あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

白いトウモロコシ

2009-07-18 09:23:36 | くらし

 白い野菜つながりで白いトウモロコシを。


 ピュアホワイトの名の通り、混じりっけない白い実のトウモロコシです。 あれ?黄色い実が混じってますね。わかるかな?



 去年初めて食べたのですが、これがめちゃくちゃ甘くておいしかったのです。 それでぶじおくんは今年もこれを植えました。


 しかし、今年はどうも調子が悪いらしいです。
 去年ほど甘くないし、おかしなことには、同じ1本のトウモロコシなのに一粒一粒味が違うのがあるのです。 一粒はとても甘いのに、その隣のは全く味がない・・・・こんなことがあるのでしょうか、いや現実にあるのですね。


 近くに別の品種のトウモロコシを植えているのですが、ちょっと花の咲く時期が重なったみたいで交雑してしまったのかもしれません。 黄色い実がその証拠です。 


 その、黄色い品種のトウモロコシは、たぬきが食べ放題です。 何とかしなくてはと言いながら何も対策を立てていませんでした。 そして、ぶじおくんが
「たぬきよりもですよ、何とかしないといけないのは。」
と言うのです。


 たぬきよりもひどい虫の仕業とは、 



 もう、茎がボロボロです。 
 きれいに見えたトウモロコシも裏を返すとー



 ひどい虫食いと、歯抜けのばあさん(子どもの頃、実の入ってないトウモロコシをこんなふうに言っていました。) 注:歯抜けは虫の仕業ではありません。


 どうも消毒を一度もしなかったらしいのです。 家族で食べるだけのうちはともかく、トウモロコシを生活の糧にしている農家でこんなのを作ったのでは収入は得られません。


 トウモロコシの虫はなかなかやっかいです。 小さいうちに茎の中や、実の中にもぐり込んで外からは見えないからです。 気づいたときにはすっかり手遅れになってしまっています。 トウモロコシの周りにマリーゴールドを植えると虫が入ってこないとか。 でも、それもあまり効き目がないという話も聞きます。
 


 ついに・・・・・後から植えた、まだ元気なトウモロコシに、ぶじおくんは農薬をふりかけることになりました。
 


 話はそれますが、農薬の問題はなかなか難しいものです。
 無農薬栽培が良いのは当然ですが、虫を取り除く手間と被害の大きさを考えたら、わたしも「絶対無農薬で」とは言えません。 ましてトウモロコシや栗などの見えない虫に対しては。 
 土作りをし、除草など周囲の環境を整え、なお現れた虫を捕殺し、と大変な手間をかけても、それに見合うだけの値段で買ってもらえるかどうか。 完全な無農薬有機栽培の作物は、高くて当然だと思います。 
 消費者の全部が全部そんな高い野菜を買えるわけでもありません。 結局できるだけ回数を減らし、毒性の弱いものを使うというところに落ち着くのではないでしょうか。


 実際、最近の農薬はあまり効き目がないと思うのですが、どうでしょう。 前に芋虫ツアーで紹介した毛虫は、結局農薬散布したのですが死なず、 さらに市販の殺虫剤を頭からスプレーしても死なず、ついに火ばさみで1匹1匹捕獲しました。 その数なんと150匹。 バケツの中で水死させました。


 その捕獲の最中、隣の柿畑の消毒が始まったのです。   


  


 農薬が霧雨のように降ってきました。 この霧雨の中へ、鳩が小枝をくわえて突入していきました。 この霧は我が家の樹木や畑の一部にも降り注ぐのですが、毛虫には影響なし。 
 多分、虫がごくごく小さいうちに散布しなければ効果がないのかもしれません。


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コメント (10)
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