あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

まだ夏の花

2013-11-13 02:07:05 | 植物
 畑の雑草も枯れてしまったというのに、まだ夏の花が咲いています。どれもほんの一株か二株ですが、枯れ草で寒さをしのぐようにひっそりと。 

 ポーチュラカ



 センニチコウ



 ニチニチソウ



 ノボタンは秋の花ですが花数が減ってきました。



 まだまだ元気なのはシソ科のなんとか



 何度聞いても名前を覚えられません。 普通もブルーサルビアより色が濃く、花付も旺盛で丈夫なのでわたしのお気に入り。宿根草です。今年もう一株増やしました。



 そして朝顔



 朝顔は昼頃まで咲いています。 晴天の日でも日差しはずいぶん弱くなっているんだなあと感じます。
 秋深く、小さな小さな花になってまで咲き続ける朝顔を、季節外れで風情がないと思う人もいるでしょうが、あの細い蔓とはかなげな花びらで寒さに耐えているのを見ると、なんだかけなげでいじらしいなあと思います。 
 
 夏の暑さに耐えて咲く春の花も同じ。がんばってるなあと思うのです。なので、なかなか引き抜く気になれません。 本当は、花がみすぼらしくなるとさっさと片付けて次の花の準備をすれば立派な花が咲いて庭はいつもきれいなんですが・・・
 わたしはぎりぎりまで花を残して、次のシーズンの花を植えるタイミングを遅らせてしまうので、結果的に、花の育ちも悪く開花も遅く、春の花は初夏に、夏の花は秋口に盛りを迎えることになってしまいます。我ながらいつ見てもみすぼらしい花畑です。

 昨日からぐっと冷え込んで、冬が来たような寒さになりました。さすがに夏の花ももたないだろうなあ。 そろそろチューリップを植える準備をしましょうか。

 おまけ



 枯れ葉に見えるけれど蛾です。虫の中にも遅くまでがんばっているのがいるようです。
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蜂にくる虫

2013-11-06 00:11:59 | 日本ミツバチ
 前回との関連で、またまたミツバチ関係の話題です。

 巣箱の周辺に集まってくる生き物は、スムシだけではありません。スムシは蜂の巣をえさにしていますが、蜜を狙うのもいます。
 蜜をとった後の巣はまだとりきれない蜜が残っていますので、蜂に返してあげるのですが、抜け目なくやってくるのはアリ。ハエ。夏にはスズメガも来ていましたね。
 ときにはこんな虫も



 緑の背中がきれいですが、姿形からしてハエかアブの仲間でしょう。初めて見ました。
 それから



 大きなスズメバチ。
 意外なことにスズメバチは蜜が好きみたいです。イチジクの熟して甘い汁がしたたり落ちそうなのにもスズメバチがやってきます。ただ、放置してある巣の蜜を吸うだけならいいのですが、これが自分の巣に帰って仲間を連れてやってくると大変です。スズメバチは肉食でもあるので、ミツバチの巣を襲って皆殺しにされることもあるみたいです。なので、たった1匹のスズメバチでもかわいそうですが死んでもらいます。
 殺虫剤はミツバチにも影響しますので使えません。前は捕虫網を用意していて捕まえていたのですが、とろくさいわたしは時々逃げられてしまいました。そこで考えたのは、

 氷殺 

 一瞬にして凍らせるというスプレーを買ってきました。これ、すごいですよ。一吹きで体全体に霜がつきます。動けなくなったところにもう一吹き。殺虫剤のように、虫が苦しがって身もだえしている姿を見なくて済むのでありがたいです。

 ところで、偶然ですがスズメバチの下にナメクジも写っていました。これも意外。ナメクジって何でも食べるんですね。

 ハチそのものを狙うものもいます。 弟の所では、巣箱の上空をツバメが飛び回るので(確かにツバメにとっては絶好のえさ場だとは思うけど)ハチが逃げてしまったそうです。
 うちのハチはクモに狙われて、一時期、巣箱の周辺はクモの巣だらけでした。
 秋になって、ハチには新たな敵が・・・・



 カマキリです。

 一度見かけたとき逃げられてしまって、しばらく姿を現さなかったので油断してました。一週間ばかりたったころ



 うわっ! 2匹に増えている。しかも1匹は緑ではなく黄色っぽくてコンテナの上にいると目立たない。ミツバチにとっては脅威です。



 やっぱり~
 やられてました。ハチの出入り口に待ち構えているんですから、ズルイ・・・ここならハチの動きはゆっくりですから、食べ放題でしょうね。
 この時期やってくるカマキリは雌です。これからたっぷり栄養をとって卵を産んで子孫を残すのですから、ハチを食べたくなるのも無理ないですが、カマキリのせいでハチに逃げられてはたまらないので、網でつかまえて柿畑の向こうの雑草の中に捨ててきました。 そのせいでハチの代わりに犠牲になった虫が何匹もいることでしょう。虫さんたちゴメンネ。自然界の掟は厳しいーつくづく思ったのでした。
 
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無王の群れ

2013-11-02 00:33:23 | 日本ミツバチ
 わがやのミツバチの巣箱が二つになってしまいました。巣別れを繰り返して、一時は四箱もあったのですけれど。
 たった二つの巣箱のうちの一つが、9月になって様子がおかしいと思いだしました。 どうも出入りする蜂の数が少ない。 夏の間はもっとたくさんいたと思うのです。巣箱を覗いてみると



 巣の中がなんだか空っぽのような気がする・・・・もう一つ別の巣箱の方は、蜂の数も多く、蜜をしっかりとため込んでいるのが見えるのですが。
 もしかしてスムシにやられたかしら。 蜂の群がってない巣にはスムシが侵入しやすいと言うことです。ひどいときにはミツバチが全滅することもあるんだとか。 

 巣箱の中を覗いてみるとー



 うわあ、いるいる。



 これはさなぎですね。さなぎのうちに退治してしまえば大丈夫・・・・と思ったのですが、 

 やっかいな虫です。 一,二週間に一度くらい巣箱を掃除するのですが、そのたびにスムシが見つかります。

 さて、様子のおかしい巣箱の巣を思い切って切り取ってみることにしました。巣の周りに蜂がほとんど群がっていませんので、内部にスムシがいるかもしれません。

 ええ~、またまた初めての経験です。お盆に弟に教えてもらったとおり、平らに切り取って・・・・

 しかし、スムシにやられてはいなかったのです。でも、思った通り、巣の中にはほとんど蜜がなく軽い軽い。
 ということは?女王のいない無王群になってしまったのか? 女王ではなく働き蜂の産んだ蜂は、黒っぽい雄バチになるそうです。



 けっこう黒い蜂が多くない? やっぱり女王がいないのか。 女王がいないと新しい働き蜂は生まれず、やがて群れは消滅してしまいます。 女王はどうした? わずかな家来を連れて逃げちゃったかな? まさか。 もしかしたら、巣の周りに張り巡らされたクモの巣にひっかかったりして。 クモも賢いものです。蜂がまっしぐらに巣に帰ってくるその道にあみをはっているのですから。

 さて、切り取った巣は周囲はほとんど蜜はなく、中心部に少しためてありました。



 全く蜜のない空の巣。 



 ぽつぽつとふたのしてあるところがありますが、ここには多分さなぎが入っていると思います。そのふたの中央にぽつっと出っ張ったところがあったら雄バチなんだそうです。
 
 うう~ん
 どうもあやしい。 雄バチらしい雰囲気のふたがたくさんありました。 雄バチは蜜を集めることはせず、ただ働き蜂が集めた蜜を消費するだけなんですって。 そして群れは滅びるのね。 もうこれは消滅するのを見守るしかありません。

 次の日から、蜂はますます少なくなったように思いました。 花粉を運んでくる蜂が見当たらないところを見ると、残された巣の中に子がいないのかもしれません。 
 それから一週間ほどして、台風がやってきた翌日、巣箱を見に行ったら・・・・

 いない? 箱の中はし~んとして蜂の気配がしません。
 ふたを開けて見てみました。 なんとまあ
 蜜の一滴も残さないで、蜂はいなくなっていたのです。



 後に残されたのは、大きな、でも軽い軽い巣が4個。 先日切り取った残りです。 
 この様子だと、蜂は逃亡したのか。 ならばあれは無王群ではなく、女王がいたことになります。というのは、蜂は逃げるとき、巣の中の蜜を腹一杯吸い込んで一滴残らず持って逃げるそうなのです。 わたしが巣を半分切ってしまったから気に入らなかったのでしょうか。
 それとも、蜜を食い尽くして死んでしまったのか。真相はわかりません。

 といいうことで、我が家の蜂は一群れだけになってしまいました。

 
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