あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

なぜこんなところに

2015-09-24 21:55:13 | 生き物
 どうでもいいのだけど、ちょっとおもしろいこと、不思議なことをいくつか。

 1 雑草の中の西瓜



 誰も植えていません。このあたりに夫がキュウリを捨てていたのは知っているけれど、まさかキュウリの種から西瓜・・・・・ということはありえません。たぶん色の黒い品種だと思うけど、我が家ではこの手の西瓜は食べてません。いったい誰がここに西瓜の種を捨てたのか。誰かが種を捨てたんでしょうね。
 でも、そこから芽が出るというのはよくあることだけど、実までつけるというのはなかなか珍しいんではないかしら。
 どこまで大きくなるか放置していたら、ソフトボールるより少し大きくなったくらいで蔓が枯れてしまいました。
 すぐに収穫すればよかったのだけど
 そのまま方って置いたら、虫がいっぱい穴を開けて中を食べてた。中は結構赤くなっていたからおいしかったんでしょうね。残念。

 2 それから、しばらく乗ってなかった自転車のかごに


 とっくりバチの巣!
 しかもその中には



 クモが住み着いている様子。空になった巣をちゃっかり頂いたんでしょうか。それとも侵入して奪い取ったのかな?

 3 「ちょっときて」ぶじこが慌てた声でよぶものだから何事かと思ったら



 「アオサギがどうしてここにおるん?」
 確かにね。ここは畑地のどまんなか。灌水用のタンク以外全く水気のないところなんです。こんなところでいったい何を探してる?もしかしてかえる?
 わたしの中では畑地のアマガエルは絶滅危惧種なんですが。昔はよく見かけたあまがえるも最近では全く見かけません。だとしたらそれはすてきなこと。

 4 木にぶらさがらないみのむし



 近くにミカンの木や雑草がいっぱいあるのに、よりによってこんな目立つところに。ミノムシに訳を聞いてみたいです。

 5 わたしの、「趣味の園芸ハウス」の中にいたチョウ



 ちょっとスレンダーな外観に、



 腹の赤い模様

 

 今まで見たことのないエキゾチックな雰囲気。これはチョウじゃない、アゲハもどきという蛾ではないかと疑いましたが、触角が蛾のような櫛状ではないので、やはりこれはチョウでしょう。たぶんジャコウアゲハではないかと思うのですが・・・・

 で、何が不思議なかというと、

 ジャコウアゲハの幼虫は「ウマノスズクサ」を食べるらしいのです。そのウマノスズクサをわたしは見たことがありません。なのになぜここにいる?

 そこで、このちょうがジャコウアゲハだという証拠探しに、ウマノスズクサを見つけることにしました。

 ウマノスズクサは、蔓性植物らしいので名前を知らない草を見つけては調べるのですが、

 これかな?


 ちがう



 

 これかな?



 ちがう

 というわけで、まだ見つかっておりません。ウマノスズクサを見つけない限り、わたしの「なぜこんなところに?」は消えません。
コメント (6)
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弱肉強食

2015-09-20 00:44:45 | 生き物
 久しぶりの更新です。なんだかやたらと忙しく、体力がもちません。ひたすら寝る生活が続いていますが、やっとパソコンを立ち上げて国勢調査に回答しました。

 ネタがないわけではないんですが・・・・イモムシネタが多いです。苦手な方、ごめんなさい。

 夜どこからか飛び込んできたこの蛾。メンガタスズメです。



 初めて見たときはびっくりしましたが、今ではこれを見るとうれしくなってしまいます。とにかく大きいから。そして頭にどくろをつけているから。さらに、一夏に1匹くらいしか見られないから。幼虫はたくさん見かけるのですが、多分夜行性のため見つかりにくいのでしょうね。

 その幼虫もさなぎになる頃にはわたしの中指くらいになって大迫力です。



 食欲もすさまじくて、これが2,3匹いると、木が丸裸になります。これはうちの皇帝ダリアにいたもの。なんと、5匹もいたんですよ。ぶじこのお友達とそのおじょうちゃんのYちゃんがやってきて「かわいい、もらってもいい?」(Yちゃん、すてき。こんな女の子大好き。)そして2匹連れて帰りました。(娘の行動を受容するお母さんもすごいと思いません?)
 残った3匹ですが、これが寄生バチにやられたそうです。ぶじこが決定的瞬間を見つけて動画に撮っておりましたが、飛び回るハチに頭を振って抵抗するしかないイモムシに勝ち目はありません。自然の摂理とは言え、イモムシが哀れでした。
 刺された直後は元気そうでしたが、結局羽化することはできなかったのです。

 Yちゃんにもらわれていったイモムシは無事にメンガタスズメになったそうです。無事故のイモムシ仲間、また増えました。

 別の生き物ですが、
 ジャングルのようなわたしの畑で



 小さな鳥を見かけるようになりました。
 これです。



 ホオジロかしら。

 それが1羽ではなくつがいだとわかったのは、すぐ近くでそろって鳴いていたからなのです。



 このジャングルのどこかに巣があるにちがいない。と、とても楽しみにしていたのですが、ある日、鳴き声が全く聞こえなくなったことに気づきました。2羽ともぱたっと姿を見せなくなったのです。
 もう、雛が巣立ちしてどこかへ行ったのかな? それにしては雛の姿を見かけたことがない・・・・

 そんなとき、トラオとぶじこが、
「この間ブルーベリーの木にへびがおったんよ。」「にゅうっとでてびっくりしたねえ。」
 わたしは即座に合点しました。巣がヘビに襲われたのです。そして卵だったか雛だったかわかりませんが、巣の中にいたものはへびに食べられてしまったのです。なぜか低い場所にとまってチリチリと鳴いていたあの日かもしれません。

 そしてしばらくして、ジャングルだった畑の雑草を抜いたとき、発見しました。



 ブルーベリーのすぐ近く、あの鳥たちが鳴いていた場所の下の方にあるキンシバイの枝にお椀のようなかわいらしい巣があるのを。

 

 おそらく、雛の寝床にするはずだったのでしょう。枯れ葉がしいてありました。



 でも、糞とか産毛とか、雛のいた形跡はありませんでした。卵のうちに飲まれてしまったのでしょうか。
 へびは、納屋で育っているツバメの雛もおそうのです。毎年、必ず一組の夫婦がヘビに襲われます。なすすべもなく鳴き続けるしかなかった弱い生き物のことを考えると、へびがにくらしくなります。
 でも、他の命を奪って生きているのは人間も同じ。むしろ、自然界の生き物は自分が生きるためにしか殺さないのに、人間は必要もないのに殺します。自分と同じ人間すらも、自分が贅沢をしたり、快楽を求めたり、憎んだり恨んだりといった身勝手な理由で。
 そして、大量殺戮である戦争さえも辞さない、絶対強者の傲慢さ。ハチやヘビを責めることはできませんね。
 
コメント (4)
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