あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

瑞応寺の大銀杏

2017-11-27 22:15:01 | お出かけ
 紅葉ネタ3連発。
 冬の托鉢修行と大銀杏で有名な新居浜市の瑞応寺(曹洞宗)へ出かけました。

 駐車場に着いたとたん目に飛び込んできた鮮やかな赤




 

 しかし、残念。スロープがないのでベビーカーが上がれません。で坂道の方へ行くと



 池に映った美しい景色が待っていました。

 イチョウを見に来たんだけど、この紅葉にテンション上がりました。ただ、そこからイチョウにたどり着くまでが一苦労で・・・・

 ベビーカーを押して急な坂を上り、宿坊の中の土間を通らせてもらい、本堂周辺の回廊をぐるりと周り



やっとイチョウまでたどり着きました。お寺って、あまり参拝者の便宜は図ってくれないのね。まあ、最近ではエスカレーター付きのお寺もありはしましたが、本来は、苦労してでもお参りするのが信仰心ということなのでしょう。

 

 う~ん・・・・
 一面に敷き詰められた落ち葉は、すでに茶色っぽく変色していました。ちょっとおそかった。




 枝に残った葉も少なくなっていました。



 写真では広々と感じられますが、思ったより狭い場所でした。

 回廊から下を見ると紅葉に彩られた山門が見えました。写真を撮るのにいい場所なんでしょうね。



 清々しいお寺でした。ふと思ったのですが、本堂の隣にあるイチョウの葉が、境内にも飛んでこないはずはないのに一枚の葉も落ちてないのです。徹底的にお掃除しているに違いないと。そしてこれを目当てにやってくる人たちのために大銀杏のある庭は落ち葉を残しているということなのでしょうね。
 若いお坊さんたちがなにやら忙しく動き回っていましたが、わたしたちが帰る頃にはどうやら幟を立てる様子でした。 なにかお祭りでもあるのでしょうか。それにしても、みなさん声も動きも静かで爽やかに作業をしているのが印象に残りました。

 さて、行きはよいよい帰りは怖い・・・夕方の渋滞にひっかかってしまい、なんと行くときの2倍も時間がかかって、家に帰り着いたときには暗くなっていました。

 
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紅葉狩り2 西山興隆寺

2017-11-26 00:04:11 | お出かけ
 勤労感謝の日は西山興隆寺へ。紅葉の名所として有名です。この日も二人のちびっ子をつれて。+ヨウコの家族も一緒です。

 駐車場は満車ではありましたが、次々と入れ替わるのですんなりと入れました。



 ここは本堂が上の方にあるので、紅葉は上から下へと降りて来ます。どうやら下まで赤く染まっているようです。
 赤い橋のほとりに



 向こうを見れば



 深い森から火が燃え上がったよう。



 さて、ここからは長い石段を登らなければなりません。さっそくウマオが転ぶし、トラオは滑りやすい端っこを登ろうとするし、ばあちゃんは口やかましく注意しなければなりません。山から転げ落ちたら大変。

 本堂に近づくと石段が急になります。さあ、あの もみじをめざしてがんばれ。



 登り着くとそこは






 見所の一つですね。

 近くにあるイチョウの木が風に吹かれて雨のように葉っぱを降らせました。

 

 すかさず木の下に走っていったトラオ
「イチョウのシャワーが・・・・」ときどきこんな詩的な表現をするんですよ。
 ただ、このイチョウ、まだ完全に黄色くなってないのに葉を落としています。

 本堂周辺は大勢の人で賑わっていました。ここも紅葉の見所の一つなのですが、ちょっと盛りをすぎていたかな?

 三重の塔があります。トラオがここを登るといいます。当然ウマオがまねをして、2歳のヨウコまで登ると言うー 



 仕方が無いのでわたしも登りました。ヨウコのお父さん一人には任せておけませんもの。どうぞ誰も転げ落ちませんように。
 何しろ階段が急な上に、人が豆粒くらい見えるほど高いのです。


 子どもたちの安全を気にしながらも、なかなかおもしろかったですけどね。
 苔むした地面にも、モミジの葉っぱ。



 上から見ると本堂はもみじに包まれているように見えます。


 去年会った、遍路装束のわんちゃんにも会いましたよ。
 そして、去年も食べたピーナッツ湯豆腐と鯛飯も食べました。が、ことしは子どもたちが早々に食べ終えてうろうろするので二人を連れて外へ。

 すばらしくいいお天気で周桑平野がきれいにみえました。飛行機雲がくっきり。
 ここ、皆さんアップしてますね。

 
 
 青い空と赤い葉の対比がきれい



 こんなおもしろいものも見つけました。

 

 帰りは石段を下らず裏の山道を。ここはお寺の関係者の車だけが通る道で、広々した道ですが車は通らず、人も通らず、自然がいっぱいの楽しい道。ドングリを拾ったり、赤い実を見つけたり



 巨大なミミズを見つけて「伝説のミミズだ」と大騒ぎしたり・・・・いやいや、山道ではけっこうよく見るミミズですけど。



 30センチ近くあるでしょう。ヤマミミズです。正式には「シーボルトミミズ」というらしいです。

 帰り道、あんまり下の景色がよく見えるので、後続車の邪魔にならないよう脇道に入って写真を撮りました。前日雨が降ったので空気がことのほか澄み切ってずいぶん遠くまで見えました。



 とおく、造船所のクレーンが見えます。


 石鎚にはうっすらと雪がかかっていました。
 

 この日の収穫はモミジより何よりこの景色でした。
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紅葉狩り1 本谷温泉

2017-11-24 01:17:33 | お出かけ
 今週はずっと孫のお守りです。学校や保育園に行っている日はいいのですが、休日、体力をもてあました男の子たちを遊ばせるのはなかなか・・・・

 日曜日は本谷温泉の公園にでかけました。いろいろな方が紅葉がきれいだと紹介されていましたので。
 温泉側の駐車場に車を停めて、谷川にかかった橋を渡っていくのですが、その先に



 おお!
 大人も子どもも思わず声を上げました。ちょうど見頃の時にやってきたようです。特にこの橋のふもとに数本まとまってある楓の木がきれいで、人だかりができていました。が、子どもたちはとっとと池の周りを走っていきます。
 「お願いだから落ちんといてよ。着替え持ってないんよ。」



 ちょうど12月並の寒さがやってきた日でした。子どもを見張りつつ写真も撮らなければ。



 水に映った景色もきれい。


 ぐるっと池を一周して先ほどの橋の所までやってきました。ようやく人も少なくなって、ゆっくりと写真を撮りました。







 こちら側から橋を見たところ



 緑から赤に変化する色のグラデーションがほんとにきれい。トラオ曰く
「初めは来るのいやだったけど、来てみたらおもしろかった。」
 
 しかし長居するには寒すぎました。温かい飲み物がほしくなって公園を後にしましたが、このあと子どもたちが飲んだものは

 クリームソーダ!
 君たち、寒いという言葉を知らんのかいねえ。
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作品の修正とリメイク

2017-11-19 01:13:53 | レザークラフト
 知り合いの銀行員に頼まれて、銀行のロビーに作品を飾ることになりました。ただ、革の重さに耐えられる壁が一面しかなく、あとはついたてを利用することになりますので、重い物は避けて軽い物(小さい物)を選んで展示することにしました。

 小さい物だとー
 「春の日に」白木蓮 20号 2005年作
 「天上に咲く」睡蓮 タペストリー 2010年作
 「花の窓」マンデビラ 20号鏡 今年春の県展出品作
 「白花幻想」クチナシ 20号 今年秋の県展出品作 
 唯一大きいのが
 「花焰」 牡丹 40号 去年秋の県展出品作

 どれも花を描いた物ばかり。なので花をテーマにバッグもできるだけ花をモチーフにしたものを選びました。だけど使用しているヌメ革は時間がたつとだんだんと飴色に変色して、作品自体が渋い色になってきます。また染料が光に弱いらしく、退色してぼんやりしてくるのです。なので古い作品は手直しが必要でした。

 わたしがレザークラフト講師の資格を取るために初めて作ったろうけつ染めの額が白木蓮でした。梱包を解いたとたん、その場にいた人たちが
「わあ!」と声を上げるほど真っ白で美しい花がそのまま残っていました。なのでこれはやや色あせた光に色を差し、色あせて消えてしまった花の陰を付け足すだけで、なんとか見られるようになりました。
 ただ・・・写真がありません。そのころデジカメを使ってなかったのかなあ?修正をした後も、展示をした後も写真を撮るのを忘れていました。

 やっかいだったのは、睡蓮です。これは、制作当時の写真がありました。今度は師範の資格を取るために、棒に巻き付ける革にまで細工を施したお気に入りの作品。
 アンコールワットの聖池にたくさんの睡蓮が生えているのですが、アンコールワットの影がうつりまるで空に花が咲いているように見えました。ただ花はこんなにきれいではなかったので別の場所の花を組み合わせましたが。


 ああ、こんなにも鮮やかな赤だったのに・・・
 ずうっと壁に掛けていたからでしょう、見る影もなく色あせていました。そしてどうしたことか、染料をはじいて染みこんでくれないのです。表面をアルコールで拭いて浸透しやすくしてもだめでした。水の部分はまだましだったので少しは濃くすることができたのですが、肝心の花がくすんだまま。


 よく似た感じのでまとめましたが


 やはり古い感じは否めませんね。

 手前の草履はなんと独身時代の物です。これは大事にしまってあったのでカビも生えず、色落ちもあまりありません。牡丹の花を描いていますので、花つながりでもってきました。

 右端のは今年の秋の作品



 夜のクチナシをイメージしています。

 全体はこんな感じ
 

 だけどちょっと寂しいです。そこで以前母のバッグをリメイクしたゴミ箱と、リメイク仕掛けで放置していた小物入れを急きょ作り上げて、持って行くことにしました。

 母が使っていたバケツ型のバッグの上野部分を切り取って


 布で中袋を縫ってかぶせました。


 底にちょっとした工夫をしてあります。



 けっこう深さと広さがあるために、物を入れると倒れて見えなくなってしまいます。そこで厚手のテキソン芯を折って小さな山を作りました。革の底にしっかり貼り付けて固定し、その上から布袋をかぶせています。
だからリモコンを入れても



 滑って倒れるということがないのです。

 もうひとつ、カラーの花を描いた和風のバッグ。これはなぜか周囲をかがっている革のレースだけが色あせていましたので、上から色を足しました。
 こうして合計4点、後から並べて、やや賑やかになりました。そして、革の持ついろいろな可能性も見て頂けるのではないかと思っています。

 
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満開のコスモス畑

2017-11-12 00:04:00 | 植物
 東温市、桜三里のふもとを通っているとき、国道から遠く離れた場所にうっすらとピンクの塊が見えるのに気づきました。とっさにコスモスだ!と思ったのですが、あそこへたどり着く道はあるんだろうか。国道からは遠く離れて、とても見物できるような場所ではないと思いました。
 が、集落に向かって伸びる細い道を行けば何とか近くまで行けるのではなかろうか、とにかく行ってみることにしました。
  
「車輪を落とすより車を何かで擦る方がまし」これがわたしの運転モットー。40年間おかげで車を落としたことはほとんどありません。車1台やっと通れる幅の細い道を行きつつそんなことを考えてたらいきなりゴトンと大きな衝撃。ああ、これだけはやるまいと慎重に運転していたつもりなのに・・・・
 幸い自力で這い上がりました。
 そしてなおもピンクをめざしていくと、それは農道のすぐそばの田んぼでした。



 去年の文化の日、県民文化祭合唱公演で行った三間町、帰りにコスモスを見に行って子どもたちが大喜びしましたが、今年は台風の影響で花がなかったとか。コスモス祭りの日は地域の人たちの心づくしで風船の花がさいたと報じられていました。
 同じく去年、父と行った天川地区、ここも台風で花がなかったとか。
 なのにここはなぜこんなに咲いているのか。植える時期がよかったのでしょうか。晩秋ーといっても暦の上では冬なのですが、ちょうど見頃を迎えていました。


 

 田んぼ3枚に植えられたコスモス。それも1枚は育ちが悪かったのか3分の2くらいは雑草でしたが



 後の2枚は見事に咲いていました。
 おかげで近くから写真を写すことができました。


 
 花びらが太いコスモスです。昔ながらの花ではなさそうです。わたしの知っている種類で「ベルサイユ」というのがありますが、それによく似ています。



 見応えがありますね。こんなにきれいなのにわざわざ見に来る人もいないようで、わたしは堂々と道の真ん中に車を停めていました。





 よかった、今年はどこのコスモスも見てなかったのです。
 引き返さずにそのまま先に進んでいくと、道幅が広くなり、あっさりと高岡紅葉園の前に出ました。なあんだ、あんな細い道を走って損した。
 
 父に見せてあげたいけど・・・・去年天川のコスモスを見に行きましたが、わずか1年で父はもう自力で車に乗ることができなくなりました。
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ぎんなん拾い

2017-11-08 21:28:55 | くらし
 銀杏を拾ってきました。



 ぶじこに言わせれば、わたしはどうもおかしなことを引き寄せるものを持っているのだそうです。このぎんなん拾いも珍事と言えば珍事かも。なぜなら、拾った場所が



 桜三里の中頃にある小さな発電所。ここに小規模ながら銀杏並木があって、秋になるとわざわざここまで見に来る人が絶えません。普段は門が閉まって立ち入り禁止なのですが、この時期は門扉を開けてくれています。

 10日ほど前、まだ残っているといいけどと思っていた銀杏は、案の定散りかけていました。





 写真を撮っていこうと車を停めたら、もう一台やってきて、中からわたしくらいの年格好の女性が降りて来ました。そして
 「ぎんなんが・・・」と話しかけてきたのです。どうも拾いませんかと言いたい様子。
 「ぎんなんは興味ない?」
 「いや、興味なくはないけど、そのつもりできてないから準備が・・・」というと、車のドアを開けて使い捨ての手袋を取り出し、わたしに渡してくれました。
 「仕事でいつも持ってるんよ。」つまり、わざわざ拾うために来たのではないけど、いっぱい落ちているのに拾わないのはもったいないからということらしいです。

 たしかに

 これ、ほとんどが車につぶされたぎんなんです。

 「大きいんだけ拾ったらええんよ。」と、さっさと拾い始めました。せっかくなのでわたしも車からスーパーの袋を取り出し(いつも積んでいるわたしもえらい)・・・・
 というわけで、桜三里のど真ん中、車が時速60キロで走り抜ける道のそばでぎんなん拾いをする羽目になってしまいました。いや、そういう言い方をすると無理やりさせられたようで適切な言い方ではないですね。では、思いもかけずぎんなん拾いをするチャンスに巡り会いました・・・・でもないか。とにかく、ぎんなんを拾いました。

 ふと気がつくとその人は門の向こうの方、道から見えないところで拾っていました。なるほど、ここなら気兼ねなく拾えます。落ち葉だけと思ったけれど、落ち葉の中にも実がいっぱい落ちていました。



 拾い出すとけっこう欲が出ていっぱい拾ってしまいました。車の中に独特に匂いが充満して・・・でも、慣れればさほど不快でもないです。ちょっとナンプラーに似た匂いかな。
 ただ、これだけでは食べられるぎんなんにはなりません。この熟してどろどろになった果肉を取り除いて中の種を取り出し、きれいに洗って乾燥させてーとなかなかやっかいな作業が残っているんです。わたし、したことがないんだけど・・・・。母が生前ぎんなんが好きでよくきれいに洗ったのをくれましたが、こうして一つ一つ自分でしなければならないことが増えていくんですね。
 幸いなことに、銀杏の実はしばらく放置しておいても大丈夫なので、ひまひまに処理していくことにしましょう。
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紅葉の始まり

2017-11-04 00:48:32 | くらし
 もう1週間も前のことなのですが、
 雨の土曜日、美術館に行ってきました。この日は全国障害者スポーツ大会愛媛大会の開会式。選手の方も観客の皆さんも、誰も彼もが大変だったですね。10月の週末はすべて雨だったような気がします。

 行く道みちの木々が紅葉しかけていました。

 お気に入りのパン屋さんでパンを買って



 前の道を写真に撮りました。



 アメリカフウの並木が色づいて、まだ緑も残っているのもなかなかいいですね。

 美術館で半日会場係を務めておりました。



 といってもただ座ったりぐるぐると歩いて回るだけでしたが。
 一つ工芸作品について質問されましたが、木彫りは専門外で全くわかりませんでした。ごめんなさい。工芸の分野は陶芸とか染め物とか織物とか木彫り、竹工芸、銅版レリーフ。ガラスと何でもござれなので自分のしていること以外は本当に何もわかりません。

 あまり人の顔も見られないので自然と足元に目が行きます。で、気がついたのですが、靴は圧倒的にスニーカーやウォーキングシューズが多かったです。駐車場から美術館までもかなり歩きますし、作品は1階から3階までびっしり。スニーカーで正解です。

 お仕事が終わって外に出ると、もう夕闇が迫っていました。 
 美術館のある一帯は広々とした公園になっていて、ここから見える松山城を見るのが県展の度に楽しみなのです。
 実はこの次の日が前期作品展の最終日で、作品搬出日になっていたのですが、台風の到来で取りに行けず、3日後の火曜日に行ったときにはすばらしい快晴でした。紅葉しかけた木々と青空と城とがすばらしい眺めだったのですが、
 
 カメラを忘れました!なので、土曜日の雨でくすぶった写真しかありません。

 城山公園の銀杏も色づき始めていました。



 わずかに色づいた葉がライトに照らされてー 山の上に二の丸が見えます。これはこれで幻想的ないい眺めでした。



 それにしてもすこうし紅葉が早いんではなかろうか。日曜日あたり桜三里を走ってみようかと思いますが、発電所の銀杏が散りかけているのではないかと気になります。 
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