あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

8月の庭から

2011-08-28 14:36:34 | 植物
 残暑お見舞い申し上げます。
 一時ぐずついたお天気でしたが、また暑さが戻ってきましたね。 畑ではポーチュラカがパワーアップ



 びっしりと花をつけています。

 夏の定番、あさがお



 3年前の子孫が、そこらじゅうはびこって、朝顔の庭ができています。草が生えなくていいかも。ネットに這い上がるのが少なくて、カーテンとしてはあまり役立っていません。

 1日中日光をさえぎるものがない畑で、涼しげに茂っているのはコキア(ほうきぐさ)


 花が咲いています。



 目立たない地味~な花です。 秋になったらきれいに紅葉する(はず)。そして種が落ちて翌年にはあちこちにめちゃくちゃ生えてくるんですって。

 この間コキアの間にこんなものを植えました。



 妖艶な黒狐(そんなのいるか?)のしっぽのような、でっかいねこじゃらしのような・・・・穂の長さは30センチ以上あります。 穂先を見ると



 とても植物とは思えません。 ミレットという植物だそうです。
 畑でもすごい存在感。 どこへ植えようかとあちこちにおいてみたのですが、ほかの花とは違和感がありすぎて、かろうじてコキアの後ろがしっくりきたかな。
 毎年生えてくれるとうれしいのですが、粟やキビに似ているので、一年で終わりかもしれません。

 その後ろにちらっと見えるのは、アメリカフヨウのピンク。 今年は咲かないかとあきらめていましたが、1月遅れで咲きました。 もっとも株が小さい分花も小さいです。

 あらららら・・・・ せっかく咲いたのに



 虫食いだらけ。

 花ではありませんがー



 ブルーベリーが、今年はまばらです。 その代りとても甘い。
 止まっているのは、アブみたいですね。 刺されると痛いです。我が家の花畑は、基本的には虫と共存なので、蜂もアブもいもむしも甚大な被害をもたらさない限りそっとしています。
 人間と違って、虫たちは元気ですよ~

 ところで
 都合によりしばらくブログをお休みします。コメント欄も閉じさせていただきます。
 しばらくは残暑が続きそうです。どなたさまも夏の疲れがでませんように、ご自愛ください。

 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

からの巣いろいろ

2011-08-25 22:57:00 | 生き物
 おかしなものを見つけました。 多分もう誰も住んでいないと思うのですが、



 握りこぶしの半分くらいの泥の塊にあちこち穴が開いています。 いったいなんの巣なんでしょう。 どろばちとか? 持ち主が出入りをしていれば調べやすいのですが・・・・

 それにしても素晴らしく上手に作っています。もしこれを昆虫が作ったとしたら、本当に根気のいる作業だったと思います。 いったいどのくらいの時間をかけて作ったのか。 見てみたかった。

 根気強く作ったと言えば、こんな巣も見つけました。 



 お椀くらいの小さな巣です。 何の鳥かしら。 以前森林教室で目白の巣を見せてもらったのですが、ちょうどこのくらいの大きさで、作りも似ていました。 さもなくばせきれいか。 細い草をきれいに丸く編み上げています。 これがなんと、地上50センチくらいの場所にあったのです。 ただし、一つはびっしりと生い茂ったビョウヤナギの茂みの中、もう一つはこれまた株が増えて茂みになってしまったアジサイの中。


 中には小さな葉っぱが数枚、雛のお布団のように敷かれていました。 でも、子育てシーズンの終わった今、虫の住処になっていたようですが。

 

 こんなに地上に近いところで、蛇に襲われることはないのでしょうか。 思えば大胆なことです。

 自然に囲まれた我が家では、いろいろなものの巣が見られるのですが、

 庭の石にはこんな巣がへばりついています。



 これはジグモの巣です。 子どもたちが小学生の頃、夕食ができるまでのほんの短い間に「ジグモツアー」に行ってくると言って外に出ていました。
 何のことはない、家の周りをぐるっと回って、石にへばりついているジグモの巣を取ってくる遊びだったのです。 わたしはジグモの巣などというものを子供に教えてもらいました。

 上から見ると

 小さな入口が。 
 こんなのを集めて何がおもしろかったんでしょうね。

 先日、邪魔になったコンクリートブロックを片付けていたら、どうもアリの巣を壊してしまったようでした。
白い卵がびっしりと集まっていました。
 平和な暮らしをしていたのに、突然天井を壊された形になってしまったアリたちは、大慌て。
 その様子がおもしろかったので写真に撮ろうとカメラを取に行ったほんの1,2分のうちに、



 巣はもぬけの殻になっていました。
 この対応の素早いこと。 どこかの政治家に教えてあげたいようなみごとな危機管理ぶりでした。
 
 人に迷惑をかけることもなくひっそりと生きている生き物たちがいることを、これらの巣は教えてくれます。ただ、今頃から大量に出現するクモの巣にだけは・・・・・困ります。 どこを通っても顔や頭にへばりつくから。
 
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イモムシだけじゃなかった

2011-08-22 21:52:03 | 生き物
 この葉っぱを見てください。



 シソの葉です。 この間まできれいでいろいろな料理に活躍していました。 それが最近になってあっという間にあなだらけ。
 ここにもイモムシか?

 いいえ、犯人は別にいました。



 仲良く向かい合っておしゃべりしながら食事中ーかのようなショウリョウバッタ。 これの食欲がばかにならないんですよね。このショウリョウバッタがわんさかと・・・



 ここだけで5匹も写っています。 穴だらけの葉っぱは、ブロッコリーです。苗が多すぎて植える場所がなく、やむなくポットのまま放置していたもの。
 人間にとっておいしいものは、虫たちにとってもおいしいと見えます。
 
 近くにはこんなものもありました。



 バッタの抜け殻です。 バッタ類はチョウなどと違って、成虫も幼虫も同じ姿をしていて、脱皮を繰り返して大きくなります。でも、きれいな形のままの抜け殻って、あまり見たことがありません。 こんなにたくさんのバッタたちの抜け殻はどこにあるのでしょう。

 もう一つ見つけたもの。それは



 モンシロチョウの幼虫! ブロッコリーの葉っぱを食べたのはバッタだけではなかったのね。 でも、これは見逃すことにしました。 わたしにとってあまったブロッコリーは、あまり被害が大きいとは言えませんから。 一度に大量発生する蛾の幼虫に比べたら、一枚の葉に一個ずつ産み付けられたチョウの幼虫なんてかわいいものだわ。それどころかこれからさなぎになっていくのを見るのもいいかーなんて思ってしまいました。
 でも、2,3日後、青虫はいなくなってしまいました。鳥に食べられたのかもしれません。

 そのかわり・・・・
 パセリの葉っぱをほとんど食べてしまったアゲハチョウの幼虫を見つけました。
 結構強烈な模様ですから、苦手な方はここからは見ないでくださいね。




  
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大発生 その2

2011-08-19 22:32:38 | 植物
 松の木と同じ時期、ビニールハウスのトマトにも異変がー

 トマトがやけにきたないのです。 このトマト、アブラムシやらなんかの病気やらにかかったらしく、葉もすすけてきたなくなってはいたのですが、それとは違うよごれ。

 これは・・・
 まちがいなくいもむしのフン

 目を凝らしてみると、いる、いる。
 葉っぱの間から見え隠れする黄色いものを、最初はトマトの花かと思いました。 長さ10センチもあろうかという巨大イモムシ。 これは前にも見たことがあるぞ。
 フォックスフェイスの株を裸にしてしまったイモムシですね。 ナス科の植物が好きと見えます。 名前も思い出しました。
 クロメンガタスズメガの幼虫。
 成虫は、羽に人面模様が現れます。 その蛾の幼虫がなぜこんなに色鮮やかなのか。自然界ってほんとに不思議。

 しかし

 感心してばかりもいられません。 トマトの葉を食い荒らす犯人をほかにも発見したのです。
 
 大きさはせいぜい5センチくらい。巨大イモムシのインパクトにはかないませんが、その模様が・・・・
体に、一本ラインがとおって、その上に黒い水玉が一列に並んでいます。しかも数が多い。  

 適当に撮った1枚の写真に、3匹も写っていますから、全体としてはかなりの数になるはずです。さすがにトマトジャングルのなかに入り込んで捕殺する気にはならず、さて、どうしたものか。

 考えた結果、兵糧攻めにすることにしました。 つまり、トマトの枝をバッサリ切り落として枝ごと捨ててしまおうというものです。 あまりにもぐんぐんと枝を伸ばすので、脇芽を摘むのも間に合わず枝が絡み合ってぐじゃぐじゃになってしまったトマト。 病気になったのも通気性が悪くなったせいにちがいありません。 この際枝を落として新しい芽が出るのを待つことにしましょう。
 食べごろの実もまだ成ってはいましたが、イモムシのかじったトマトは食べたくな~い。

 というわけで、食べきれないほどの実をならせてくれたトマトは、イモムシとともにあっけなく終わりを迎えたのでした。


 ここからはイモムシの画像です。

巨大イモムシ、クロメンガタスズメガ

 
こんなに大きくて色鮮やかでは、鳥も食欲をなくすでしょう。 体の太さは大人の親指ほどあります。
 
もう一つのイモムシ
3匹のイモムシが写っています。3匹目が、どれかわかるかな? 



 身をくねらせると不気味さが倍増。 ここにも2匹写っています。



 
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大発生その1

2011-08-14 22:09:46 | 生き物
 ええっ! 

 庭の掃除をしていて異変に気づきました。
 松の木の周辺が



 これはまさしく毛虫のう○ち&食べ残しの葉

 ということで、今日は蛾の幼虫写真です。最後にまとめてアップしていますので、苦手な方はご注意を。

 松の枝は無残にもザンギリ状態になっておりました。

 

 少し注意深く見ていると、いました、いました。 松の枝によく似た色で、けがまばらに生えているのが。 ちくちく痛い、松脂の匂いのするこんな葉っぱを好き好んで食べる虫もいるんですねえ。

 すでに5センチ前後になっていました。 これだけ大きくなると殺虫剤も効かないと、経験上わかってはいたのですが、とりあえずジェット噴射のスプレータイプの殺虫剤を振りかけてみました。

・・・・やっぱりきかない・・・・

 しかたなく最後の手段。 水責めの刑

 これは、1匹1匹火ばさみでつまんで、水を張ったバケツに放り込んでいくというもの。

 わたし、毛虫だろうとへびだろうと、見るのは平気なのですけど、この作業はもう、めちゃくちゃいや。
 生あるものを殺すのは、たとえ害虫だろうと心が痛むものですし、手足のないこの生き物が苦しさに身もだえするのは、それはそれはおぞましいものなんです。そして、間接的とはいえ、火ばさみでつかんだ時のあの感触!

 でも放っておくと松の木が丸裸になってしまいます。

 とりあえず鍬の先で枝をゆすって毛虫を振り落とし、火ばさみを持って再び松の木のところに帰ってきたときには、毛虫がうじゃうじゃ地面を這っていました。

 ひえぇ~~~~ 
 これは木の上の虫を見るよりさらに気持ちが悪い。 おまけにうっかり踏んでしまい、ぶちっとつぶれたのが足裏に伝わってきたし・・・

 わたし、生まれて初めて、毛虫ごときに悲鳴を上げて飛び上がりました。
 
 それから、まず地面を這っているのをつまみあげ、次に、まだ枝に残っていたのを丹念に探し出して捕っていきました。つかみ損ねて頭の上に落ちてきたらどうしよう。 高い枝にいるのをつまむときには手が震えました。


 1匹、2匹、3匹、・・・・15,16,17、・・・・・・99、100・・・・・・198,199,200・・・・
 210数えたところで作業終了。

 翌日、毛虫嫌いのぶじこにさらに念入りなチェックを入れられ、5匹ほど捕獲しました。

 そばのヒイラギには尺取虫がいるし、花の終わったねじばなには青いいもむしがいるし・・・でも、この大量発生の毛虫に比べたら一匹イモムシなんぞかわいいものです。 

 次回へつづく



 ここからは毛虫の画像です。

 パッと見にはどれが毛虫かわかりにくい、ごつごつした枝によく似た毛虫です。  

 

 葉っぱの中にいると、ほら、よく目立つでしょう。

 

 ねじばなにいた青虫。 モンシロチョウとはちがうみたい。 何の幼虫でしょうか。

 
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白い葉いろいろ

2011-08-10 01:12:50 | 植物
 夏になると白い葉が現れてすがすがしいハンゲショウ
 
 

 ハンゲショウー夏至から数えて11日目、暦でいう「半夏生」の頃に葉が白くなることからそう呼ばれているそうです。葉の一部がべったりとおしろいを塗ったように白くなることから「半化粧」ともいうそうです。
  
 本当に半夏生=7月2日頃白くなるのかな?

 実際は夏至の頃にはすでに白くなっていました。



 白くなっていくのは、葉の根元から。緑の海へ、くっきり、はっきりと白い波がおしよせるように。
だからある日突然白い葉が出現したように見えますが、それがもとの葉に還っていくときは

 

 やや薄緑色の葉があるのがわかるでしょうか。 全体がうっすらと緑になって、その緑が色濃くなっていくようです。 だからいつの間にか白い葉が消えている

 花の咲くころに葉が白くなるのは、この葉で目立たせて虫をおびきよせるためだとか。
桜三里のマタタビもこのころに突然白い葉が現れて存在をアピールしています。高い杉のてっぺん近くまで這い登ってそれは見事な株があるのですが、今年は通りすがりに眺めるだけでした。

 夏に葉が白くなるわけはわかりましたが、新芽の頃に白くなる葉は何のためなんでしょう。

 話題が古くなりますが、4月の初めころ



 遠目に花かと思い近くまで行ってみたら、それは柳の葉だったのです。 近くにいたおじさんの話だと、真っ白になるのは新芽の時期だけ、やがて緑になるのだそうです。
 今ではすっかり緑になって、目立たない平凡な木になっています。

 うちの斑入りの柳は新芽の時は緑で、少し経つと白い斑が入ります。





 ややこしい・・・植物の気持ちはわかりません

 もう一つ、



 毎年同じところに生えてくるオシロイバナのなかに、2,3年前から斑入りの葉が出始めました。
花はごく普通の赤い花です。 たしか、雨の少ない乾燥した年だったと思うのですが、普通に緑の葉だったものの一部が白くなり、それ以後毎年白い葉のオシロイバナが生えてくるようになったのです。

 これってとっても珍しいんじゃないかしら。売りに出したら人気が出る・・・ってことはないか。
 オシロイバナ自体、あまり見かけなくなりました。 大きな株の割に小さな地味な花で、これをわざわざ植える人も少ないのではないでしょうか。 我が家の斑入りオシロイバナも、邪魔になったので抜いてしまいました。   
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月の庭から

2011-08-06 01:21:12 | 植物
 夏はなんといってもさるすべり


  

 強烈な太陽の光に負けないくらいにぎやかに咲いています。
 ぶじこが生まれた年に記念樹として植えましたから、もう○十○年 その間、あちこちに仲間を増やし、小さな木がじゃまになるほどです。



 もちろん小さい枝のうちから切ってしまうのですが、切れば切るほど小さな枝を増やし、こんもりと茂って、木ではなく草花みたい。 アップで撮るには便利ですよね。

 白もあります。



 あらら、ピントをどこに合わせたのかしら こちらは、手近な場所のはまだ咲きはじめたばかり。 

 畑や庭には・・・・・

 見るべきものがあまりありません。

 パイナップルリリーは年々球根を太らせ、仲間を増やして今年も堂々と咲きましたが、写真を撮りそびれました。 

 

 この花は終わりになると横倒しに倒れてしまいます。



 全体の姿もなかなか面白いですが、一つ一つの花がとてもかわいい。

 そして、毎年我が家の畑に欠かせなかったポーチュラカ。 今年は新人がお目見えです。
 普通のポーチュラカの3倍くらいのお値段で売られていたのですが、思わず買ってしまいました。 花が大きく、日暮れまで咲いていて、12月頃まで元気だというふれこみのこの花たち。



 株の勢いはあります。 今では直径40センチ以上に広がりました。 花も大きくて

 

 八重咲の花が、一般的に出回っているポーチュラカと同じくらいですから、一重咲きは確かに大きい。
この色合いとも相まって、強烈です。



 黄色とピンクの取り合わせなんて、洋服でへたにこんな配色をすると見られたものではありませんが、花だとあまり違和感がないのですね。





 むしろ、この色の混ざりぐあいがすてき。
 
 ただ、少し日が陰ると、昼間でも花を閉じてしまいます。たしか夕方遅くまで咲いているはずだったのに・・・・

 ところで、毎年びっしりと茂って夏の畑を彩ってくれた、いつものポーチュラカ。
 あちこちの草むらで黄色が咲き始めました。

 
 
 が、いつもの場所からは1本も生えてきません。 そこで赤いポーチュラカを4,5本植えなおしたのですが、



 新人さんたちに比べると株の張りがいまいち。 おまけに、あろうことか、

 草と一緒に引き抜いてしまった!

 夕方涼しくなるのを待って作業したのが間違いの元でした。 薄暗がりで草を抜いていたとき、わたしはポーチュラカを植えたことをすっかり忘れていたのです。

 今年はこんなミスばっかり・・・・ 

 

 
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする