あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

つぎつぎと野イチゴ

2011-06-29 00:54:32 | 植物
 ナワシロイチゴの実が赤くなりました。



 ちょうど田植えのための苗代が作られる頃実がなるのでナワシロイチゴというのだそうです。今は田植えの時期も農家によってバラバラですが、昔は今頃が田植えの時期だったのでしょうね。

 ナワシロイチゴはわたしにはなじみ深い野イチゴです。 田んぼだらけの平地でそだったわたしには、食べられる野イチゴと言えばこのナワシロイチゴでした。でも、嫁いできたうちの近所にはこのいちごはめったに見られません。唯一、ここだけがナワシロイチゴが見られる場所です。
  
 花はこんなの。



 どれがつぼみでどれが開いたのかわかりにくいです。 多分、たくさんのおしべが見えているのが、開いたものでしょうね。 これがたくさん咲いているところは、お星さまが舞い降りたようでとてもかわいいです。
 ちょっと残念なことに、見かけのかわいさに似合わずすっぱいのです。でも、川の土手などで遊んでいて、ガラス球のように赤くピカピカ光った実を見つけると大喜びでつまんだものです。
 
 ナワシロイチゴより少し早く実がなるのが、クサイチゴ。



 これは実家のほうではほとんど見られなくて、山際にあったように思います。母に連れられて祖父の山へ行ったとき、偶然に見かけるだけでした。
 これはとても甘くておいしいので、これを見つけたときはとても幸せな気分でした。 中が空洞になっており、アリが入り込んでいたりしました。

 うちのほうではこのクサイチゴのほうがたくさんあります。 というより、少し荒れたところならどこにでも見られます。 土地が乾燥した果樹園地帯だからでしょうか。

 今年は梅雨入りが早く、雨のさなかにこのクサイチゴが赤くなりました。 一つ二つつまんで食べてみましたが、いつものおいしさはなく、水っぽかったです。
 このころご近所の木イチゴもオレンジ色になりましたが、ほんの2,3粒しかなっていませんでしたね。

 さらに季節をさかのぼって4月、わがやの庭に 



 ヘビイチゴがわんさか実をつけました。



 4年ほど前、ワイルドストロベリーだというので植えましたら、なんとヘビイチゴだったのです。 葉っぱはよく似ているのですが、ヘビイチゴの花は黄色です。 
 これはふつう雑草扱いなんですけど、けっこうかわいいので我が家では堂々と市民権を得ています。

 ヘビイチゴという名前から、なんとなく毒がありそうで、さすがのわたしも食べたことはなかったのですが、実は毒はなし。
 昔、野外活動で子どもたちがヘビイチゴを食べたと知った時、一瞬あわてましたが、特におなかが痛くなることもなく無事でした。 食べた子どもたちによると、「味はない」そうです。

 遅れて実をつけるのが、
 
 わがやのブラックべりー



 その名の通り黒に近い紫色の実がなります。 見かけはとってもワイルド。 でも花の姿は愛らしいです。



 2,3年前、クサイチゴで作ったジャムをいただいたことがあります。いばらの中に手を突っ込んで、ひっかき傷だらけになりながら採った実を煮て、丁寧に種を取り除いた、貴重なジャムでした。
 でも、そんなことをして楽しむのもわたしたちの年代が最後ではないのかしら。娘のぶじこは、クサイチゴが食べられるのは知っていましたが、ナワシロイチゴが食べられることは知らなかったのです(教えてなかった
 

   


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実がなった

2011-06-26 08:28:13 | 植物
 トマトジャングル



 これ以上ジャングルにしないために、このところ毎日のように脇芽を摘んで、枝を紐に誘引しています。

 少々

 なぜなら、勝手に苗を注文して、わたしに植えさせて、ちっとも世話をしない人がいるからです。トマトだけならまだよかった。 もうハウスの中は満員状態だというのに、メロンまで・・・・
 仕方なくがれきだらけの場所を耕して(機械ではなく鍬でですよ)少々堆肥を混ぜ込んで植えておきました。 メロンのお世話のしかたなど、全くわかりませんからね。

 まったくほったらかしだったのに、トマトにもメロンにも実がなりました!
 実をつければそれはそれでかわいいもので、毎日見に行っています。 いまではミニトマトが大豊作。



 


 裏から見てもかわいいでしょ。ぶどうのように房になって実をつけます。
 ハウスの中で雨にあたらずに育ったトマトは味が濃厚で甘いです。一人でぱくぱく食べています。

 さて、メロンのほうはー
 さすがにトマトほど元気良くは育ちませんでした。 そりゃそうでしょ。素人に簡単に育てられるなら、あんなに高くはないですよね。それでも



 実がなりました

 メロンの花



 まだ小さいメロンの実



 でも残念ながら早くも茎が枯れ始めました。今こちらのほうではアムスメロンが収穫期を迎えてますので、順当な経過かもしれないです。あまり暑いのはよくないのかもしれません。

 で、茎が枯れてしまった実を収穫しました。



 年齢でいうと、左側の一番小さいのが一番年上で、右へ行くほど若い実です。 網目の付き方が違うでしょ?

 右側のはまだまだ大きくなるはずなのに茎が枯れてしまった残念な実です。 これくらいだと漬物にできるんですよ。 メロンの粕漬けはとってもおいしいです。 漬物用にわざわざ若い摘果した実を買ってくるくらいですから。でもたった一つではねえ。

 でも、これが摘果メロンと同じ大きさだとすると?



 いただきものの立派なメロンを並べてみました。

 ちっちゃ!
 まだつるが元気でなんとか育ちそうなメロンが3,4個ありますから、それに期待することにしましょう。
 念のため、一番小さいのを食べてみましたら、昔のまくわ瓜くらいの甘みがありました。

 ハウスの中にはもう一つ

 

 マンゴーです。 わたしが適当に花をなでてやったのがよかったのか、マッチ棒の頭位の実をいっぱいつけました。 でも、いつの間にか落ちてしまい、枝の先端に1個だけ残りました。 こんなのがほかにも3個あったのですが、それも残念ながら落ちてしまい、これが最後に残った実です。
 でも、これも危ない。 すでに黄色くなりかけています。
 接ぎ木苗を植えてまだ2年目ですから、ちょっと無理があったかもしれません。

 来年は期待してるからね~
 
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芽が出た

2011-06-23 09:01:21 | 植物
 芽が出た!

 去年の秋手に入れたポポーの種を蒔いていたのですが、何か月たっても芽が出ないので半ばあきらめていたところ



 種から細い茎が伸びて、



 葉っぱが出ました。

 毎日水を切らさないようにしていても一向にでようとしなかったものが、梅雨に入って、少し雨が降り続いただけで・・・

 現在10個の種が、芽が出るか、出ようとしています。

 10本も生えたらこれはこれで困るんだけど。

 それからこの変な種は



 マンゴーです。 種の右端から芽が出ようとしているところ。 
 マンゴーは意外と簡単に芽が出るのでおもしろくてついつい土に埋めてしまいます。 種の固い殻をむき、半分土に埋める形で置いておくと、1週間もたたないうちにこんなになりました。
 我が家にはすでに種まきから4年たつ木がすくすくと伸びています。 実がなるにはまだ2,3年かかるそうです。 気の長い話です。

 簡単に芽が出ると言えば



 あけび。 去年の秋スーパーで買ってきて、実をいただいたあと蒔いておきました。アケビの種の周りには、発芽を抑える物質があるとかで、蒔くときは種を丁寧に洗ってから蒔きました。 そうしたら12,3本も芽が出て、こんなに葉っぱが茂ったのです。その時の写真も撮っていたのですが、行方不明。

 ほんのちょっと晴れ間がのぞいたときに、このアケビを2,3本ずつ鉢に定植してやりました。
 で、庭に作っている腐葉土を入れようとしたとき発見!

 

 これはね、マテバシイの芽なんです。公園でたくさん拾ってきて一度は鉢に蒔いたものの一向に芽が出ないので落ち葉と一緒に捨ててしまいました。 それが今頃・・・・・
 種を蒔いたのはたしかおと年の秋だったと思うけど(すでに記憶があいまい)ずいぶん長い間土の中でがまんして、やっとでてきたという感じ。

 最初に見つけたときはうれしくて、大事に鉢に植えてやりました。



 うちはこれ1本でいいの。 こんなに次々と芽が出たら、これも困ってしまう・・・ 

 そして、これはあまり歓迎しないのだけど、やはり腐葉土の中から勝手に芽を出していました。



 せんだんの木。 これは放っておくとあっという間に大きくなってっしまいます。大木です。 おまけにどこにでも生えてきます。 多分鳥たちの落としものだと思いますけど。

 こうしてみると、うっとうしい雨も、植物にとっては新しい命を育てる大切な水。
 ただ、畑も庭も草ぼうぼうです。

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じいちゃんのお出かけバッグ

2011-06-20 08:42:51 | レザークラフト
 じいちゃんのお出かけバッグー


 いえいえ、特別な日のお出かけではなくて、日々のデイサービスに、着替えやら書類やらお気に入りの本やらを持っていくバッグです。今使っているのが、薄汚れてとても見苦しいので、新しいのがほしいと、本人ではなく母からのリクエスト。

 もうすぐ父の日だから作りましょと、簡単に引き受けたのはいいのですが・・・・
ちょっと無計画すぎた
 出来上がってみたら、なんとまあバランスの悪いこと。



 そもそものまちがいは、このポケットかなあ。



 最近あまりしてなかったアメリカンクラフト。 
 もともとメンズバッグにしようと思って作っていたのですが、革に傷があって染めが斑になってしまったので、模様の部分だけを切り取ってポケットにしました。

 はじめにポケットありきで、型紙もとらずに作ろうとしたものだからー
 布が足りない! 
 ポケットの色に合わせてグリーンのキャンバス地を買ったのはいいのですが、あまりにも適当に買ってしまいました。

 おまけに手紐用に14,5センチも切り取ったら、横幅がなくなってしまった
 けっこう物を入れるので、まちを広くとりたかったんだけどなあ。

 その手紐は、結局予定を変更して、既成の手紐を使ったし・・・ (切らなきゃよかった)

 ただ、それではあまりにも安易なので、手持ちの革を巻いておきました。



 さて、問題は内袋です。

 バッグにはお風呂用のせっけんとか、濡れたタオルなども入れるので(もちろんそのまま入れるわけではなく、ビニールの防水袋に入れますが)少々湿ってもよいように、念のためにビニールコーティングした布を使いたいと思いました。

 田舎の手芸店では、これがまた種類が少なくて、



 若草色のチェックは、ポケットの重厚な模様には似合わないと、娘の辛口チェックが入ったけれど、しかたがないのよ。ほかになかったんだから。

 これで、A4サイズのファイルが入るポケットを作りました。施設からいただく書類も整理して入れることができます。



 出し入れしやすいように、ファスナーはつけないでおきました。
 新しいバッグに変えたら、自分のバッグであることを忘れるかもしれません。 父はローマ字を読むので、アルファベットの刻印で名前を打ち込んで、バッグの隅に張り付けました。 



じいちゃん、ローマ字忘れないでね。

 と、まあ、なにもかも父専用の特別仕様のバッグです。なので、ちょっと見かけのバランスが悪いのは許してね。

 土曜日、せっかく実家に行ったのに、持っていくのを忘れました。
 母に言わせると、ぼけてもおしゃれな父は、気に入らないと持たないとか。 さて、これを見て気に入ってくれるでしょうか。 持ってくれないと困るよ~。 じいちゃん仕様なんだからね。 

 
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マダムと呼ばれたい

2011-06-17 07:13:59 | 植物
  あわわゎ・・・  うっかりと書きかけの記事を投稿してしまいました。オハズカシイ。 おかげで朝早くから書き直す羽目に

 クレマチス




え? これもクレマチス? って言われます。 葉っぱが紅葉葉でクレマチスのように見えないけれど、小さな白い花がやっぱりクレマチス。 足元に(勝手に)咲いているオキザリスのほうが目立っていますが、よくお世話をしてやるとびっしり花をつけ(るらしい)ます。
 かわいくて清楚な感じです。

 反対にとても華やかなのがこちら



 あれれ? うちにはうすむらさきのごくごく一般的な形のクレマチスがあったはずだけど・・・
 それは大きくなった柏葉アジサイの陰でほそぼそと生きていましたが、花をつけませんでした。 少し日当たりのよい場所に移してやりました。

 マダムジュリアなんとか


 
 鉢植えのままおいていたら、鉢底から地面に根を下ろし、垂れ下がった雲南黄梅に絡みつくように咲きました。



 たまたま花弁が5枚のものが写っていますが、普通は4枚です。暗紫色の魅力的な色に、すっきりとした4枚花弁の優美な花。 この花が名前をもらったマダムジュリアという人はどんな人なのかしら。
きっと素敵な女性だったのでしょうね。

 マダムという呼び方には洗練された大人の女性のイメージがあります。

 カンボジアを旅行した時、お土産物を売る子どもたちは、私たちに「おねえさん」と呼びかけてきました。そしてスカーフなんぞを差し出して
「おねえさん、かわいい。これ、結婚前の人に向いてる」とお世辞を言うのです。 経験上それが効果的だとわかっているのか、親兄弟から教えられたのか、お世辞を言っているという自覚のないまま言っているのかもしれませんが。
 多分、多くの日本人女性が、若く見られてかわいいと言われて喜んだのでしょうね。 まあ、そういわれて悪い気はしないけど。
 ただ、彼女たちは、欧米人の女性には「マダム」と呼びかけるのです。
 ああ、わたしも「マダム」と呼ばれたい。 だって「マダム」には知的で優美な大人の女性の響きがあるじゃないですか。 娘たちには、「見かけも中身もマダムとはちがうくせに」って言われそうですが、同じお世辞ならねえ、お姉さんではなくてマダムがいい。
 
 ところが、トルコ旅行では、現地の人たちはみんな「マダム」って呼んでくれたんですよ。う~ん、やっぱりいい感じ。 花とは程遠いおばさんでもね。
 
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人形供養

2011-06-15 09:00:42 | くらし
 思い切って古い人形を手放すことにしました。
 ネットで調べて、松山市の成願寺で人形供養をしてくれることを知り、6月10日に行ってきました。

 成願寺は伊予13仏参りで行ったことがあります。にもかかわらずちょっと迷ったけど、近くの人が丁寧に道を教えてくれてわりとスムーズにお寺につきました。

 ところが!

 あてにしていた駐車場は護摩を焚くために停めることができず。 みなさん参道の端っこに停めていましたのでわたしもそれに倣うことにして・・・・

 山門近くで受け付けを済ませ、本堂を見てみたら



 いやあ、すごい数のお人形さんでした。

 本堂だけでなく大師堂も
 鐘突き堂も



 初めて人形供養に来た私は、好奇心に駆られて(いえ、大事な人形を供養するために)最後まで残ることにしました。

 早めに来たので1時間20分ばかり境内で待ちました。 そのあいだにも段ボールや紙袋を何個も持った人が次々とやってきて、そのうち人形店からトラックいっぱい積んでやってきて・・・・

 ほとんどの人は係りの人に手渡すとすぐ帰って行きましたが、中にはこんな人も



 段ボール箱の上に毛氈を敷き、丁寧に飾ってあげています。
 
 わたしのお人形はどこに? 受付で係りの人が持って行ってくれたので、人任せにしていました。 自分の手で置けばよかったなあ。 何度も人形の間を行き来して探しましたが、見つかりません。 3回目くらい境内を回ったところでやっとひと箱見つけました。



 結婚のお祝いや旅行のお土産にもらった日本人形。 明るい空の下で楽しそうに踊っているように見えました。しかし、わたしが娘たちのために作った人形はついに見つかりませんでした。
 ああ、出かける前に大急ぎで撮った写真があまり良くなかったので、もう一度明るいところで撮りたかったです。



 やがてご詠歌の奉詠が始まり、中へ入って写真をどうぞと言ってくれました。ここはどこでも写真OKのようでした。 立派なカメラを持った人もたくさん来ていました。 本堂内に入るのは遠慮していたのですが、

 一緒に供養してあげてくださいと案内があったので、思い切って本堂に入ることにしました。

 その中は


 
 ここも人形だらけ!

 参列者はあまり多くなく… 境内にいた人たちはただ写真撮影が目当てだったのでしょう。
 わたしはちょっぴり後悔しました。 なぜなら新聞社とテレビ局のカメラマンが克明に供養の模様を写しだしたからです。

 やばい こんなに人が少なくてはテレビに映ってしまう。 わたしは撮られるより撮るほうがいい。

 やがてお坊さんが7人も入ってきて、人のお葬式と同じような儀式がはじまりました。いえ、人間以上に立派な飾りつけと丁寧なお経でした。 足のしびれに耐えながら興味深く神妙に座っておりました。

 外のお人形に対しても供養が終わると、この寺の住職らしき人から、護摩壇で燃やしますのでお人形を抱いて行ってあげてくださいと言われました。
 
 わたしは近くにあった人形の中から、迷わずこの子を連れだしました。



 子どもの頃あこがれていたフランス人形。 
 わたしは親から人形を買ってもらったことがありません。当時ミルクのみ人形がはやっていてほしくてたまらなかったけれど、それも買ってもらえませんでした。
 叔母のうちに遊びに行ったとき、いとことおそろいで小さなミルクのみ人形を買ってくれたのがうれしくて、中学生になるころまで大事にしていました。
 そんなでしたから、高価なフランス人形など、買ってと口に出すことさえできなかったのです。
 
 まるで自分の人形かのように抱いて山門を出ようとしたら・・・・

 カメラ、カメラ、カメラ・・・・カメラの大筒が狙っていました。 

 ああ~ 完全にミイラ取りがミイラになってしまった。 

 幸い、お人形が、顔が隠れるほど大きかったので、わたしは写ってないとは思うけど。

 そして駐車場で5台の太鼓が響く中



 護摩壇に火がつけられました。



 報道カメラマンが火のつく瞬間を待っています。
 その他のカメラマンも、ベストショットを狙って思い思いの場所に陣取っています。そこへ割り込んだりする人も現れてー
 いい写真を撮るって大変ですね。


 もくもくと煙が上がり



 赤い炎も見えてきました。



 次々と人形を火に投げ入れます。

 空を飛ぶキューピー



 わたしの投げ入れたフランス人形はさかさまになって、スカートを朝顔のように広げて火の中に落ちていきました。 自分のお人形だったら、投げられなかったかもしれません。

 こうして1時間ほどで人形供養は終わりました。 残ったお人形さんはどうするのかしら? 約2万体あるそうだけど?

 単なる気休めかもしれませんが、長い間うちを飾ってくれたお人形たち、ごみとして出すには忍びなかったけれど、立派な供養をしてもらってよかったと思いました。 

 



  
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田園風景

2011-06-10 22:41:44 | くらし
 きゃあ~
 気がつけば、6月も中旬を迎えようとしています。 撮りためた写真がどんどん古くなっていきます。お許しを。

 10日ほど前の水田地帯。二毛作の麦がまだ残っていました。



 例年なら5月のからっとした日に刈り取ってしまうはずの麦ですが、10日も早い梅雨入りのため、湿って刈ることができなかったのでしょう。麦秋と呼ばれる時期の麦畑は黄金色に輝いて美しいものですが、残念ながら取り入れが遅すぎた麦は黒くなりかけていました。

 この日は良いお天気。


 でも、1日晴れたくらいでは、雨に濡れた麦は乾かないでしょうねぇ。
 
 近くの山の緑がとてもきれいでした。



 

 麦の傍らで、すでに田植えを終えた田んぼや



 稲を植えるばかりにスタンバイしている田んぼ



 この田ぼのあぜは、昔ながらの泥を塗り固めて作ったあぜでした。子供の頃、このあぜに母が鍬でちょんちょんと穴をあけていき、わたしはその穴に大豆の種を2,3粒ずつ落としていったものでした。大豆と小豆と交互にまくときもありました。こうして一つの田から稲と大豆と小豆と3種類の穀物を収穫したものです。
 でも、これは今ではとてもめずらしいです。ほとんどの田はコンクリートで固めているか、あぜシートと呼ばれる防水のシートで囲ってあります。

 昔と違うと言えばー
 田植えがまだ機械化されてなかったころは、田植えは近所同士の共同作業でした。川上のほうにある田んぼから順番に水を入れて田植えをし、終わればあまった水を下の田に落として、だんだんと川下の田んぼへと田植えがすすんでいったものです。ですから農作業も横並び。よそと違ったことはできなかったと思います。
 でも、今は、早いところでは4月に田植えを終えて、8月には収穫をします。 かと思えば、6月になっても麦が残っているところもあり、麦ではなく玉ねぎなどの野菜を植えるところもありで、農家は自分の考えで作物を作るようになりました。
 それが可能になった理由の一つと思われるのが、ダムから送られてくる水です。

 水かさが増し、岸辺の草にまで届いています。

 
 この、大きな水路の水の勢いは強く、お年寄りや子供なら足元をすくって簡単に流してしまうほどです。

 水路の段差では、水は滝のように流れ落ちます。



 そして田んぼのいたるところに張り巡らされた小さな水路にまで満々と流れていきます。


 
 この豊かな水のおかげで、いつでも自由に田植えができるのです。

 そうはいっても、やはり田植えのピークは6月初旬の今頃のようです。水を張った田が多くなってきました。 そしてわたしは、この豊かな水が見られるこの時期の田園風景が一番好きです。

 



 
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5月の庭から 花木編

2011-06-09 00:01:54 | 植物
 我が家の花木たち、今年は5月に集中して咲いたような気がします。

 こでまり。これって花の盛りは4月もかなり早い時期ではなかったかしら。毎年5月にはっと気が付いた時には、花も終わりかけて、きれいな花を探すのに苦労していた気がします。



 それが今年は、5月はじめにまだまだきれいだったのです。


 八重咲きのこでまりはそれよりやや遅いので、もっときれい。



 この花を見るとふわふわの生クリームを連想します。



 5月中旬ころから咲き始めたさらさうつぎ。花の裏にピンクの筋が入っています。とても華やかですが、わたしはどちらかというと野山に咲いているまっしろなうつぎが好き。



 その純白のうつぎをうんと小さくした、姫うつぎもあるのですが、これは4月終わりには散ってしまいました。 あまりにも早い・・・・ うつぎって6月の花じゃなかったっけ。

 そしてにおいばんまつり。 こちらは、例年は6月初めだと思うのだけれど、早々と咲きました。

 

 においばんまつりって、つぼみが一番濃い紫で、花が古くなると白くなってくるんですね。同じ木に赤と白が咲いたりする桃や椿とはちがい、単純な色変わりでした。そういえば昔、生け花の師匠が、紫の花は婚礼の席には活けないようにと教えてくれました。紫は色変わりしやすく、それが心変わりに通じるからですって。
 においばんまつりを見ていると、それが納得できます。 

 このように、今年我が家の庭には、4月、5月、6月の花がいっしょくたに咲いたのです。なんかおかしい。
 あっという間に花の季節が終わってしまいました。

 
 そうそう、私の大好きなビバーナム・スノーボールがピンチです。花が咲くどころか、新芽が一つしか出ていません。 今まで剪定などしたことがなかったのに、新しい植木屋さんがバッサリ切ってしまって、強剪定に耐えられなかったのか、冬が寒すぎたのか・・・ たった一つの新芽が無事に伸びてくることを祈るしかありません。

 こうしてみると、我が家には圧倒的に白の花が多い。いえ、皐月やつつじなど、赤やピンクの花が咲く木もあるのですが、どうもそちらのほうには目がいかなくて・・・・ 私の好みですね
 
 でも、白や紫の写真ばかりではさびしいので、数少ない赤い花を最後に。

 

 先日、りんごさんのブログで名前を知りました。 「ぎょりゅうばい」だそうです。 最近、新しい植物の名前を覚えにくくて・・・来年まで、しっかり名前を覚えておかなくては。
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5月の庭から 草花編

2011-06-05 13:29:24 | 植物
 早6月ですね。 1年の半分が過ぎることになります。
 4月、5月、1年中で一番花の美しい季節に忙しくて、何もかもさぼりがちでした。ブログもそろそろまじめに更新するかなあ。
 とりあえず写真だけは撮っていたので、我が家に咲いた花々を一挙(大)公開。

 花は次々と咲きましたが、タイミングを逃したり、うまく撮れてなかったりして、お見せできるのはほんの一部になってしまいました。

 芍薬



 今年の新人さん。カリホルニアライラック。



 ライラックというけれど、木ではなさそうです。 鉢植えだったのをプランターに植え替えたら、2度目の花が咲きました。 
 
 アルペンブルー。 星桔梗とも言いますね。 その名の通り星形の花が無数に咲きます。よく見ると、ムラサキカタバミの葉がちらほら



 びっしり生えているので今年は株分けをしてやらなければなりません。すでにプランター4個あるので、来年は8個から10個になるでしょう。 並べたらきっときれいだろうなあ。楽しみ。


 ダイアンサス。 ピンクの濃淡がとても鮮やか。 実はこの後ほかの色も咲いてとても華やかになっています。



 カーネーションをいろいろ植えてみたのですが、なかなか元気に育ってくれません。 それに比べると、こちらは丈夫で色数も多く、華やかで愛らしい。重宝します。

 そうそう忘れてた。
 斑入りの紫蘭です。



 アップにするとよくわかるのですが、(残念ながらちょっと時期が遅れたため、アップには耐えられません)色は白ではなくて、中心部が淡いピンクになっています。とても上品でたおやか。わたしのお気に入りです。

 まだまだ花はあるけれど、とりあえずこれだけ。 どうもパソコンの調子が悪くアップロードがうまくいきません。
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