあります。
 写真だけ撮らせてもらって、さっさとその場を離れました。
 ネコに捕まらないように上手に隠れてね。
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テントウムシ

2017-06-06 23:28:36 | 生き物
 ほんとに偶然なんですが、ちょこっと外へ出て何気なく見たセイタカアワダチソウの上ですごいもの見つけました。



 ナナホシテントウムシ。いや、これだけだと珍しくも何ともないんですけど
同じセイタカアワダチソウの別の葉に

 

 フタホシテントウ? ナミテントウ?ちょっと自信がないので名前を特定することはやめておきますが、さらにさらに

 

 なんと3種類のテントウムシがいたんですよ。

  それだけではありません。



 このあわあわの中に何かが動いている。

 そして下の方には



 脱皮しかけのさなぎ!それも2匹も。

 これが、コンデジではなかなかピントが合いませんで、四苦八苦している内に先ほどのあわあわが消えかけて、何かが姿を現しそうになりました。



 残念ながらゆっくり観察する時間がありませんでした。

 3種類のテントウムシとさなぎ・成虫と2種類の生態。まさにテントウムシの見本市。これが1本の草の上で同時に見られるなんて、すごいと思いません? 近くを見れば幼虫もいっぱいいましたけど、残念ながらこの草の上にはいませんでした。

 ところで、子どもの頃、草についた泡の中には蛍の幼虫がいると誰かに教えられずっと信じていましたが、もちろん乾いた草むらに蛍がいるはずがありません。おとなになってから、この泡の中にはテントウムシの幼虫がいると思い込んでいたのですが、これもちがうらしい。泡とテントウムシとは別物らしいです。なので1本の草の上に2種類の昆虫がいて・・・・いや、テントウムシがいるところ、アブラムシ有り。つまり3種類の昆虫がいたということになります。

 草むらの中からこれだけのものを見つけた私の目もなかなか 
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